もともと好きな作品だったのに加え、昨年ソウルで見たミス・サイゴンでエレンをやっていたキム・ソニョンさんがアルドンサと知り、これはぴったり! 見たいなあ、ということで見に行くことにしました。
セルバンテス=アロンソ・キハーナ役は大人気らしいチョ・スンウさんは敢えてはずし、チョン・ソンファさんで。
チョ・スンウさん、なんでそんな人気なのか・・・と思ったら、韓国映画「マラソン」で主人公の自閉症の青年を演じてた人だったんですねー。その後ミュージカルをやるようになったので、大人気になったのでは、と教えていただきました。なるほど納得。
(追記:チョ・スンウさんは「マラソン」に出演する前からミュージカル界ではカリスマ的人気を誇っていたそうです。よく知らずに聞いていた私の勘違いでした)
この日は、なんと今までお会いしたことがなかった、長野にお住まいのSさんと仙台にお住まいのCさんとお会いするとこができました! 韓国ミュージカルにも詳しいお二人に色々教えていただいたりして、楽しかったです。ありがとうございました!
もともととても好きな作品でしたが、日本ではアルドンサが変わって以来見に行っていないという・・・(汗)
ただ、日本の「ラ・マンチャの男」は、ミュージカルというよりは座長公演に近いものがあり、(いや市村さんになる前までの「屋根の上のヴァイオリン弾き」ほどではないですが・・・(汗))違う国のバージョンを見てみたかったんですよね。
サンチョとか、役者さんとしてはとても上手いのですが、あまり歌えないので(汗)冒頭のキハーナとのデュエットとかあんまりハモってなくて・・・。あの曲大好きなので残念なんですよね。
そんな訳で、ちょっと楽しみにしていました。どうしても日本の「ラ・マンチャ」と比べてしまう点はご容赦を・・・
舞台は地下牢をイメージした、岩で囲まれたセットで固定されていて、回り舞台などがなく、舞台を狭くしてしまっていたのが残念でした。
冒頭のキハーナとサンチョが旅していくところなど、場面の転換がなくて、旅している臨場感がなかったですね。ここ大好きなので残念でした。
日本の円形になっている舞台装置もあんまり好きではなかったんですが、動きはあった方がいいかなあと・・・
あ、あと、馬とロバが出てこないんですね・・・ただの木馬で。日本の馬とロバのコンビかわいくて好きなので(特に駒田一さんがロバやってた頃が・・・(笑))、寂しかったです。あれは日本オリジナルなのかな。
オケは日本の水準から考えたらずっと上手かったですが、ソウルで「ミス・サイゴン」を聞いた時ほどすごく上手くはなかったです。チューニングとか合ってなかったし・・・(汗)
しかし、金管のレベルが日本のミュージカルのオケとは全然違いましたね。音とか。
でも、日本より上手いわりに、テンポ感などは今ひとつノリというかキレが足りなかったように思いました。特に序曲・・・これは指揮のせいなのかなあ?
全体として、全員歌が上手いというのはいいですね。ちゃんとミュージカルで・・・
チョン・ソンファさんは、歌も文句なく上手いし、演技もなかなか。
松本幸四郎さんにくらべると、歌では勝ってるかもですが、演技の点ではさすがにあちらの方が一日の長、どころではない長年のものがありますね。特に笑わせるところが上手いんですよね。さすが年の功というか(笑)
そう言えば、剣が風車で曲がってしまうところ、日本ではらせん状になってて、剣を出し入れするときにいちいちくるくる回さないといけないのがすごくおかしかったんですが、やってなかったですね。あれも日本オリジナルなのかなあ。
というわけで笑わせるという点ではやや物足りないものもありましたが、「見果てぬ夢」ではかなりじーんとさせられましたし、終盤のキハーナの演技も素晴らしく、幸四郎版と同じように泣けました。
キハーナの病床のシーン、私の周囲はほぼ皆すすり泣いてました(笑)
最後にセルバンテスに戻る時のさわやかなカッコよさは、若さの特権ですね~。幸四郎版では得られない感動でした。
サンチョは、歌も上手いし、かわいいしで、なかなか良かったです。
キム・ソニョンさんのアルドンサは、見事にハマっていて、安心してみていられました。日本にはあまりああいう激しい役を余裕でこなす女優さんていないと思うので、憧れるんですよねえ。エビータ見たかった・・・
あばずれな感じも出しつつ、キハーナの言葉に心を動かされていく様子が素直に感じられて、アルドンサにも感動しましたね。キハーナの病床のシーン、泣かされたのはかなりアルドンサのせいもあったと思います。
カラスコ博士はちゃんと若い人で(汗)良かったです。あれならアントニアの婚約者として素直に見られます。牢の中でも最初から目立っていたのが良かったですね。あれは演出のおかげなのかな?
