ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

フュッセンのだまし絵

2010年01月23日 | 旅行
フュッセン名物と言えば「だまし絵」だそうですが・・・
トップの写真を見てください。窓の飾りが絵なのはわかると思いますが、出窓に見えますよね?


横から見ると、真っ平ら!
こういう風に、建物に立体であるような錯覚を起こさせる絵を描いて装飾するのが流行していたのだそうです。
他にも時計塔の端っこにブロックの凹凸があるような絵が描いてあったりしました。知らないで観ていた時は「絵で書いて手抜き」とか思ってましたが、伝統様式だったんですねえ(汗)
街中でもブロックのような絵を描いた建物とかありました。ホテルにも百合の花のだまし絵がありましたしね。
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グイン・サーガ130巻

2010年01月23日 | グイン・サーガ
読み終わってから1ヶ月経ってしまいましたが・・・
こういう形で最後まで見届けることになるとは思ってなかったなあ。
100ページくらいしかないと聞いてましたが、実際に見て・・・「薄っ!」
このくらいの薄さの文庫はあると思いますが、グインのこの薄さはやはり寂しい・・・
この少し前に読んだ「転移」で、最後にグインの記述があるところを読んだら、ちょっと区切りがついたところまで書いていたのかなと思ってたんですが、思いっきり途中で終わっているのが、本当に絶筆なんだな・・・と生々しかったです。多分日記に書いていたあの時点からちょっと書き進んだのかな。
話的には、前巻でヤガが一段落して、そのあとなので、いつものごとく話が動き出す前の展開ですね。なので話はあまり進まないままでした。
でもそれでよかったかも。ものすごく「次巻へつづく」って展開だったら読み終わった後やるせなかったと思うので・・・
結局イシュトヴァーンが何を狙ってたのかはわからないままですが・・・やっぱりヤガには行かないんだなー。パロが弱体している様を散々描写していたので、何もしないで大人しく去るとは思えなかったけど、なんだか宮廷のご機嫌取りのようなことをやっていたりして、いきなりクリスタルを占領するような雰囲気でもなかったし。
バックにグラチウスがいるっぽいので、何かあるんだろうな・・・と言ってもこの続きは決して読めないですが。
作者自身も書きながら考えていた節があるので、まだ先のこと考えてなかった可能性もありますよね・・・
しかし、マルガへ行く話、結局何の展開にもつながらないままで、何だったんだろうなあ。最初からそのつもりだったのか、展開を思いつかなかったのか・・・
最後にリンダが出てきてくれたのは嬉しかったけど、なんか出てくる度に評判落としているような気がしてならない・・・(汗)まあ、出てきただけいいかな。レムスは結局出てこないままだったし。
しかし、「七人の魔道師」と話が上手いことつながった・・・のかもしれないけど、シルヴィアと別れてからそんなすぐに妾作ってたなんてグインの評判ガタ落ちじゃないか?
これで最後になるとは思っていなかったのかもしれないけれど、この先の不安を暗示させるような描写があちこちに出てきて、なんとなく最後っぽい雰囲気はありますね。
特に、ヴァレリウスのパロの未来を思っての述懐が、なんか珍しく(汗)共感できる感じで、久々にヴァレリウスいいかな、と思いました。
そう言えば、タイトルの「見知らぬ明日」って誰がつけたんですかね。あまりにもこの最後にぴったりなタイトルなので・・・
「転移」を読むと、かなり体調悪い中少しずつ書いていたことがわかるのですが、文章からはそういうのはあまり感じられなかったかな。
ただ、台詞ぱっかりで地の分省略しすぎなところもあったけど・・・これは前からそうかな(汗)
なんだか最後という実感が今ひとつ湧かない最終巻でしたが・・・ちょうどあまり話が動かないところで終わって良かったかな。なんとなく、この先どうなるのかな・・・と想像しつつ、次の巻が出るのを待っているままのような気分です。次はもうないんだけれど。
今岡清さんの解説で、新装版のあとがきで、誰か他の人が話を書き継いでもいいと書いていたという話がありました。ご本人がそれでいいと思っても、やっぱり他の人が書いたら全く違うものになってしまうだろうなあ・・・それを思うと、おおまかなプロットだけでも残してくれていたらと思ってしまいますが。
完結したらまた最初から読み直してみようかと思ってましたが、なんとなく気分が変わってしまって「はてしない物語」とか読み出していたりして・・・(汗)
いつかその気になったら、最初から読み直してみたいかなと思います・・・
コメント (2)
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