
先日新国立美術館で開催された
ミラノ大学のイタリアンデザインレクチャーに行ってきましたよ。
会場に早めにつき朝から並んでいて、ジゥジアーロアルキテットゥーラのウンベルトさんと仲良くなり、開場前の忙しい中ジゥジアーロさんとお話し出来ました。

ノムラさんが作ったと伝えて、ジゥジアーロさんの22歳の頃の作品であるジュリアクーペにサインをいただきました。

ノムラさんが作ったと伝えて、ジゥジアーロさんの22歳の頃の作品であるジュリアクーペにサインをいただきました。
このために個展で野村さんから買いました。
グンゼのフォルムに徹底的にデザイナー目線で手を入れた傑作

アヒルのジェイではGG氏のキャラクターも描かせていただき、何度か越湖さんを通して絵はお渡ししてますが、初めてお会い出来ました。

アヒルのジェイではGG氏のキャラクターも描かせていただき、何度か越湖さんを通して絵はお渡ししてますが、初めてお会い出来ました。

素晴らしいお人柄と豊かな包容力。一目で虜となりました!

前日からご一緒していた九州の大関さんはこちらの日本語版パンダ45カタログに!

ジゥジアーロ氏が一番思い出深い作品はパンダだそうです。

なんと大関さんは復刻されたポニーコンセプトを見に韓国まで

この冊子良いですよ

こちらの水彩画もジゥジアーロさんにお渡しできました。

こちらがお世話になったウンベルトさん

ありがとうございました!

アリストのトヨタ木村さんたちと朝の10時前から並んだ甲斐がありました!


友人たちと!

越湖さんとサンティッロ。
サンティッロは元イタルデザインでジゥジアーロさんのお気に入りでした。

ミケーレデルッキさんや蓮池さん、喜田さん、先端研の伊藤さん他皆様のイタリアと日本の考察は素晴らしかった。

ミケーレデルッキさんや蓮池さん、喜田さん、先端研の伊藤さん他皆様のイタリアと日本の考察は素晴らしかった。
ジゥジアーロさんは、クルマデザインの思い出話を。
学生のころは昼間は美術学校、夜は製図の学校へ。その頃の作品はテスチュードを思わせます。油絵のポートレートも素晴らしい。
そしてフィアットには入りますが、20代初めにベルトーネへ。フィアットが8000リラ、ベルトーネは12000リラを提示したそうです。
ベルトーネに入る時に兵役免除になると言われたのに召集が来て、ミラノ郊外にしてもらいその時ホテルでジュリアクーペを仕上げたと!
今ならステアリング一本デザインする時間でクルマ一台デザインしたそうですよ。
そして日本のメーカーとの思い出では、117や初代ルーチェを。あの4ドアのオリジナルデザインは低く長く、しかも試作車はジュリアのホイールでまるで4ドアのジュリアクーペでした。の4ドアは生産車では短く高くなり、マツダでリデザインしたロータリーのクーペは低く長い形となりました。
ジゥジアーロさんのメッセージは、鉛筆と手を使って欲しい。人間性、職人を大事にして欲しいと。
イタリアで60年デザインを続ける蓮池さんは、50年代に着のみ着のままの日本からイタリアに行った時、皆がきちんとした格好で、家の中が豊かで美しいのに驚いたそうです。
人生の半分は家にいます。デザインとはものではなく人生をデザインすることです!と。
喜田さんも長くイタリアで人に恵まれ、たくさんのお仕事が出来たと。人間性の大事さ、その豊かさを語りました。
ミケーレデルッキさんはメンフィスにも触れ、デザインとは環境に変数を掛け合わせたもの。それは人間だったりテクノロジーだったらエコロジーだったり、環境や人間の中でデザインが形成されると。
そして伊藤さんからは人間を作る、という教育の話もありました。
イタリアに行った時、誰もワインを注いでくれない。美味しいワインだけどいつのまにか無くなってる。示唆に富むお話しですね。
イタリアを含めて海外では自分から存在をアピールし、自分が何をしたいか、自分が何者であるかを示さないと、そこには存在しないことになります。
それはとても大事なことだと思います。
素晴らしいプレゼンテーションと進行、朝から並んだ甲斐がありました!
やっと長かった個展のロードが終わり、オーダー制作や本の編集に戻ります。
スポーツカーズモデリングのモデルファクトリーヒロ特集と2024水彩カレンダー、新作水彩画集もやっとカードを作りヤフオクにも出品出来ました。
後ほど更新しますね。
こちらが野村さんのジュリアです。

ウィンドゥとピラー、リアタイヤの関係
お尻の下がり方や絞り込みなど、全て
元ホンダシニアデザイナーの野村さんの目と手が集約されてます。

個展で見惚れて買うと告げると

個展で見惚れて買うと告げると
お、これ一番でが入ってるんだよと嬉しそうに

タミヤではこうならず、グンゼは手を入れると応えてくれると

顔も絞り込み、バンパーも削り込み。

タミヤではこうならず、グンゼは手を入れると応えてくれると

顔も絞り込み、バンパーも削り込み。
ホイールベースもアーチも変えて、
ホイールもスクラッチ




このサイン、後から左のマークを出してましたが、自画像でしょうか?





このサイン、後から左のマークを出してましたが、自画像でしょうか?

このために野村さんから譲って頂き宝物となりました。
野村さんの個展は、白金台東京妙案ギャラリーで11/5まで!ぜひ