チェスの場面もおかしかったです。あれ日本にもあったかなあ? なんか記憶にないんですけど・・・(汗)
床屋はカマっぽい感じで、なるほどこういうのもありだな~、と思いました(笑)なかなか笑えました。
途中休憩があって、あれ、こんなところで一幕終了だったっけ・・・と思ったら、Cさんによるとソウルでは休憩がなかったとか。(追記:以前ソウルでやった公演が休憩なしだったそうで、今回のソウル公演では来日公演と同じところで休憩が入ったそうです)そういえぱ日本でも休憩なかったような気が・・・
なんだかとりとめのない感想ですが(いつものことか(汗))、日本のしか見ていなかったので、いろいろと新鮮でたのしかったです。
「ラ・マンチャの男」自体久々だったし。やっぱりいい作品だなあと思いました。
長らく見てなかったけど、来年は見てみようかな、という気になりましたよ。
セルバンテス=アロンソ・キハーナ役は大人気らしいチョ・スンウさんは敢えてはずし、チョン・ソンファさんで。
チョ・スンウさん、なんでそんな人気なのか・・・と思ったら、韓国映画「マラソン」で主人公の自閉症の青年を演じてた人だったんですねー。その後ミュージカルをやるようになったので、大人気になったのでは、と教えていただきました。なるほど納得。
(追記:チョ・スンウさんは「マラソン」に出演する前からミュージカル界ではカリスマ的人気を誇っていたそうです。よく知らずに聞いていた私の勘違いでした)
この日は、なんと今までお会いしたことがなかった、長野にお住まいのSさんと仙台にお住まいのCさんとお会いするとこができました! 韓国ミュージカルにも詳しいお二人に色々教えていただいたりして、楽しかったです。ありがとうございました!
もともととても好きな作品でしたが、日本ではアルドンサが変わって以来見に行っていないという・・・(汗)
ただ、日本の「ラ・マンチャの男」は、ミュージカルというよりは座長公演に近いものがあり、(いや市村さんになる前までの「屋根の上のヴァイオリン弾き」ほどではないですが・・・(汗))違う国のバージョンを見てみたかったんですよね。
サンチョとか、役者さんとしてはとても上手いのですが、あまり歌えないので(汗)冒頭のキハーナとのデュエットとかあんまりハモってなくて・・・。あの曲大好きなので残念なんですよね。
そんな訳で、ちょっと楽しみにしていました。どうしても日本の「ラ・マンチャ」と比べてしまう点はご容赦を・・・
舞台は地下牢をイメージした、岩で囲まれたセットで固定されていて、回り舞台などがなく、舞台を狭くしてしまっていたのが残念でした。
冒頭のキハーナとサンチョが旅していくところなど、場面の転換がなくて、旅している臨場感がなかったですね。ここ大好きなので残念でした。
日本の円形になっている舞台装置もあんまり好きではなかったんですが、動きはあった方がいいかなあと・・・
あ、あと、馬とロバが出てこないんですね・・・ただの木馬で。日本の馬とロバのコンビかわいくて好きなので(特に駒田一さんがロバやってた頃が・・・(笑))、寂しかったです。あれは日本オリジナルなのかな。
オケは日本の水準から考えたらずっと上手かったですが、ソウルで「ミス・サイゴン」を聞いた時ほどすごく上手くはなかったです。チューニングとか合ってなかったし・・・(汗)
しかし、金管のレベルが日本のミュージカルのオケとは全然違いましたね。音とか。
でも、日本より上手いわりに、テンポ感などは今ひとつノリというかキレが足りなかったように思いました。特に序曲・・・これは指揮のせいなのかなあ?
全体として、全員歌が上手いというのはいいですね。ちゃんとミュージカルで・・・
チョン・ソンファさんは、歌も文句なく上手いし、演技もなかなか。
松本幸四郎さんにくらべると、歌では勝ってるかもですが、演技の点ではさすがにあちらの方が一日の長、どころではない長年のものがありますね。特に笑わせるところが上手いんですよね。さすが年の功というか(笑)
そう言えば、剣が風車で曲がってしまうところ、日本ではらせん状になってて、剣を出し入れするときにいちいちくるくる回さないといけないのがすごくおかしかったんですが、やってなかったですね。あれも日本オリジナルなのかなあ。
というわけで笑わせるという点ではやや物足りないものもありましたが、「見果てぬ夢」ではかなりじーんとさせられましたし、終盤のキハーナの演技も素晴らしく、幸四郎版と同じように泣けました。
キハーナの病床のシーン、私の周囲はほぼ皆すすり泣いてました(笑)
最後にセルバンテスに戻る時のさわやかなカッコよさは、若さの特権ですね~。幸四郎版では得られない感動でした。
サンチョは、歌も上手いし、かわいいしで、なかなか良かったです。
キム・ソニョンさんのアルドンサは、見事にハマっていて、安心してみていられました。日本にはあまりああいう激しい役を余裕でこなす女優さんていないと思うので、憧れるんですよねえ。エビータ見たかった・・・
あばずれな感じも出しつつ、キハーナの言葉に心を動かされていく様子が素直に感じられて、アルドンサにも感動しましたね。キハーナの病床のシーン、泣かされたのはかなりアルドンサのせいもあったと思います。
カラスコ博士はちゃんと若い人で(汗)良かったです。あれならアントニアの婚約者として素直に見られます。牢の中でも最初から目立っていたのが良かったですね。あれは演出のおかげなのかな?
