ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

機内で観た映画たち(ブリティッシュエアウェイズ編)

2010年08月18日 | 映画
今回イギリスに行った時の機内で観た映画たちの感想です。
夏は7月と8月にかけて行くことが多いので、行きと帰りで違うプログラムになっている場合が多いので、行きに一所懸命4本も観たら、帰りも同じプログラムで、日本語で見られるの残り2本しかなくなってしまったという・・・
仕方ないのでスペイン語吹き替えとかで見てましたけど(汗)

まずは行きの便。
タイタンの戦い
ギリシア神話ということでちょっと気になってたんですが、まあ神話というよりはアクション映画ですね~。
映像はすごそうでしたが、機内で観てもそのあたりはぼんやりとしかわからず、勿体無いところですが。でもお金出して観に行くほどの話ではなかったしなー。
話の筋は、現代的に共感しやすいように上手いことまとめたなーという感じでした。感動するほどではないけど。
「パーシー・ジャクソン」がそもそもベルセウスの話をベースにしてるので、あちこちで似たような場面が出てきて、こっちがオリジナル?なのになんか笑えてしまった(汗)
ゼウスは「パーシー-」の方がもちろんカッコイイですが(笑)
しかし、ペルセウスを見守る謎の美女?のイオの厚化粧ぶりが気になって仕方なかった(汗)砂漠とかでそんな白塗りって・・・(汗)
アンドロメダの方がホンモノの美人でしたが、厚化粧の方がいいのかペルセウス! とちょっと思ってしまった(汗)

グリーンゾーン
ポール・グリーングラス監督は「ボーン・スプレマシー」「ユナイテッド93」を観ましたが、どちらもストイックな作品でよかったので、この監督性に合うんだなあと・・・ジャンル的にわざわざお金払って観に行くことはあまりないですが。(ユナイテッド93は見に行きましたけど)
作品の内容実は全然知らなかったのですが、イラクに大量兵器があるという話をアメリカが捏造した、という事実をイラク派遣兵が暴こうとする話で、(設定的にはフィクションですけど)こんなの作っていいのか? と思いましたが、ハリウッド的にはブッシュ批判はokなんだろうな・・・
ユナイテッド93でも「そんなにテロリストに同情的でいいのか?」と心配してしまったくらいのグリーングラス監督ですから、今回もイラクの人々の立場にたった内容だったと思います。実情を知らないので実際のところどうなのかわかりませんが・・・
長年イラク情勢にかかわるCIAの局員(ブレンダン・グリーソン)が、「イラクの治安を守るのはイラク軍にやらせるべきだ」と主張するのは、コロンビアサッカーが好きでコロンビアの麻薬問題にアメリカが介入するのが気になってたときから思ってたことなので、素直に共感。外国が介入してるうちは根本的な解決にはならないよね・・・
途中から出てきた協力的なイラク人の存在が気になってたら、ちょっと意外な結末に。このあたりも面白かったです。
ボーンシリーズのマット・デイモンが主演でしたが、この人あまりカッコイイとは思わないんだけど(汗)今回はカッコ良く思えました。やっぱ演技がうまいんだなあ。
余計な女性が出てこなくて、終始ストイックな話運びだったのも良かったです。女性記者が出てくるんだけど、たまたま女性だっただけというか(笑)主人公と一回だけ会うけどなんの展開もなく(笑)潔くてよかったです。
やっぱりこの監督は好きだなーと思いました。なかなか映画館までは観に行きませんが、今後の作品にも期待です。

シャッターアイランド
劇場まで観に行く気は全くなかったんですが、謎とき?とか面白そうだったので、観られて良かったです。
映像がきれいでしたねー。と思ったらこれスコセッシ監督だったんだ・・・(汗)
現実のモノクロめいた画面と、夢の中の美しくも恐ろしい映像とのギャップとか、なかなか良かったです。大画面で見るべきなんでしょうな・・・
話の筋的には夢オチ?みたいな感じでやや解せないんですが・・・さらにどんでん返しがあるんじゃないかと思ってたけどそのままでなんだかがっかり・・・
いやでも実は・・・なのかな? なんで灯台の周りに鉄条網が張ってあるのか?とか・・・
ディカプリオはカッコイイと思わないんだけど演技は上手いですよね。特に狂気の演技が。

