ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

平渓線の線路

2007年07月04日 | 旅行
平渓の写真ひとつupし忘れました。
平渓の駅の近く、町の上を走っている線路です。なんかちょっと怖い~
でも怖いもの見たさで上に乗ってみてしまいましたけど(笑)
電車走っているところも撮りたかったのですが、そんなことしたら1時間に一度の電車逃してしまいますので・・・
と思ったけど、青桐行きの電車を撮ってから駅に戻るので十分間に合ったのでした。(青桐が終点で折り返して来るので・・・)気がつかなくて撮り損ねてちょっと残念。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トールキンの指輪以外の作品たち

2007年07月04日 | 指輪物語&トールキン
指輪サイトのアンケート久々に更新しました。前から一度やってみようと思ってたんですが、「指輪」以外のトールキンの作品ではどれが一番好きですか、というものです。
多分「ホビット」や「シルマリル」に票が集まるでしょうから、他の小品は別にすればよかったかもしれませんが・・・
自分ではまだ投票してませんが、まあ一つ選ぶなら「ホビット」かな・・・
でも「ビルボの別れの歌」も「農夫ジャイルズの冒険」も「サンタ・クロースからの手紙」も捨てがたいですが・・・
どうやら、私は「シルマリル」や「終わらざりし物語」よりも「ホビット」や「農夫ジャイルズの冒険」の方が好きみたいです。
「ホビット」は本当によくできてるなあと思います。勝手放題のガンダルフやドワーフたちに翻弄されるビルボ、さながらB型集団の中に放り込まれたA型人間のようなその様がすごくおかしいし、自分勝手なガンダルフやトーリンたちも面白すぎ。
そんなドタバタの冒険物語かと思いきや、終盤のビルボの決断、トーリンとの別れなど、感動的な展開も待っていて、よくできた話だなあと。
ビルボの決断は、トールキンが敬虔なクリスチャンだと知って読むとなるほどキリスト教的ですが、キリスト教の中でも最も理解しやすい部分だと思うので、異教徒の私でも素直に共感できますね。
ビルボは、蜘蛛と戦ったりはするけれど、ドラゴンとは直接対決しないし、最後の五軍の戦いは気絶したままだし、いつも旅に出たことを後悔してばかりだし・・・
そんな主人公も珍しくて新鮮でした。
このあたり、「指輪」にも間違いなく受け継がれていると思います。
そして、このビルボの冒険の物語の背後に流れる、中つ国の歴史が垣間見えるところが、物語に深みを出しているんですよね。
さらっと読むと普通に面白いけど、何度も読むとどんどん味わいが出てくる作品です。
そして、「農夫ジャイルズの冒険」も、「ホビット」につながるものがあるなあと、読むたびに思います。
こちらは「ホビット」よりも更に上を行く展開で、ジャイルズは本当に全く戦いません。すべて口八丁でドラゴンから宝物を奪い、最後には王様になってしまうという・・・
ドラゴンが渡す宝を値切ろうとしたりとか、せこいところがまたたまりません(笑)
臆病な犬や、ドラゴンから一人だけ逃げなかっためすロバとか、キャラクターの配置も情けなくて絶妙。
そして背景に、中部イングランドの美しい自然が配されています。
トールキン自身、「洗練された作品」と言っていたようですが、確かに隅々まで計算された、絶妙な一編だと思います。好きなんですよね、こういう中篇。
この作品、「ホビット」を作っている最中か、少し後くらいに書かれたようですが、間違いなく「ホビット」、そして「指輪」につながるものがあるなあと思います。
当たり前かもしれないけれど、トールキンの作品を色々読んでいると、同じ海から違う部分が少しずつ島のように外に出ているのを読むような気がします。一見毛色が違う作品に見えても、同じ源から生まれた作品なんだなあと・・・
まあ、トゥーリンの物語と「ジャイルズ」の共通点と言われても難しいものがありますが・・・(汗)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする