ライブドア事件

2006-09-04 13:05:01 | 時事報道放談
今日から、TV新聞は・・・これかな・・

いくつかの論点があるのかな。

これまでにも、粉飾決算の上場企業はあります。
カネボウ、長期信用銀行・・・株主訴訟は・・・あったっけ!
株主は、倒産や不祥事等による業績悪で株価が下がる・・・これは覚悟しています。覚悟していない人は株式投資をやめてください。

では、何故!今回弁護士が訴訟を・・・そそのかしているのか。
ではなくて、訴訟の自由があるからと、相手に金があるからの2つの理由ですね。

TVでは、年金生活者等の社会的弱者が被害を被っていることを、自分の正義のようにコメントする専門家の方を見ますが、生活困窮者が株式投資するわけもなく、相当な投資経験者が投資銘柄の一つとして夢を託したことは、あるかもしれないと想像することはできますが。TVさん、より広い目線で、証券市場のルールをご覧いただけませんでしょうか。

次の論点
多くの専門家と称する人、政治家の人、司会者、アナウンサーまでが、金持ち批判なのか、自民党憎しなのか・・・、虚業とののしる報道。
言葉は独り歩き・・・虚業の反対語、実業のみが尊いとされる・・・
全ての人が理想とする実業に携わることはできません。例えば環境問題や個別の業種の将来性を予想して、そういう職業選択をしたいと思っても、できることではありません。株式投資を手段とする証券市場はそれを実現できる合理的な仕組みであることは皆さん承知しているはずです。株式投資を虚業とののしるに等しい・・・と反論できる可能性・・・。そう思う人が多くあってほしい。
根拠が中立的でない、批判は、見たり聞いていて、嫌な気持ちになるものなので。

次の論点
この裁判は、被告を執拗に批判報道するマスコミの姿勢。
マスコミのある会社に買収工作したから、執拗な批判報道する。
そう言われないような報道内容にしてほしい。
でなければ、今後、マスコミを批判したり買収したりする姿勢が抑えられる。
独裁や偏見世論は、実際のところ、政治家でなく、マスコミが作る・・ことができる情報社会だから、そのマスコミが失望と偏見の目で見られることの社会を想像すれば、どれほどの悪なのかは・・・・。

とにかく、あるがままの客観報道で行われないと、種々の法改正にも影響しましたし、今後も影響する事件なので・・・、取り返しの付かない規制ができてしまうことがないように祈るばかりです。

自立(子の経済的自立)

2006-09-01 12:18:45 | 自立の定義
「自立」の定義をしようとしましたが、思うほど簡単ではないように思えてきました。何はともあれ、少しずつ、思いつくままに・・・

子の「自立」とは・・・
経済的な自立をするためには、教育→就職、で収入があれば事足りますね。
・・・と言いたいところですが、たとえば・・、次のようなイメージかな。
「収入を消費と貯蓄に分けて、将来設計を描き、節度ある生活ができること。」

そう!もちろん親の援助に頼らずが基本です。
親はすでに扶養の義務もなければ、法定代理人でもありません。
(家業を継いでいる場合や、富裕層の場合でも、基本の考え方とします。個別事情は、それを踏まえて異なってくるでしょうが)

え~っと・・・そういうことを考え、普及するには、体制の問題点が一つ。
教育は、おそらく、実生活や金銭欲に関わることを意識的に避けているように思えます。基本の知識は学校で、応用は実社会で・・・という決まりでもあるのかないのか・・・応用の仕方が教えられないのです。

毎月いくらの収入があり、その中からいくらを何%で貯金すれば10年後、20年後、30年後にはいくらになるのか?毎月の消費にかかる費用は?税金の仕組みと役割は?株式会社の仕組みと役割は?・・・・などなど・・政府・自治体の仕組みと役割、個人の生活と公共部門の関わりとそれぞれの役割・・・全体的なお金の流れのことです。ぜ~んぶ!この社会で、この国で生きるために直接必要な生活知識!

広く浅くであっても、そういうことの知識は、社会全体のお金の流れや仕組みを理解することで、結局、この社会は我利我欲の集合体に見えても相互扶助の仕組みを作っていることに気が付くのです。その中で自身の存在や役割の認識がある行動がなされるのだろうと思います。
経済的な「自立」ということの理解には、単に自分だけの生活の向上を目的に、何をなしても良いと思われないために、必要な体制教育と考えます。

経済的な・・・という場合に、今日的な問題として、相続という問題を通じての親子関係(これは「子の親からの自立」ともちろん関わりがあります)というものがありますが、ここでは書ききれません。

ふぅ~・・・子の精神的自立と親子関係のあり方・・・次はこれかな。
その次は、親が子から「精神的に自立」というのもありそう・・・

とにかく、「自立」は、政治・経済、国の外交にまで、その概念が議論されるものであることは承知していますが、・・・ここでは、犯罪の防止という切り口から、個人、親子・夫婦のミクロ単位の論点を引き続き・・・