実は今月末から海外輸出の「モニタリング調査」のため、青森県の生産者さんたちと米国へ出張の予定です。
現地では「生キャラ煎餅」を簡易製造して見せて、お客さん、バイヤーと反応をみつつ販売調査、交渉をする予定。
んで、気になるのが「アベノミクス」金融政策による為替動向。ご存じの通り、どんどん円安が進行しています。
円安は輸出すためには武器になるんですが、旅行、出張となると円の価値が下がるため、目減りしちゃうんですよね。そこで、あんまり円安が進行する前に「1000米ドル」両替することに。先週の1ドル91円位の時です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/fa/ab2dd5d464ddb948ac543160c58e5e1c.jpg)
銀行の手数料含めて、94,000円位かかったので、92円台後半の今だと96,000円位になっちゃうんじゃぁないでしょうか。
半年前の野田民主党時代は1ドル77、8円の超円高でしたから、1000ドル交換するに80,000円位でできたってことです。
ってーことは・・・・この時点で仮に100万円を米ドルに交換したら約1万3000ドル弱両替できたってことでしょう。で6ヵ月後の今のレートで交換したら、1万ドル強だから、最低2700ドルの差額利益がでたってことです。なんと今のレートで25万円ですよ!!。貯金の利率にしたら25%ではないですか。まさにサラ金の利率なみ!!
政権交代前に全財産米ドルに交換しときゃよかったーっ!!ってか、悲しいかな肝心の資産が無い・・・・・
米ドル1000ドル分
さて小生、生まれて初めて、米ドルというものを持ってみたんですが、何というか実に安っぽい(アメリカの皆さんごめんなさい)。まるで「子供銀行」のお札みたいな紙質といい、また日本円と比べて“絵”もへたくそに見えます。
このお札って、CGで作ってるんじゃなく、職人さんがちゃんと筆で描いているんですね。米ドルは1mmの中に10本の線が入っているのに対して日本円はなんと20本!!。まさに造幣局工芸官の神業です!!。
なので、日本は「偽札造り」の発生率が、米国の275分の1という少なさ。
まさにカリオストロ伯爵もビックリの驚異の職人技なんですねぇ。
カリオストロ伯爵
さて、普段何気に使っているこの「日本円札」なんですが、よーく見ると「日本銀行券」という名の「券」なんですねぇ。我々国民からすると「お金」なんですが、日銀側からみれば「発行券」なんですな。つまり、ビール協会の発行する「ビール券」や旅行代理店の発行する「旅行券」と同じ「借用証明書」のようなもんですな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/b7/125b28ba2898a5765c0441b4ae063f9a.jpg)
例えば、JTBで10万円分の「旅行券」を発行したとします。すると、これはJTBにとって10万円の負債になるわけですから、JTB決算書の「貸借対象表」では、「負債の部」に入り、科目が「旅行券発行」金額には「10万円」と記載されます。
で、日銀のホームページの「損益」の部分をみると・・・・・ちゃんと通貨発行は負債の部にあるんですね。
http://www.boj.or.jp/about/account/zai1211a.htm/
日銀H24年度上半期財務諸表
見づらいですが、赤の四角で囲んだ部分には「負債の部」とありその下の科目に「発行銀行券」78兆8829億円とあります。上半期この分札を刷って市場に流したということ。
・・・・なので、 「日本円」って我々国民にとっては「資産」でも、日本銀行にとっては「借金」なんですね。そう、「円の発行」って「国債の発行」と考え方は同じなんです(利息があるかないかの違いだけ)。
なので、簡単ににいえば「赤字国債」も「日本円札」と同じで、国民にとっては資産なんだけど、政府にとっては負債になるワケ。
「日本円札(日本銀行券)」=「日本銀行発行借用証明書」:国民の資産で日本銀行の負債
「日本国債(赤字国債)券」=「日本政府発行借用証明書」:国民の債権で日本政府の負債
コレって大事なポイントです。
メディアは「赤字国債」を国民一人当たりの借金とかって表現するんですが、全く逆で資産なんですね、国民の。
「赤字国債」は全部円だてでしかも95%以上が国内で運用されているため、この事実上の債権者は「国民」なんです。海外から資金調達する国々とは根本的に違うんですね。
例えば、ギリシャやスペインはEU内にあって、通貨の発行権が無いので、お金を外国の銀行から借りなくちゃいけないし、返せないとデフォルトするでしょう。でも、日本は通貨発行権があるため、税収+日銀の円供給&国債発行で国家経営ができるわけ。
なので、良くメディアで日本の国債発行をギリシャやスペインなどと比較したり、年度の日本国の予算を普通の家庭と比較したりして論じたりしてるのをみると、バカでないべかって思うワケ。
普通の家庭に「日本円」発行する輪転機でもあるとでもいうのでしょうか。
日本円と米ドル
ちなみに、FRBのバーナンキ議長は「日本は日銀に円を印刷させて、赤字国債返却に回すべきだ」と語ったと、嘉悦大学の高橋洋一教授は証言していますが本当でしょうか?
