ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

平渓線の動物たち♪

2007年07月03日 | 旅行
台湾旅行記、本当にアメリカ行く前に終わるかどうか怪しくなって来ましたが・・・(汗)
台湾は動物天国でしたねえ。国によってはネコがあまりウロウロしてなかったりしますし。ドイツなんか、犬もお行儀が良くて、よその人になんか見向きもしなかったもんなあ。
台湾は、犬があっちこっちウロウロ歩いてました。結構汚いので野良犬かなとも思ったんですが、よく見ると首輪してたり、洋服着せられてたりして、飼い犬が放し飼いになっているのがほとんどのようでした。
犬に洋服・・・台湾の冬なんてたいして寒くないのに(汗)犬なんかあのくらいの寒さ全然平気だと思うのですが、なぜか上着着せられてる犬が多かったですねえ。
犬嫌いの人には恐怖かもしれませんが、別に人が歩いていても無関心ですから怖いことは全然ないんですけど。ちなみに台湾には狂犬病は今はないそうです。
台北市内にも犬たくさんいましたが、青桐にもウロウロしてましたねー。歩道のど真ん中に仁王立ちしていて、私たちが来ても全く動かないので仕方なく私たちがよけて歩いたことも・・・(すれ違う時に顔だけ動かして匂いかがれましたが、そのまま体は微動だにしなかった(汗))
そんな青桐で最初に遭遇したのはネコでした。青桐の駅にいたネコです。

小さい体ででかい声でニャーニャー鳴いて、誰かれなくすり寄ってきてました。

真上から見た図。細いなあ・・・。おなかペコペコなんでしょうね。残念ながら何も食べ物持ってなかったのでした。おにぎり残しておけば良かったなあ。

青桐で太郎の家を見た後、次の電車まで1時間ちかくあったので、隣の平渓の駅まで歩くことに。
あいにくの雨模様でしたが、沿線の風景を満喫しました。
で、平渓の駅に着いたら、あら、わんこがお出迎え?

気のせいではなく、本当に私たちが来るのを見守ってました。

ちょっと不敵な面構えですが?女の子でしたよ。
平渓の駅は無人駅なんですが、このわんこ、一人でずっと駅の中をウロウロしているようでした。で、誰かが来るとじーっとそっちの方を見てるんです。トップの写真がその様子。
人懐こくて、かまってくれそうだとみるとすりすり寄って来ました。でも大人しくて、嫌がる人には無理に近寄らない感じ。雨に濡れていたのでびしょびしょだったので、あんまりなでてあげなかったけど・・・(汗)
列車が出るときには、ホームから見送ってくれましたよ~。


駅の向かいにあった民家の前にネコがいたので撮ってみました。
なんか動物の写真ばっかりになりましたが(汗)平渓いいところでしたよ~。
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レ・ミゼラブルその2~禅さんのジャベール!