チェスの場面もおかしかったです。あれ日本にもあったかなあ? なんか記憶にないんですけど・・・(汗)
床屋はカマっぽい感じで、なるほどこういうのもありだな~、と思いました(笑)なかなか笑えました。
途中休憩があって、あれ、こんなところで一幕終了だったっけ・・・と思ったら、Cさんによるとソウルでは休憩がなかったとか。(追記:以前ソウルでやった公演が休憩なしだったそうで、今回のソウル公演では来日公演と同じところで休憩が入ったそうです)そういえぱ日本でも休憩なかったような気が・・・
なんだかとりとめのない感想ですが(いつものことか(汗))、日本のしか見ていなかったので、いろいろと新鮮でたのしかったです。
「ラ・マンチャの男」自体久々だったし。やっぱりいい作品だなあと思いました。
長らく見てなかったけど、来年は見てみようかな、という気になりましたよ。
こんばんは。
先日は、お世話さまでした。
とても楽しかったです。
「休憩」ですが、前回の「ラ・マンチャの男」では
「休憩」がなかったそうです。
今回は、ソウルでも日本で公演をした時と
同じタイミングで休憩時間がありました。
ライヴで観たのは1回だけですけど。松本幸四郎の、アルドンサが代わった後の公演f^^; 悪くなかったですよー。
ちなみにチョ・スンウさんは映画マラソンをやる前からミュージカル俳優ですよ。
当日はどうもありがとうございました!
休憩が入るようになったのは、今回の?ソウル公演から、ということなんですね。話半分で聞いていてすみません。
二幕の始まりを見て、こんな始まり方記憶にないなあ・・・と思ったので、日本も休憩はなかったような気がして来ました。
>みっちさん
みっちさんも「ラ・マンチャの男」お好きなんですね!
この作品、普段ミュージカルを見ない男性にファンが多いんですよね。この作品がきっかけでミュージカルに出たい、と思うようになった男優さんも結構いらっしゃるようです。
映画はテレビでちらっと見たことがあるんですが、あれピーター・オトゥールだったんですね~。ソフィア・ローレンもハマり役でした!
ホント音楽がいいですよね。大好きです。
今アルドンサやってる女優さん、個人的にちょっと苦手なんですが(汗)来年は見に行こうと思ってます。もう何年もやってるし、きっと良いんだと思います。
>ミリさん
素晴らしい公演でしたよね。残念ながら私はチョ・スンウさんは観ませんでしたが・・・(チョ・スンウさんじゃない方がいい席が取れるかなと思って(汗))
チョ・スンウさんは「マラソン」の前からミュージカルやってらしたんですね。よく知らないで話を聞いていたもので、誤解していてすみません。後で本文に追記しておきますね。
ソフィア・ローレン&ピーター・オトゥールの映画版見たくなりました。
チョ・スンウさんのように、日本で名前の売れてる人が看板になってる公演でないと、なかなか来日公演をしてもらえないので、チョ・スンウさんに続いて映画・ドラマで、日本で知名度を上げて、日本へ公演をもってこれるようなミュージカルスターが出てこないかなと、期待しています。
さて、「ラマンチャの男」。
個人的には、初めてみた回で、一番つかまれたのは、サンチョ。
ドンキホーテのお供として、
ロバ(?)に見立てた、樽にまたがって、
足でコギコギしている姿が可愛いかったです。
サンチョの足コギコギが可愛く見えたのは
ぐらさんお気に入りの馬とロバが登場しないから、余計、かわいさが際立ったのでしょうか、、、。
ドンキホーテの手紙を読めないから暗記して、
サンチョが歌ってアルドンサに伝えるシーンも好きでした。
先日はありがとうございました!
韓国ミュージカル、他にも見たい作品は色々あるので、もっと色々来日してくれたら嬉しいですね。
キム・ソニョンさんのエビータが見たかった・・・
サンチョはいいですよね~
サンチョのかわいさが随所で効いてますよね。最初のドン・キホーテとのデュエットも、手紙のシーンも。
サンチョが「旦那が好きなのさ~♪」を聞いてるとなんだかじわっとしてしまいます。
日本のサンチョもかわいいですよ。歌はあれですけど(汗)
最初のロバに乗るシーン、日本でも木馬だったような気がして来ました。宿屋のシーンとかになると馬とロバを人間が演じていたような・・・
色々確認するためにも、やはり来年の東宝版は行かねば、と思います(笑)