インビクタス
これも観に行く気全くなかったんですが気にはなってたので観られて良かったです。
マンデラ大統領を演じたモーガン・フリーマンが良かったですねー。なんだかホンモノに見えてきてしまって。さすがです。
黒人初の大統領として、黒人が白人を支配し返すのではなく、人種の融合を進めようとするマンデラ氏の努力を、さほどベタにならず、でもやっぱり結構ベタにはなってたかな(苦笑)、描いていました。
白人たちが大事にしているラグビーを尊重することで、国が一つになって応援できたら、という結構戦略的な考え方だったことを知って、面白かったです。ホント頭がいい人だなあ、と思いました。
一方で、祖国のために奮闘していることが家族からは疎まれて・・・というあたりのリアルな部分も。
そして、白人に迫害され、投獄されていたにもかかわらず、なぜ許すことができるのだろう・・・という素朴な思いに動かされた、マット・デイモン演じる代表チームのキャプテンがもう一人の主人公。と言ってもやっぱりマンデラ大統領の姿を浮き上がらせるためのキャラクターでしたが。
そういう、マンデラ大統領の人物を浮き上がらせる部分はよくできていたのですが・・・ちょっとスポーツ物としては今イチでしたねー。どうして弱小チームがあそこまで勝てるようになったのかが、今イチわかりませんでした。地道に鍛えてる場面は出てきていたものの・・・
勝ち進んでいく様にも今イチワクワク感?がなく・・・まあ敢えて淡々と撮ってたのかもですが。
試合のシーンなんかは頑張って撮っていた気がしますが、ラグビー見ないのでどの程度リアルだったのかはわかりません(汗)
最後に白人も黒人も一緒になって喜んで・・・というあたりはやっぱりベタだったかなあ。使用人と仲良くなって、というあたりもちょっと偽善っぽいというか・・・この辺りはドライビング・ミス・デイジーの方がリアルに良かったかなあ。(あれもモーガン・フリーマンだったなそういや)

帰りの便は、同じプログラムだったので日本語の映画あと2本しかなく・・・やむを得ず残りの2本を観ました。

バレンタインデー
豪華キャスト揃いで予告はさんざん観ましたが、全然見る気なかったんですが・・・観てみたら結構面白かったです。話もよくできてたし、やっぱりキャストが豪華で皆上手いので。
細切れのような話を上手くそれぞれ関連させながらつなぎ合わせていたのが上手いなあと思いました。
それぞれの話だけでも一つの映画にできそうなんですが、それだと正直ベタでつまらないかな・・・というところを、たくさん集めてオムニバスにしたところも上手いと思いました。
ちょっとアシュトン・カッチャーとジェニファー・ガーナーのエピソードは引っ張りすぎでしたが・・・(汗)

バウンティハンター
全く興味のないラブコメアクションというジャンルの作品でしたが・・・(汗)まあ上手くまとめてあるなーとは思いました。特に好きではないけど。
ジェラルド・バトラー好きだと、彼の情けない役のコメディーは楽しめるんでしょうが・・・
あ、300でも披露してた見事な腹筋ワレワレのお腹も見せてましたね(笑)
ジェニファー・アニストンってちゃんと観るの初めてでしたが、美人ですねー。彼女がやってた役もなかなかカワイイキャラクターでよかったかな。

残りの時間は、アリス・イン・ワンダーランドのスペイン語版(Alicia en el pais de las maravillas)を観たりしてました。
ディズニーの吹き替えはチェックが厳しいとか聞きますが、確かにオリジナルそっくりの声の人がふきかえていてびっくりでした。特に赤の女王がヘレナ・ボナム・カーターの声そっくりで・・・!

更に時間が余って困ってたら、なんとアルバムまるごとオーディオで聞けたりしたんですね・・・
BON JOVIの新譜とかあるのに気がついたんですが、半分くらいしか聴けず・・・もっと早く気がついてれば・・・
というわけで寝ないでエンタメ堪能しまくりました(笑)

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