孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

緊急事態!

2024-05-10 07:39:36 | 3歳から

連休が明けるとともに、娘のしつこったらしい風邪は完全に治りました。

5割増しになっていた娘の「トロさ」が通常値に戻り、わたしのイライラも収まりました。

 

いよいよ新たなタスク(幼稚園探し)に乗り出そうと思っていた矢先、緊急事態発生!

 

補聴器です。

 

ここひと月ほど(つまり引っ越してから)、

しきりに「うるさいうるさい」と口にするマメです。

トイレの流す音がうるさい。

車で聞く音楽がうるさい。

開けた窓から入る車の通行音がうるさい。

などなど。

 

以前はこんなことはほとんどなく、唯一、スタバで時々コーヒーマシーンから出る(?)ガガガーみたいな音に耳をふさいでいたくらいです。

 

3月にイヤモールドの作り変えで担当STさんに会ったとき、

「補聴器の設定をもう少し上げられないか」

「騒音が気になってマメちゃんが嫌がると思う」

という会話を交わしたことを思い出しました。

 

もしかして、あのときSTさんが設定を少し上げてくれたのかも。

 

確認のためSTさんに電話すると、ノーとの回答。

 

それじゃあこの「うるさいうるさい」は何なの?

気になっていた矢先のおとといのことです。

家で遊んでいる最中に、とつぜんパッと補聴器を取ってしまうマメ。

「ん??」

 

「どうしたの」と訊いても

「お耳さんつけないとよく聞こえないよ」と促しても

頑として拒否です。

でも、何となく不安そうで、ゴロゴロ床に寝ころがっています。

「本を読んで」と言うので、耳元で大きな声で読みました。

 

けっきょく補聴器をつけないまま2時間近く過ごしました。

おつかいなどに出かけている間に気分が変わったらしく、帰宅後はまたすんなり補聴器をつけました。

いつもの快活な笑顔も戻ってきました。

 

でも、内心すっかりビビってしまったわたしです。

補聴器を自分で取るなんて。

補聴器を嫌がるなんて。

今さら、あってはならないこと。

いったい、マメの「聞こえ」に何が起こっているの?

 

不安で不安で、

おなかの中で蝶々が跳ね回っているようです。

 

こういうとき、不安の中でじっとしていることのできないわたしです。

すぐに行動にうつりました。

(次記事につづきます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ありがたい冷却期間

2024-05-04 20:14:11 | 3歳から

風邪が長引いて(じつに10日以上)、トロさが5割増しになった娘。

そんな娘にイライラが抑えられず、爆発寸前になったわたし。

 

<いつまで咳してんだよ、うるさいんだよ>

<のど飴やうがいなど、少しは工夫しろよ>

<そのゾンビみたいな顔、うざいんだよ>

<体調不良にあぐらをかいて、マメの世話を手抜きしてんじゃねーぞ>

などなど、悪口雑言が胸の中にうずまきます。

 

でも、あーうれしや。

2日(木)〜6日(月)の5日間、娘訪問はお休みです。

これをありがたい冷却期間として、気持ちをリセットしなくては。

 

思えば、4月の平日20日間のうち、娘に会わなかったのは2日間だけ。

(こちらから訪問したり、娘とマメが泊まりに来たり。)

やりすぎですよね。

無理しちゃったんですよね。

 

連休後半のいま、娘一家は婿さんの実家を訪問中です。

娘からのラインによると、マメは向こうのばあばによくなついて遊んでいるとか。

良かった!

向こうのばあばの大きな引き伸ばし写真を、部屋に貼っておいたかいがありました。

「これはパパのお母さんだよ」と、しっかり教えながら。

 

向こうのばあばはまだ若く、やっと60歳になったところです。

とても公正で聡明なひとです。

わたしが死んだあと、このひとに、マメの結婚・出産などを見届けてもらいたいのです。

(娘だけでは頼りない。)

 

わたしは、どんなに頑張っても、マメが20歳になる頃までしか見てあげられないので...。

 

 

 

 

 


ばあば、ママとお話しないで

2024-05-04 12:51:41 | 3歳から

このごろ、娘と何か話そうとすると

「ばあば、ママとお話しないで」

とマメが言ってきます。

 

<あそんでほしい>からではありません。

<ばあばとママのけんかを見たくない>からです。

 

10日ほどまえ、娘がひどい風邪を引きました。

はげしい咳が何日もつづきました。

顔色が悪く、つねにだるそうな様子です。

もちろん「実家への療養避難」もありましたが、なかなか快復しません。

 

長引く不調の中で、娘のトロさとノロさが、いつもの5割増になりました。

 

わたし:「マメの補聴器ちょっと変だよ、見てあげて」

娘:「う〜ん...」

わたし:「早く早く」

娘:「う〜ん...」

生返事だけして動こうとしません。

わたし:「早くって言ってるんだよ」

わたしの声がだんだん尖ってきます。

 

