孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

TVドラマみたいな修羅場

2022-01-20 18:20:26 | 生後8ヶ月から

17日(月)のこども病院のあと、一日おいて19日(水)に娘を定例訪問しました。

(夫は用事があったので、わたしひとりで行きました。)

 

こども病院でのことにはあまり触れないようにして過ごしていると...。

娘のスマホに着信があって「あ、はい...、ああ...忘れてました...」などと言っています。

またしてもイヤな予感。

聞いてみると「きのう、ろう学校乳児教室があったのに忘れてた」とのこと。

 

ここで逆上してしまったわたしです。

「んもう、いったい何やってんのよ!!!」

「なんでそんな大事なこと忘れんのよ!!!」

そして、こども病院のことも持ち出してアレコレ大声で責め立てたあげく、とどめの決めゼリフ。

「あんたなんかにマメを育てられやしない! 今日お母さんがつれて帰る!」

 

すると、怒りで青くなった娘が「うるさい!!」と叫びながら近づいてきて、わたしを蹴ったのです。

「およよ?」 まさかの暴力にびっくりしたけれど、こちらも興奮しきっていて口が止まりません。

さらにわたしががなり立て、さらに娘が2~3回蹴ってきて、ようやく試合終了のはこびとなりました。

このさわぎで、お昼寝していたマメちゃんが起きてしまったからです。

 

ふだんのわたしだったら、娘とのこんな大衝突のあと、かんしゃく混じりにさっさと帰ってしまったはず。

でも帰れません。マメちゃんを置いては帰れません。こんな母親にはまかせておけません。

 

すぐにマメちゃんに離乳食を食べさせ(何でもパクパクと食べるお利口さんです)、つぎに散歩に連れ出します。

ベビーカーで近くの公園まで行き、道路に面したベンチにすわって、車の通行や下校する小学生を見ます。

小一時間で家にもどり、娘とは目を合わせないようにしてマメちゃんと遊びます。

 

娘は鼻をすすり始めますが、わたしは無視しています。

4時になって「マメちゃん、ばあば帰るね」と言って、マメちゃんにだけバイバイして帰ってきました。

駐車場に行くと、娘がマメちゃんを抱っこしてベランダに出ているのが見えます。

いつもなら、娘に向かってここで大きく手を振るところですが、さっさと車に乗り込んで発進させます。

 

情けないやらみじめやら。

泣きたい気持ちで帰ってきました。

 

 

 


不手際第二弾

2022-01-20 18:20:26 | 生後8ヶ月から

こども病院で受付をしたのが1時半。

書類不備で、スゴスゴと引き上げて会計手続きをしたのが3時半。

後半の1時間、マメちゃんはしきりにぐずって泣きます。

 

あやしても、抱っこしても、抱っこで歩きまわっても、機嫌は直りません。

眠いのかな? いやそうではなさそうです。

おなかがすいてるのかな? うんきっとそうね、この必死の泣き方は空腹よね。

 

「ミルク飲ませれば?」

娘夫婦は顔を見合わせて「うーん」などと言っています。

最後の会計ロビーで、マメちゃんの泣き方は激しさを増していきます。

 

「もしかして、もしかして、ミルク忘れたの?」

照れ笑いする娘。

もー何やってんの!!

 

今回は責任者が娘だとわかるので、遠慮なくガミガミと叱りとばします。

叱られて、マメちゃんを抱っこしたままプイッと離れていく娘。

「あんなに強く言ったら...(ダメですよ or かわいそう)」と、心配そうに娘を追う婿さん。

情けなくて脱力しました。

 

売店でヨーグルトを買ってきました。

大きな口をあいてモリモリ食べるマメちゃん。

 

こんな両親に育てられるマメちゃんのゆくすえが不安でふびんで...。

帰りの車中、どうにも心の動揺がおさまりませんでした。

 

 


こども病院での不手際

2022-01-20 17:56:06 | 生後8ヶ月から

今週は、17日(月)から今日まで、激動の4日間でした。

連続記事でお伝えします。

 

17日(月)は、こども病院耳鼻科受診の日。

いよいよ、レンタル補聴器からマイ補聴器に切り替わる日です。

娘夫婦とわたしたち祖父母。 いつものように、大ギャラリーでの受診です。

 

聴力検査が終わり(COR検査:裸耳60デシベル、補聴器40デシベル)、つぎに補聴器室に呼ばれました。

いつもはニコやかな補聴器担当の女性、「市役所からの書類が添付されていませんが...」と固い表情。

何かまずい状況なんだなと、イヤな予感がしました。

けっきょく、補聴器補助金申請の手続きをしていないので、今日はマイ補聴器をもらえないことが判明。

「申請書類を自宅にお送りしたと思うんですけど」と言われて、バッグをかきまわす婿さん。

「ありました、これですか?」

 

んもう、何やってんだい!!

娘が頼りないのはわかるけど、あんたまでそんな調子なの?

しっかりしてよ!

 

怒鳴りつけたい気持ちを必死でおさえて、「困ったね」などとつぶやくわたし。

 

かなり苛立たしい状況ではあるけれど、手続きがすむまでのその間、レンタル補聴器はいままで通り手元にあるわけだから、まあいいか。

そう考えて、何とか気持ちを落ちつかせてみたものの...。

そのあと、娘夫婦の不手際第二弾が発覚して...。

 

 


小耳症名医の急逝

2022-01-11 21:27:38 | 生後8ヶ月から

その重大情報は「こみこみライン」の管理人さんから届きました。

永田小耳症クリニックの永田医師が急逝された、とのこと。

 

えっ!!

 

ショックでした。

マメちゃんのことはそれほどでもなかったです。(まだ10年も先の話だし。)

そうでなく、直近に永田医師の手術をひかえていたかもしれない小耳症小学生とその家族のことが...。

手術の日程が決まって、心の準備とかもしていただろうに...。

 

だいたい、安心して頼れる医療機関がふたつしかないって、どういうこと?

せめて5~6施設くらいないと、10年後のマメちゃんだって不安だし。

 

何だかドキドキしてしまったことでした。

 

 


小耳症手術の最高峰

2022-01-11 20:44:23 | 生後8ヶ月から

娘が出産したのは地元で有数の大病院(大学病院)で、いま思うとそれはとてもありがたいことでした。

マメちゃんの小耳症に関して、すべての検査と説明をきちんと行き届いたかたちでおこなってくれたのです。

(紹介状をもって別の病院を受診したりする必要は、まったくありませんでした。)

 

耳鼻科の聴力検査もそうですが、形成外科医からの説明もていねいでした。

☆耳介の形成手術は10歳ころになること

☆肋軟骨をつかう手術であること

☆1回1ヶ月ずつ2回の手術入院が必要であること

などをわかりやすく説明してくれた上で、ふたつの病院を紹介してくれました。

 

埼玉県の<永田小耳症クリニック>と北海道の<札幌医科大学病院>です。

「ほかにもあることはありますが、とにかくいまは、この2病院が小耳症手術の最高峰です」

 

しっかりとノートにメモしながら、

「北海道は遠すぎてありえないわね、埼玉県のほうにしよう」と内心思ったわたしです。

形成外科医から「1歳ちかくなったら、いちど受診した方がいいですよ」と言われていたので、年が明けて「さあそろそろ(永田クリニックに行ってみよう)かな」と思った矢先でした。

ショックな情報が届いたのです!(続きます)