格差社会2

2006-09-24 12:32:38 | 私見アウフヘーベン
前回の記事にコメントがいただけました。久しぶりなので嬉しくて、タイトルをパート2にします。
反応がいただけることは嬉しい限りです。ありがとうございました。


年金問題やニート問題等で所得格差が大問題となっているというコメントでした。

本当ですよね、このまま日本はどこへ向かうのでしょうか。
格差の拡大は、犯罪の多発を誘引するでしょうし・・・
海外旅行で経験するように、外出するときに身の危険を感じながら、道を歩かなければならないのでしょうか。いやなイメージです。守らなければならないのは、安心して生活できる社会と言い換えることができるのでしょうね。

多くは、自立や犯罪防止など他の記事で述べてきていますので・・・
年金問題について・・・私見です。

・国民年金は、20歳から60歳までの40年間、月額13700円の金額想定。
・運用利回りは、2.5%の平均利回りで複利運用する(今はゼロに等しいが)
・60歳から80歳まで積立て金を取り崩す。
この前提で仮計算しました。

年金制度に一切加入しないで、自分で積み立てるイメージでも良いのですが、
13700円を40年間積み立て、2.5%複利で運用したとします。
40年後の金額は1130万円です。(2.5%に不満の人は他の数字で試してみてね)
これを、20年間、毎月6万円取崩して消費するには60歳のときに必要な元本は、1122万円。

この計算と大差ないものが国民年金制度ですよね・・・
誰かのお蔭様で・・というような特別の恩恵がある制度でもありません。
普通の運用結果なので・・・

月6万円・・最低限の生活は・・自分でできる可能性を示す計算結果かもしれません・・・しかし、保険料未払いの人が多くなれば、この計算は苦しい・

もちろん、月6万円で生活は苦しいはずですから、それ以上の消費生活を望むはずです・・自営業者等は、自衛のための別の手立てを考えなければならない、というより始からそれを当てにして事業はやってない人多いとは思いますが。

給与所得者も、厚生年金共済年金の受給者も、自分で運用する仮計算をしてみればどうだろう。自助努力の積み立てを毎月いくらすればよいのかが見えてくることでしょう。


これも、公的年金制度の修正、又は対立概念を想定して、何かが生まれないだろうか、という試み・・・アウフヘーベン、じゃないけどね

でも、久しぶりに、電卓で複利計算して考える機会をいただきました。サンキュ!
まぁ、この手の問題は、書ききれないことも多いので、書いていて・・・無価値だなぁと反省しつつ・・・