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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/24イタレリ改造 フェラーリ250GTO 製作開始

2021-04-15 15:17:37 | 模型

イタレリから90年頃にリリースされた懐かしい250GTOのキット、フジミがある今となっては誰も見向きもしないですが、
久しぶりに落札して作り始めてみましたよ。




イタレリの250GTO、グンゼとプロターしかなかった頃、イタレリが出た時は決定版と言われてものです。
今見ても特にボディ後半のリヤフェンダーの捉え方は絶品ですね。
ライトが細長く顔が四角いのでその辺りを直していきます。
ボディも少し痩せた感じですね。






サイドの肩から上を削り込み、すその辺りを手で曲げて広げていきます。ボディ断面の下広がりの感じを強調します。
顔はほっぺたやあごの部分を削り込み、フロントの四角いライトの上下もかなり削り込んで四角い感じを無くしていきます。






ほおのあたりは裏から瞬着で裏打ちして、ボディの穴が開くくらい削り込みます。逆に三連ダクトのあたりは
指で曲げて膨らませていきます。



変な感じのボンネットのバルジは粗めのスポンジやすり(ダイソーの爪やすり)で削り込んでいきます。





だいぶ削り込みました。





前後をさらに削り込み、リヤフェンダーも面を削っていきました。


ライトは細長いのでこの辺りまで削り込んで、正面から見たらタレ目になるようにします。




1.5L炭酸ペットボトルの底の曲面から、ライトに合う部分を切り取り、周りを削って局面は指でしごいてボディに合わせます。






これでボディ整形の終了です。
フジミがやや丸っこく寸詰まりな印象なので、これくらい伸びやかな方が好みですね。







サフを吹いて傷を消していきます。




グレーサフの上から直接シャインレッドを吹いていきます。




さらに3番の赤を重ねて深みを出します。





クリヤーを吹いて、コンパウンドで磨きました。


フロント窓枠につや消し黒フィニッシュを貼って






ベアメタルフォイルで窓枠表現です。






前後の窓は厚みもあり、さらに黒いゴミのようなものが一緒に成形されていたので、透明部品を型にヒートプレスしてみました。
部品を浮かせて両面テープで固定して、板に穴を開けたところに塩ビ板を画鋲で裏から固定して、コンロで炙って
ふやけてきたら押し付けます。熱で白化してくる前に押し付けるのがいいみたいです。
ボディにGクリヤーで貼り付けしました。


キットのライトは小さいので、ジャンクパーツから大きいものをチョイス。



この段階でボディの穴を拡大して、ライトをハイグレード模型用接着剤で固定しました。


ペットボトルのライトカバーは最初アルミテープで枠を切り出そうとしたのですが、汚くなってきたので
タミヤラッカーのスパークリングシルバーを筆塗りしました。内側のラインがガタつくので、薄め液をつけた綿棒で調整しました。






ボディにハイグレード模型用接着剤で固定します。




細かいライト部品を取り付けて、エンブレム台座と、ウィンカー(モールドだったので薄く削り込んでおきました)台座
にスパークリングシルバーを塗り、ウィンカーにはUVクリアジェルを盛り付けてからクリヤーオレンジを。エンブレムには
ヒロの盛り上がったシールを貼りました。






フロントは思った感じになったでしょうか。
イタレリともフジミとも違った感じになり、満足しています。







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