天下りと天上り

2007-01-27 09:13:48 | 時事報道放談
公務員の天下り(あまくだり)・・・失礼な表現だねぇ
役所が天(てん)で、民間など役所以外に就職することを
下る(くだる)って言うんでしょ・・・
そういう言葉を使い続けて、何も思わない神経に・・・ため息ですわ・・・

ですが、一般的に普及している歴史ある言葉であるとすれば、まぁ・・・役人をからかう言葉でもありますし・・・はは


さて、一概に天下りを禁止することもなかろう、という判断もあるわけで、
能力主義の民間企業では、前職がどうであるかということの価値はそれほど高いものではありません。能力さえあれば・・・

その場合、能力主義の勤務内容・労働契約ではない組織と団体の雇用契約に是正措置が必要・・・という考えになる。
贈収賄や談合などを生むコネの人材としての機能は、そろそろ意味を持たなくなるでしょうし・・・今日の報道などで談合や贈収賄事件が露見するのは、情報化社会の一面でもありましょうから。

今日の記事の主旨は、そういうことでなく・・・

天下りの逆・・・天上り(あまのぼり)!・・・新しい言葉ね

学校の教員や校長に民間企業出身者
警察に、地方自治体の首長や、幹部職員に・・・
民間のコスト意識やマネジメント能力・・・だけでなく、
実業界の生活体験(労務管理、人事管理なども)、
問題解決や変化への対応力・・・
比較しても民間企業の人材の活用は検討できるはず・・・
テストケースとしてでなく、明確な制度としてね

市町村の議会議員の半分以上は、
民間企業の出身者や退職者から選挙するなどのルール

少なくとも、領収書の添付みたいなバカみたいに当たり前のことに、
言い訳する人はいませんよね。
残り半分は、役所の各専門分野の職種経験者から。
(議員選挙の主旨に、ヘッドハンティングのコンセプトを加えるということ)

地元の資産家が金で当選して、一族の家業の利益に誘導する政治は・・・
変らないのでなく、変えようとしていないとしか思えません。

地方政治に必要なのは、
地域全体(ヒトモノカネ)の過去現在未来が鳥瞰できる組織意見への収斂・・・と、思えます。(脈絡のない議案を、バラバラに審議すると、「合成の誤謬」という全体不調和の現象が起きるからです)

また、組織の肥大化は、セクショナリズムを生み、責任の所在を不明瞭にする
結果、問題解決の前に、責任回避の議論に時間が費やされ、
その速度が遅くなる傾向があります。

「天上り(あまのぼり)」・・・・やったらどう?
団塊の人材は、これから何年かは豊富らしいし・・・


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