いやー、この間の暴風雪はすごかったですね。
小生の住む新郷村川代ではただ、のどかに雪が降っただけでしたが、国道279号の渋滞ニュースは全国で報道されましたもんね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/fa/6fb4c9f1be19debe637351179b028f03.jpg)
この、車が雪に埋れて立ち往生し、近くの公民館に一晩避難したりしている人々をニュースで見て、真っ先に思い出したのが、佐々木譲先生の「暴雪圏」です。舞台は、青森県じゃなくて北海道なんですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/d7/e41310051d4b19a123877b7d0cdd7ccc.jpg)
〈ストーリー〉
最大瞬間風速32メートル。十勝平野が十年ぶりの超大型爆弾低気圧に覆われた日の午後、帯広近郊の小さな町・志茂別ではいくつかの悪意が蠢いていた。暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、冴えない人生の終着点で職場の金を持ち出すサラリーマン…。それぞれの事情を隠した逃亡者たちが辿りついたペンション・グリーンルーフで、恐怖の一夜の幕が開く。すべての交通が遮断された町に、警察官は川久保篤巡査部長のほかいない―。超弩級の警察小説。
一応、川久保巡査部長が主役という事になっていますが、いろんな、事情を持った登場人物たちの群像劇です。
なので、厳密には「警察小説」ではないですね。
この、悪天候のおかげで、いろいろな事情をもつ登場人物たちが、山荘や別荘に閉じ込められるミステリーって映画や小説でも何度となく使われてきた「古典的」プロットですよね。確か、漫画のゴルゴ13にもありましたよ。
こんな天気の悪い日に、様々な事件が一晩に集中して起きるもんか!などとつっこんではいけません。
ミステリーの名手、佐々木先生の手にかかれば、なーんの不自然さもなく、みんな山小屋に集まるではないですか。
しかも、北海道在住の作家らしく、その暴風雪の描き方などは、息苦しくなるほどリアルです。
これ読み終わった直後に、横浜町の集会所で一晩明かすことになったら、おっかなかったでしょうね。
ちなみに、この「暴雪圏」は「制服捜査」という小説の続編ですが、全く独立した話なので、前作読まなくても何の問題もありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/bd/e347dcb895df6c7f62a3635520cdf477.jpg)
こっちは川久保巡査部長が主役のばりばりの「警察小説」なんですが、もう面白いのなんのって、是非ご一読をお勧めします。
というわけで、静かに降ってくる川代の雪を見ながら、暖房のきいた部屋で読書をするって、最高です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/f8/9cd29e7e65826221fb709e38db1f683d.jpg)
小生の住む新郷村川代ではただ、のどかに雪が降っただけでしたが、国道279号の渋滞ニュースは全国で報道されましたもんね。
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この、車が雪に埋れて立ち往生し、近くの公民館に一晩避難したりしている人々をニュースで見て、真っ先に思い出したのが、佐々木譲先生の「暴雪圏」です。舞台は、青森県じゃなくて北海道なんですが・・・
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〈ストーリー〉
最大瞬間風速32メートル。十勝平野が十年ぶりの超大型爆弾低気圧に覆われた日の午後、帯広近郊の小さな町・志茂別ではいくつかの悪意が蠢いていた。暴力団組長宅襲撃犯、不倫の清算を決意した人妻、冴えない人生の終着点で職場の金を持ち出すサラリーマン…。それぞれの事情を隠した逃亡者たちが辿りついたペンション・グリーンルーフで、恐怖の一夜の幕が開く。すべての交通が遮断された町に、警察官は川久保篤巡査部長のほかいない―。超弩級の警察小説。
一応、川久保巡査部長が主役という事になっていますが、いろんな、事情を持った登場人物たちの群像劇です。
なので、厳密には「警察小説」ではないですね。
この、悪天候のおかげで、いろいろな事情をもつ登場人物たちが、山荘や別荘に閉じ込められるミステリーって映画や小説でも何度となく使われてきた「古典的」プロットですよね。確か、漫画のゴルゴ13にもありましたよ。
こんな天気の悪い日に、様々な事件が一晩に集中して起きるもんか!などとつっこんではいけません。
ミステリーの名手、佐々木先生の手にかかれば、なーんの不自然さもなく、みんな山小屋に集まるではないですか。
しかも、北海道在住の作家らしく、その暴風雪の描き方などは、息苦しくなるほどリアルです。
これ読み終わった直後に、横浜町の集会所で一晩明かすことになったら、おっかなかったでしょうね。
ちなみに、この「暴雪圏」は「制服捜査」という小説の続編ですが、全く独立した話なので、前作読まなくても何の問題もありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/bd/e347dcb895df6c7f62a3635520cdf477.jpg)
こっちは川久保巡査部長が主役のばりばりの「警察小説」なんですが、もう面白いのなんのって、是非ご一読をお勧めします。
というわけで、静かに降ってくる川代の雪を見ながら、暖房のきいた部屋で読書をするって、最高です。
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