ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

世にも不幸なできごと13 終わり(ネタバレ)

2009年03月22日 | 読書

昨年、草思社が倒産、というニュースを聞いた時、「レモニー・スニケットあと1巻で終わるのに~!」とあせったものでした・・・(汗)
このままあと1冊を残して邦訳未完で終わるのか、と心配しつつ、いつ出るか・・・とちょくちょくチェックしていたのですが、私が忙しくなってチェックしなくなった10月に出ていたとは(笑)
というわけで、2月にようやく最終巻を読みました。
12巻までの展開で、一体あと1巻でどうやって謎が解かれるのか、決着が着くのか・・・と思っていましたが、冒頭からまた新しい展開が。今までの謎が集約されるべく、今まで出てきた人たちがどんどん出てきたりとか、舞台が最初の方に戻ったりとか、そういうのが全くなく、新たな13個目のエピソードが展開されて行くのにちょっとびっくり・・・
三姉弟妹の両親の過去らしきものがちらっと出ては来ますが・・・
で、結局謎はほとんど解明されませんでした! ええ~!(笑)
そして大団円でもないし。このあたり、訳者あとがきにもありましたが、ありきたりのハッピーエンドにはしない、と宣言していた作者の意思かもしれませんが・・・
物語には本当は始まりも終わりもない、物語の前にもできごとは続いているし、物語の後にも続いて行く、という考え方には納得もするのですが。
まあ、オラフ伯爵との追いかけっこには終止符が打たれましたけど・・・そういう意味ではこのシリーズが終わり、とは言えるかな。
なんだか煙に巻かれた気分にはなりますが・・・アメリカ本国での評判はどうだったのかな。
この13巻で書かれているテーマは、身近な人から与えられるストレス「ピア・プレッシャー」についてとか、文明が進化すると争いが起こるけれど、果たして文明を放棄すれば平和になるのか、それが正しいのか、という、結構重いテーマについても描かれてましたね。このあたりは深いかなと思いましたが。
まあともかく、13巻までようやく読み終えることができました。
ここまで訳して来られた宇佐川晶子さんに拍手。言葉遊びで笑わせるところの多い、難しい翻訳を絶妙に訳されていたと思います。特にサニーの台詞の訳し方が好きでした。
もうサニーに会えないと思うとちょっと寂しいかな。ま、寂しくなったら映画のかわいいサニーでも観て和むことにします(笑)
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春節の提灯

2009年03月22日 | 旅行
どうにも飛び飛びにしか更新できないんですが(汗)台湾旅行記の続きです。
台北をウロウロしていた日、夜に中正記念堂の近くを通ったので、記念堂の周囲の公園を通ってみました。
公園の周囲の壁の内側が回廊になっているのですが、そこにずらーっと手書きの提灯が並んでいて綺麗でした。春節の飾りなんでしょうね。
赤い提灯が並んでいるところもよくみかけましたが、ここのはなかなか風情がありました。

代表で一つアップで撮ってみました。綺麗ですよねー。
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さかもとえいぞう@江古田マーキー 09.3.21

2009年03月22日 | 音楽(主に日本のHR?)
最近2ヶ月ごとくらいで恒例になっている江古田マーキーの英三さんのアコギライヴに行って来ました。
今回の対バンは山田晃士さん。元アルージュの・・・というので名前は知ってまして、ソロでずっとやってるなーとは思ってたのですが、見るのは初めてでした。そもそもアルージュも名前しか知らなくて観たことも聴いたこともなかったですが・・・(汗)
出てきたら、ピエロみたいな山高帽に、ちょっとドラキャラっぽいメイクの怪しいいでたち。マイクにもバラがついてたりして。え、こんな人だった!? とちょっとびっくり。
曲もかなり妖しく・・・ご本人は「ポップでキッチュなガレージシャンソン歌手」というキャッチフレーズらしいですが・・・あれってシャンソンなのか~
よく子供泣かせるって言ってましたね(笑)
妖しい雰囲気の曲で、MCも妖しいんですが、初めて観る人がドン引きするであろうことを自覚した、やや自虐的?なMCがかなり面白かったです。涙出るくらい笑いました(笑)
そして、歌もギターも超ウマ。フラメンコギターをかきならし、妖しいヴォーカルを自由自在に操る様子が、もう独特でしたね。
後で、英三さんと永野さんが「ギターを弾こう」をやったあと、「山田晃士さんのフラメンコギターの後だと、我々のがかなりB級っぽく聞こえましたね」なんて言ってました(笑)いや永野さんのアコギも素敵なんですが。
間があったりして結構沈黙が流れる時間帯が多いせいか、最初音が途切れた時に楽屋で練習している英三さんたちの音がモロに聞こえてきて、「英三くーん、楽屋がうるさいんですけど!」とか言われてました(笑)(英三さんとはアルージュ時代からのお友達だそうです)
後で英三さんが、でも練習しないといけないから・・・と、ステージの音が切れたら「だるまさんが転んだ」状態でぴたっと止めたりしてたんだそうです(笑)
というわけで妖しくてちょっと怖いけど大爆笑でした(笑)

英三さんと永野さん、この間の横浜で着てたSTAFFジャンパーを着て自らセッティングしてました(笑)
曲目は、Guten Tagから「紅茶の美味しい床屋さん」「ギターを弾こう」というあたりの流れは最近のパターンでしたが、今回アコギ初登場の「初愛」なんかもあったあとに、なんと「黒いタクシー」をやりました! ちょっと感動~
ダンサーとしてじょーじ@SATO氏が登場、でもタクシー帽はなんと英三さん引越しの時に「二度とやらないだろう」と思って棄ててしまったとかで(涙)じょーじ氏は100均で買った黒いキャップに温度計をつけて(帽章の代わり?)白手袋をして、といういでたちでした。マイハンドルはなぜかフォークリフトのハンドルだったらしい・・・
で、なつかしの「黒いタクシー」が聴けたんですが、じょーじが踊っていたものの、英三さんがアコギ抱えてるので、「Ah~Let's go 右OK-」の振付がなくてちょっと寂しかったな・・・じょーじの振り付けもちょっと違ったし。(でも「まなざしは怯えた心-」のところの振りとかちょっと懐かしかったです)
続いては「蜘蛛伯爵」ってまた懐かしいナンバー(涙)でも、ダンサーなしだったので、純粋に曲だけ聴いたという感じで、それもまたいいんですが、なんか寂しかったなあ・・・
でも、聴けただけでも嬉しかったですけどね。
「いとしさとし」もすでに恒例になって、なんかやる度に練馬色が強くなっているような(笑)
「茜色」のこと、「青色申告の曲です」とか言ってたけど・・・(笑)
で、最後は「ハローワーク99」で、ここでじょーじ氏とロナルド・オスカー氏も登場して(ロナルドまだ研修生って紹介されてた・・・)、かなり練馬っぽい感じで締めでした。
英三さんも「練馬復活の日は近いねー」なんて言ってましたけど、本当にやって欲しいですねえ。ぜひぜひ練馬区のマーキーで練馬復活やって欲しいです!

というわけで、山田晃士さんも含めて、楽しいライヴでした。やっぱ江古田はいいなあ~。近いし(笑)
次は5月23日ですが、すでに行けないことが判明している・・・(涙)また近いうちにやって欲しいです。
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