2日で3つ舞台を観るという、ブロードウェイに行ったのかよ、なことをしてしまった・・・
というわけでその第一弾、帝劇のダンス・オブ・ヴァンパイアです。
前回の東宝の舞台を観て、まあ一回見ればいいや、と思っていたのですが、教授を石川禅さんがやるというので、じゃあ一度くらいは見ないとなあ、と見ることにしました。
帝劇自体久々で・・・いやー相変わらずひどいですねえ、
オケが・・・(汗)
ちなみにこの作品、
ハンブルクでドイツ版を観ています。ドイツで観た時には迫力で圧倒され、また観てみたいな、と思わせましたが、
前回見た東宝版は予想通り色々とスケールダウンしていて、ま一回観ればいいや、という感じだったんですが。
まあ今回も同じような感じでしたね。
禅さんの教授は、まあ市村さんみたいに笑いを取るのは無理だよな・・・とは思っていたので、そのあたりは予想よりは良かったかな。あのにこにこ顔を活かして、かわいいおじいちゃんになってて良かったです(笑)
あと、ここ最近観た作品の中では一番かも、くらい禅さんの歌を堪能できました(笑)教授って実は歌多いですよね・・・
本当は教授は駒田一さんの方が合ってると思うんですけど、クコールやり続けるんだろうなあ・・・勿体無い・・・クコール劇場とかやってるから活躍してるようだけど、クコールって出番も少ないし、たいした役じゃないですよね・・・
ダブルキャストでは、アルフレートは泉見洋平さんで、というのだけ選びました。だって泉見さんのアルフレートはちゃんとくるくるパーマのホビット風カツラをつけてくれるから(笑)私にとってアルフレートはメリーなのですよ・・・
泉見アルフレートはかわいいですねえ。いくつなんだよ! とツッコミたくなりますが(笑)
サラは特に選ばずに知念里奈さんだったんですが、良かったです。サラなんて、ちょっとかわいくてきれいな声で歌えればOK、程度であまり重要視してなかったんですが、前回見たサラよりも良かったです。どこがどうと言われても説明できないんだけど・・・サラに求められている物を全て満たしている、という感じでした。
知念里奈さん、以前はあまり好きじゃなかったんですが、昨年のミス・サイゴンのキムがすごくよくて、成長したのか単に役にハマったのか・・・と思ってましたが、どうやら本当に成長したんだな、と思いました。
正直、以前は台詞も棒読みだったけど(汗)歌も上手いはずなのに、台詞と同じく棒読み風というか、感情をこめて歌うというのが全然できてなかったんですね。
ミス・サイゴンで、そのあたりが変わっていたので、成長したのかどうか・・・と思ってましたが、今回もちゃんと感情を乗せて歌えていたので、本当に上手くなったんだなあ・・・と思いました。今度エポニーヌも見るのですが、エポニーヌも良かったら本物だな・・・とちょっと楽しみです。
マグダのシルビア・グラブさんは、ドイツで観た時に真っ先に思い浮かんだキャストだったので、満を持して・・・という感じで楽しみにしてましたが、期待しすぎだったかな(汗)もっと地声でロックっぽく迫力で歌ってくれると期待してたのに。
でもお色気な感じとかも含めて、イメージどおりのマグダでしたね。
アンコールのソロがメチャクチャカッコ良かったですねー。
安崎さんのシャガールは、見た目すごく若くなったような気がしましたが、別に18の娘がいてもおかしくない年齢ですよね・・・(汗)
阿知波さんも相変わらず上手いし、キャストの歌唱力は完璧になりましたね(笑)アンサンブルも上手いし。
吉野圭吾さんのヘルベルトは相変わらずすごいなー(笑)彼のヘルベルトだけはドイツ版を超えてますね(笑)
Carpe Noctemのヴォーカルは、前回と違う人・・・ですよね? 前回よりも上手いと思うのですが、なぜか前回のCarpe Noctemの方が印象に残りましたね。前回のはCarpe Noctemの歌だけもう一回聴きたいかな、と思いましたから。ちょっと無理して歌ってる感じが良かったのかな?
後はだいたい前回の感想と同じかな・・・(手抜き)
あ、席が取れなくてA席の1階後ろの方だったんですが、客席でウロウロしてるキャストの行動がよく見えて、むしろ良かったかなーと思いました。
そうそう、アンコールの手拍子が無茶苦茶走るんですが・・・表で拍取るからだよなあ。あんなシンコペーションだらけの曲、表で拍合わせようなんて無理。4拍全部叩かないで2拍目と4拍目叩くとかすればいいのに。
実はRENTの最後のバンド演奏のI'll Cover Youの手拍子もそうなんですが・・・あっちはまだテンポがそんなに速くないのでまだマシですが(でも走りがちですよね)。
レミゼとか「美女と野獣」なら表拍でいいんですけどね~。ま、伯爵も表拍で取ってるからいいか(爆)