2007年07月03日 | ミュージカル・演劇
あまりに長くなったので後回しにしましたが、いよいよ?禅さんのジャベールについてです!
いやもう、何年も「禅さんのジャベール観たい」と言ってましたからね・・・
最初に禅さん登場の時は、かなりまん前だったのもあって、嬉しくてにやにやしてしまいましたよ(笑)客席暗くて良かった(笑)
禅さんが歌上手いのはよく知っていたつもりでしたが、やっぱり上手いなあと。安心して聞いてられるだけでなく、素直にカッコイイと思えましたね。
禅さんは気持ちが入りすぎて演技が熱くなりすぎなきらいがあると思うのですが(すみません(汗))ジャベールは意外と熱い演技が似合う役なんですね。新発見。
ファンティーヌが「病気の小さな子があるのです」と訴えた後に激昂していたのが印象的でした。ジャベールにとっては言い訳にしか聞こえないんだなあと。
スターズもさすがで・・・聞き惚れてしまいましたよん。
今までになくジャベールに注目していたせいなのか、はたまた禅さんのジャベールだからなのか、バリケードでグランテールとの無言のやりとりが結構あるのにびっくりしました。(って2回くらいだったと思いますが(汗))
とまあそんなこんなで嬉しかった禅さんジャベールですが、「自殺」はまだまだかな・・・。いや、私ジャベールの自殺についてはものすごくウルサイですので(笑)
私が初めて観たジャベールは、ロンドンの10周年記念コンサートでのフィリップ・クワストさんだったわけですが(テレビですけど・・・)、もうボロ泣きしたんですよね。
橋の上に出てくるところ、日本語で言うと「どうして許せよう」のところから、もう声が泣いていて、だーっともらい泣きしてしまったのでした。
CDでしか聞いたことないですが、今井さんのジャベールも泣けるんですよね。途方に暮れたよるべない子供のようで・・・今井さんのジャベール見たかったなあ。
ジャベールの自殺の場面の歌は、バルジャンが司教様から銀の燭台をもらった後の独白と同じメロディだということは有名な話ですね。
私は、ジャベールはバルジャンに救われる行為によって、バルジャンが司教様から燭台を与えられた時と同じ、いやそれ以上の衝撃を受けたのだと思っています。
そしてここからが人によって解釈が異なるところだと思うのですが、私は、ジャベールはバルジャンが踏み出した救いへの道を踏み出す勇気が持てず、絶望して命を絶ったのだと思っています。一歩踏み出せば救いの道が待っているのに、そこを乗り越える勇気が持てなかった哀れなジャベール・・・
ちょっと話が指輪にそれますが(汗)私的にはセオデンとデネソールの対比にも同じようなものを感じるんですよね。だからデネソールがかわいそうなんです。
というわけで、橋の上に現れた「どうして許せよう」のあたりからは、悲しみで途方にくれたようなジャベールであって欲しいなあと思うんです。これは個人的な好みなのですが。
禅さんのジャベールは、そういう解釈ではなかったみたいです。そして、まだ泣けませんでした。
ただし、村井国夫さんのジャベールは、真っ向から私の好みとは違う解釈だったのですが、それでも最後の方は泣けるようになったんですよね。
村井さんのジャベールは、救いの道に踏み出せないことよりも、自分の信念を通すことができなくなった、そのことに絶望した・・・というか、自分の負けを悟って去っていくというか・・・なんというか男気のあるジャベールでしたね、最後まで。村井さんのジャベールも好きだったなあ・・・。ほんとうに素晴らしいジャベールでした。
ちなみに今まで見たジャベールで、自殺で泣けたのはフィリップ・クワストさん、今井さん、村井さんの3人しかいません・・・ブロードウェーもウェストエンドも泣けませんでしたよ。
禅さんのジャベールは、自分に何が起こったのかよくわからないまま死んで行った感じでしょうか。わりとオーソドックスな解釈かもしれません。
いやでも禅さんジャベール、まだまだこれからに期待です。
思えばほのかさんが初めてファンティーヌをやった時、最初は「力が入りすぎの、強いだけのファンティーヌ」なんて思えてしまったのですが、1ヶ月もしたら素晴らしいファンティーヌになっていたものでした。
まだ始まったばかりなのにあのレベルのジャベールなんですから、やっぱり禅さんはすごいなあと。
8月の禅さん楽に行く予定なので、それまでにどのくらい変化しているかも楽しみです!
私を自殺で泣かせた4人目のジャベールになってくれる日を待っていますよ~
カーテンコールではすっかりいつものニコニコ顔の笑顔になっていた禅さん。ああ、演技で顔をひきしめてたんだなあと感心しました(笑)
何度目かのカーテンコールで、禅さん、今井さん、駒田さんと並んでいたのが、なんとなく嬉しかったです。ああ、この人たちが中心世代になったんだなあと・・・

なんだか禅さんの話よりもジャベール語りになってしまったようですが(汗)ジャベール一番好きなんで仕方ないです・・・そして好きなだけに評価も厳しかったりするのですが。
さて、今週末も実はレミゼだったりして・・・いや上手く取れなかったんですよ、チケットが(汗)
その2日後には今度は禅さんマリウスなんですよねえ。ギャップがすごいけど(笑)楽しみです。
もちろん島田歌穂さんのエポニーヌもね!
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原作読書6回目その8