または、マメの夏物の服がほんの少ししか見当たりません。

夏日が連続しているのにこれでは困ります。

たぶん、まだ荷ほどきしていないダンボールに入っているのでしょう。

さがすよう促しても、「う〜ん...」と言って動きません。

わたしの声がだんだん...以下同文。

 

言い合いがはげしさを増すと、マメが泣き出します。

急いでマメを外に連れ出すわたし。

 

手をつないで歩きながら

「マメちゃんゴメンね、ばあばとママがけんかして嫌だったね」

「うん、マメちゃんやだった」

「かなしかったね」

「うん、マメちゃんかなしかった」

 

苦しいです。

娘のトロさは、以前は庇護の対象だったのに、今は...。

とにかくイライラします。

がまんできないほどに。

 

だって、娘のトロさでいちばん被害をこうむるのはマメだから。

わたしのたいせつなマメ。

娘という「障害物(!)」なしにマメと向き合いたい。

マメの身の回りの世話を、わたしペースできちんとやってあげたい。

 

こんな思いを、るる、夫にぶつけました。

驚きあきれた顔をしながらも、黙って聞いてくれる夫です。

 

 

 

 


難聴教室

2024-05-03 09:01:34 | 3歳から

難聴教室に連絡したところ

「前後の学年はもういっぱいですが、2歳児クラスは空きがあります」

と言われてホッとひと安心。

 

さっそく、マメと娘と3人で出かけました。

こういうときは、あらかじめ電話口で伝えておきます。

「娘は極度の口下手(一種のコミュ障)なので、祖母のわたしが渉外担当です」と。

 

マメに

「今日は新しい学校に行くよ」と言うと

一瞬「え?」と戸惑いながらも

すぐに「うん!」と元気な返事。

 

教室では、おだやかな女性施設長さんからていねいな説明がありました。

「いかがですか?」

「はい、よろしくお願いします!」

「あら、ほかを検討しなくていいんですか?」

「(驚いて)いえ、こちら一択ですから」

「(微笑んで)おやおや」

 

マメは、若い先生に濃厚に遊んでもらってうれしそう。

「たのしかった!」と顔を輝かせていました。

 

この難聴教室は、民間の「児童発達支援」施設です。

通うためには受給者証というものが必要です。

受給者証取得の手続きが煩雑で、時間もかかりそう。

その間(4月〜5月)はろう学校に通いつづけたいと伝えて、気持ちよく了解してもらいました。

 

ろう学校の広々とした施設(教室も校庭も)に比べると、すべてが手狭ですが、まあそれは仕方がありません。

娘宅から車で15分という近さが、ありがたいです。

 

手続きが全部終わって受給者証が手元に届くには、ひと月ちかくかかる。

その間、前倒しで少しずつ療育を始めましょう。

ということで、来週から毎週火曜日の午後、個人療育が始まります。

6月からは、グループ療育にも加えてもらえるそうです。

 

難聴教室、すべり出しは順調です。

 

 

 

 

 

 


ろう学校への未練

2024-05-03 07:57:24 | 3歳から

ろう学校幼児教室のことですが、

じつは、まだ通っています。

 

マメの難聴が、「軽いからダイジョブ」というようなレベルではないことに最近ようやく気づいたわたし。

普通幼稚園・普通小学校へのインテも、果たしてうまくいくかどうかわからない。

 

さあそうなると、いま通っているろう学校(この分野のトップエリート校)に未練が出てきました。

この学校で幼稚部から高校まで過ごせば、安心安全、かつ高いレベルの教育も保証されます。

何とかここにしがみつく方法はないものだろうか。

 

とりあえず向こう数年間は(つぎの転勤まで)、片道1時間半かけてでも通ったほうがいいんじゃない?

 

いやいや、何言ってんの?

今年は何とか通えたとしても(週2回)、来年幼稚部に進んだら毎日になる。

それはさすがにムリでしょ。

 

それに、わずか3歳で、マメの今後の教育方針(ずっとろう学校)を決めてしまっていいの?

やはり、インテを一度はためしてみたい。

案外うまくいくかもしれない。

うまくいかなかったら、そのときまた考えればいい。

 

などなど、思いは揺れます。

 

でも結局、娘とも話して

「今はいったんろう学校を離れるしかないね」と確認し合いました。

なので、難聴教室の手続きも進めています。

 

娘がこういった事情をろう学校で話したところ、

「難聴教室は手続きに時間がかかるから、軌道に乗るまではこちらに通ってきてかまいませんよ」

と言ってくれたそうで、ありがたく通わせてもらっています。

(いちおうのメドは今月いっぱい。)

 

新しい療育先である難聴教室については、次記事でお伝えしますね。