ずっと楽しみにしていたアンドリュー・グラムス指揮の都響のオケコンを聴いてきました!
もともとバルトークのオケコンは大好きなのですが、1ヶ月前にウィーンフィルのオケコンのチケットを取っていたし、本来なら多分行っていないところでした。
が、指揮がアンドリュー・グラムス氏ときいていきなり絶対行かなきゃになったのでした。
アンドリュー・グラムス氏、一般的にはまだまだ無名だと思いますが、私は彼がクリーヴランド管の副指揮をやっていた時に野外コンサートでチャイ5とプロコフィエフのピアコン3番を振ったのを聴いたのですが、これがすごく良かったんですよ。
特にチャイ5が素晴らしくて、しばらくチャイ5マイブームが巻き起こったくらいで(笑)
あと、以前ドイツでLotRシンフォニーを8公演ほどやった時に、なぜか彼が指揮してたんですよね。なぜかというか、クリーヴランド管でLotRシンフォニーをやった縁で、だと思いますが。今となっては聴いてみたかったなあ、グラムス氏が振ったLotRシンフォニー。
そんなグラムス氏が大好きなオケコンを振るというので、すごく楽しみにしてたのでした。
前プロはバルトークのルーマニア民族舞曲。親しみやすい曲なので、楽しみにしていたのですが・・・なんか予想外に今イチでした(汗)日本人にはあのハンガリーの香りを出すのは難しいのかな・・・
こちらで試聴してみると本場の演奏がよくわかって面白いです。さすがにここまでの演奏を期待していたわけではないですが(笑)
ただ、4曲目の繊細な表現と、その後の激しい曲調に変わるところのメリハリが良かったかな。
グラムスさんは楽しい曲調になるととても楽しそうに振っていたのがなんかアメリカ人ぽいかなーと思いました。(偏見?)
中プロのR.シュトラウスのオーボエ協奏曲は、絶対寝るな・・・と思って頑張って予習したんですが、2楽章の頭までは頑張ってたんですけど・・・意識失っちゃいました(汗)
でも美しい曲ですよね。(だから眠くなってしまう・・・(汗))
のっけからテンポ早めで、チャイ5をチョッ速で振ってたグラムス氏らしいかなあと思いましたが。
ルーマニア民族舞曲とはうって変わって、まとまった美しい演奏でした。
オーボエは都響の首席の広田智之氏でしたが、良い演奏でした。(半分くらい寝てたけど・・・すんません(汗))
で、いよいよメインのオケコンですが。
いやー素晴らしかったです! ウィーンフィルのよりよっぽど良かった。
もちろん個々の演奏技量はウィーンフィルの方が高いんですが、全体的な演奏が・・・すごく真っ当なオケコンだったというか、期待通りの解釈だったというか・・・
グラムス氏、速めテンポでストイックな演奏をする人かなーと思ってましたが、決してそういうわけではなかったんですね。チャイ5に関しては速めに演奏することでベタにならずに情感を引き出していたんだなあ。
速めテンポなところも結構ありましたが、聞かせどころではじっくり聴かせて・・・
でも、極端にゆっくりになることはなかったし、基本的にはストイックな感じではあったかなあ。でも情感を感じるところはすごく感じましたね。
一音一音、とても丁寧に指揮していたように思いましたし、オケもとても気合の入った演奏でした。
こういうところが、巨匠と超一流オケの余裕の演奏よりも良かった原因なのかなあと。なんかオケコンに対する敬意を感じたというか、聴いていてすごく嬉しかったです。
3楽章の、1楽章の第一主題が戻ってくるところなんか、胸が締め付けられるような悲しみがよく出ていて、思わず涙が出てしまいました。チャイ5でも泣かされたし、やっぱりグラムス氏の解釈は好きらしいです。
2楽章のソロが多いところは、さすがにウィーンフィルとかニューヨークフィル(CDを持ってる)の演奏には及びませんでしたが、木管はかなり満足でした。まあ欲を言えばもちょっと色気が欲しいかなあとか思わなくもないけれど、十分満足できる演奏でした。
グラムス氏も、ソロの部分はほとんど棒を振らずにソリストに任せている感じでしたね。
全体的に、激しいところと静かなところのメリハリがはっきりしていて、と言っても静かなところもベタに歌わせすぎないで、それでいて情感を非常に感じさせる演奏で、真っ当なオケコンでありながら、オケコンの新しい魅力も教えてもらったような感じでした。おお、ここもこんなに良かったんだなあとか。そう言えばチャイ5を聴いた時もそうだったなあ。
というわけで、大満足のオケコンでした。
アンドリュー・グラムス氏の指揮もやっぱり好みだということがわかったし。彼の指揮なら安心して聴けそうです。彼が振るプロ5とかも聴いてみたいなあ・・・
11/3にもグラムス氏都響を降るのですが、モーツァルトなのでいいや・・・と行きませんけど(汗)
今度いつ彼の指揮に巡り合えるかどうかわかりませんが、また来日して欲しいなあ。またどこかで彼の指揮で聴けたらいいなあと思います。
そう言えば、都響のコンマスの人、のだめのSPドラマの新都フィルのコンマスの人でした、多分。あれ都響のメンバーで撮ってたんですね。余談でした。