2007年07月03日 | 指輪物語&トールキン
帝劇の行き帰りの電車の中でかなり読み進みました(笑)ファラミアとももう別れて、キリス・ウンゴルの階段の場面まで行っちゃいました。
ファラミアは、とことんクールですよね。結局フロドたちを助けてくれる人なんですが、フロドにもサムにもあまり心を開いてない感じ。親しげな馳夫さんや、ホビットに慈愛深くすら感じたボロミアとはかなり違う感じです。礼儀正しくはあるけれど・・・
そんなファラミアだから、あの「そこ(ホビット庄)では庭師というのは非常におんじられているのだろう」という台詞に感動するのですけれど。
それでも、サムとのやりとりには少しユーモアも感じられて、やっぱりサムってすごいなあと思うのでした。指輪棄却後、ファラミアとサムのやりとりが全くないのはちょっとさびしいです、やはり。
ファラミアのクールさには、ゴンドールの置かれている状況もあるだろうし、何よりも父親との確執から来る絶望のようなものがあったのだろうなあと思いますが、そのファラミアが指輪のことを知って静かにわずかの間誘惑と戦い、ボロミアの試練を嘆くあたりが、やはりカッコイイなあと思いました。
私は映画のファラミアもTTT劇場版の時点では結構いいと思ってましたので、この静かでわかりづらい(汗)ファラミアの指輪の誘惑との戦いを引き延ばしたのはまあいいかな、と思ってます。やっぱりあれじゃあ盛り上がらないというのも理解はできますし。
ただ、オスギリアスでの派手な戦闘に主眼が置かれてしまって、ファラミアが指輪の誘惑に勝ったこと、ボロミアにできなかったことを成し遂げたこと、アラゴルンと同じようにフロドに跪いたこと・・・というあたりが、慌しくてよく描かれてなかったのがいけなかったんじゃないかと思うのですが。
いや、そういう風に考えて作ったんじゃなかったかもしれないですが・・・(汗)
禁断の池のゴクリかわいいですねえ。そして、ゴクリを呼び寄せながら「これではまるで詐欺だ」と感じるフロドの苦悩がいいなあと。
このフロドの行為が、ゴクリが裏切る原因の一つにもなったのでしょうね。いや、最後の最後、キリス・ウンゴルでもまだ逆転の可能性はあった訳ですが・・・
十字路で魔王と遭遇した時に、ガラドリエルの波璃瓶にフロドが救われる場面、美しいですね。他の方たちが騒いでいるのを知るまで、このシーンのこと忘れていた私ですが(汗)確かにこのシーンが映画に使われなかったのは解せないですね。
まあ、後でガラドリエルが出てくる場面に集約させようとしたのでしょうが・・・あの場面も「フロドが一人で行くことを決意する場面」なわけで、ちょっと微妙・・・勿体なかったですね・・・
そして、キリス・ウンゴルの階段での、フロドとサムの「物語」の会話。
サムの言葉に心から笑い、心が軽くなったフロドにじーんとしてしまいますね。サムってやっぱりすごいです。
映画でも同じ台詞でフロドを励ましてましたが・・・「励まして」たんですもんね。原作のサムにはそんなつもりは全くなかったんですけど。やっぱり映画のサムと原作のサムはかなり違いますね。今更ですが(汗)
そして、眠るフロドとサムのところにゴクリが帰ってくるあのシーン。「二つの塔」の中でも一、二を争う好きなシーンです。(争っている相手はアイゼンガルドでの仲間たちの再会シーン(笑))
この素晴らしいシーンが、映画ではカットされていた、のならまだしも、あの小学生のいじめのようなレンバス事件にすりかえられてしまったのがなあ・・・。このシーン、ネタバレでも知らなかったので、初めて観た時の衝撃は忘れられませんよ・・・(涙)
話を原作に戻して(汗)ここで、もしかしたらゴクリは救われた可能性もあるのですが、そうしたら指輪は棄てられなかったかもしれないわけで・・・。やはりゴクリが救われなかったのは、何者かに定められた運命でもあったのでしょう。
悲しいけれど、それがまた美しいと思うのですが・・・運命に流されるのではなく、人間の行動によって物語を動かしたい、と思う人もいるわけで・・・
別にそう考えること自体はいいと思うんですけど、やっぱりもう少し原作の精神に近づいて欲しかったよなあ、とまた愚痴ですか(汗)
やはり話がクライマックスに近づくにつれて、映画への不満も噴出して来てしまいがちですが(汗)今は心静かに原作を楽しむように心がけたいと思います・・・
と言っても次はシェロブか・・・心静かに楽しむ場面ではないですけどね(汗)
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