もともとバルトークのオケコンは大好きなのですが、1ヶ月前にウィーンフィルのオケコンのチケットを取っていたし、本来なら多分行っていないところでした。
が、指揮がアンドリュー・グラムス氏ときいていきなり絶対行かなきゃになったのでした。
アンドリュー・グラムス氏、一般的にはまだまだ無名だと思いますが、私は彼がクリーヴランド管の副指揮をやっていた時に野外コンサートでチャイ5とプロコフィエフのピアコン3番を振ったのを聴いたのですが、これがすごく良かったんですよ。
特にチャイ5が素晴らしくて、しばらくチャイ5マイブームが巻き起こったくらいで(笑)
あと、以前ドイツでLotRシンフォニーを8公演ほどやった時に、なぜか彼が指揮してたんですよね。なぜかというか、クリーヴランド管でLotRシンフォニーをやった縁で、だと思いますが。今となっては聴いてみたかったなあ、グラムス氏が振ったLotRシンフォニー。
そんなグラムス氏が大好きなオケコンを振るというので、すごく楽しみにしてたのでした。
前プロはバルトークのルーマニア民族舞曲。親しみやすい曲なので、楽しみにしていたのですが・・・なんか予想外に今イチでした(汗)日本人にはあのハンガリーの香りを出すのは難しいのかな・・・
こちらで試聴してみると本場の演奏がよくわかって面白いです。さすがにここまでの演奏を期待していたわけではないですが(笑)
ただ、4曲目の繊細な表現と、その後の激しい曲調に変わるところのメリハリが良かったかな。
グラムスさんは楽しい曲調になるととても楽しそうに振っていたのがなんかアメリカ人ぽいかなーと思いました。(偏見?)
中プロのR.シュトラウスのオーボエ協奏曲は、絶対寝るな・・・と思って頑張って予習したんですが、2楽章の頭までは頑張ってたんですけど・・・意識失っちゃいました(汗)
でも美しい曲ですよね。(だから眠くなってしまう・・・(汗))
のっけからテンポ早めで、チャイ5をチョッ速で振ってたグラムス氏らしいかなあと思いましたが。
ルーマニア民族舞曲とはうって変わって、まとまった美しい演奏でした。
オーボエは都響の首席の広田智之氏でしたが、良い演奏でした。(半分くらい寝てたけど・・・すんません(汗))
で、いよいよメインのオケコンですが。
いやー素晴らしかったです! ウィーンフィルのよりよっぽど良かった。
もちろん個々の演奏技量はウィーンフィルの方が高いんですが、全体的な演奏が・・・すごく真っ当なオケコンだったというか、期待通りの解釈だったというか・・・
グラムス氏、速めテンポでストイックな演奏をする人かなーと思ってましたが、決してそういうわけではなかったんですね。チャイ5に関しては速めに演奏することでベタにならずに情感を引き出していたんだなあ。
速めテンポなところも結構ありましたが、聞かせどころではじっくり聴かせて・・・
でも、極端にゆっくりになることはなかったし、基本的にはストイックな感じではあったかなあ。でも情感を感じるところはすごく感じましたね。
一音一音、とても丁寧に指揮していたように思いましたし、オケもとても気合の入った演奏でした。
こういうところが、巨匠と超一流オケの余裕の演奏よりも良かった原因なのかなあと。なんかオケコンに対する敬意を感じたというか、聴いていてすごく嬉しかったです。
3楽章の、1楽章の第一主題が戻ってくるところなんか、胸が締め付けられるような悲しみがよく出ていて、思わず涙が出てしまいました。チャイ5でも泣かされたし、やっぱりグラムス氏の解釈は好きらしいです。
2楽章のソロが多いところは、さすがにウィーンフィルとかニューヨークフィル(CDを持ってる)の演奏には及びませんでしたが、木管はかなり満足でした。まあ欲を言えばもちょっと色気が欲しいかなあとか思わなくもないけれど、十分満足できる演奏でした。
グラムス氏も、ソロの部分はほとんど棒を振らずにソリストに任せている感じでしたね。
全体的に、激しいところと静かなところのメリハリがはっきりしていて、と言っても静かなところもベタに歌わせすぎないで、それでいて情感を非常に感じさせる演奏で、真っ当なオケコンでありながら、オケコンの新しい魅力も教えてもらったような感じでした。おお、ここもこんなに良かったんだなあとか。そう言えばチャイ5を聴いた時もそうだったなあ。
というわけで、大満足のオケコンでした。
アンドリュー・グラムス氏の指揮もやっぱり好みだということがわかったし。彼の指揮なら安心して聴けそうです。彼が振るプロ5とかも聴いてみたいなあ・・・
11/3にもグラムス氏都響を降るのですが、モーツァルトなのでいいや・・・と行きませんけど(汗)
今度いつ彼の指揮に巡り合えるかどうかわかりませんが、また来日して欲しいなあ。またどこかで彼の指揮で聴けたらいいなあと思います。
そう言えば、都響のコンマスの人、のだめのSPドラマの新都フィルのコンマスの人でした、多分。あれ都響のメンバーで撮ってたんですね。余談でした。
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