それと「アベノミクス」の経済政策の実行で国債の金利が上昇し経済が破綻すると言ってたエコノミストたちは、今やスイスの金利さえ追い抜いて世界で一番安くなっちゃった(世界一安定している)この日本国債の現状をどう説明するのでしょうか。
何れにせよ、財政規律を正常化させるためにも、今は景気を良くして名目GDPをアップさせる(税収を増やす)しかないわけですから、政府は景気回復に全力をあげるべきなのは自明の理。
現地では「生キャラ煎餅」を簡易製造して見せて、お客さん、バイヤーと反応をみつつ販売調査、交渉をする予定。
んで、気になるのが「アベノミクス」金融政策による為替動向。ご存じの通り、どんどん円安が進行しています。
円安は輸出すためには武器になるんですが、旅行、出張となると円の価値が下がるため、目減りしちゃうんですよね。そこで、あんまり円安が進行する前に「1000米ドル」両替することに。先週の1ドル91円位の時です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/fa/ab2dd5d464ddb948ac543160c58e5e1c.jpg)
銀行の手数料含めて、94,000円位かかったので、92円台後半の今だと96,000円位になっちゃうんじゃぁないでしょうか。
半年前の野田民主党時代は1ドル77、8円の超円高でしたから、1000ドル交換するに80,000円位でできたってことです。
ってーことは・・・・この時点で仮に100万円を米ドルに交換したら約1万3000ドル弱両替できたってことでしょう。で6ヵ月後の今のレートで交換したら、1万ドル強だから、最低2700ドルの差額利益がでたってことです。なんと今のレートで25万円ですよ!!。貯金の利率にしたら25%ではないですか。まさにサラ金の利率なみ!!
政権交代前に全財産米ドルに交換しときゃよかったーっ!!ってか、悲しいかな肝心の資産が無い・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/51/b22a942d7e4936dbe91f52633ec2c37a.jpg)
さて小生、生まれて初めて、米ドルというものを持ってみたんですが、何というか実に安っぽい(アメリカの皆さんごめんなさい)。まるで「子供銀行」のお札みたいな紙質といい、また日本円と比べて“絵”もへたくそに見えます。
このお札って、CGで作ってるんじゃなく、職人さんがちゃんと筆で描いているんですね。米ドルは1mmの中に10本の線が入っているのに対して日本円はなんと20本!!。まさに造幣局工芸官の神業です!!。
なので、日本は「偽札造り」の発生率が、米国の275分の1という少なさ。
まさにカリオストロ伯爵もビックリの驚異の職人技なんですねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/c2/1f42770312138b243e0376ac57e29727.jpg)
さて、普段何気に使っているこの「日本円札」なんですが、よーく見ると「日本銀行券」という名の「券」なんですねぇ。我々国民からすると「お金」なんですが、日銀側からみれば「発行券」なんですな。つまり、ビール協会の発行する「ビール券」や旅行代理店の発行する「旅行券」と同じ「借用証明書」のようなもんですな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/b7/125b28ba2898a5765c0441b4ae063f9a.jpg)
例えば、JTBで10万円分の「旅行券」を発行したとします。すると、これはJTBにとって10万円の負債になるわけですから、JTB決算書の「貸借対象表」では、「負債の部」に入り、科目が「旅行券発行」金額には「10万円」と記載されます。
で、日銀のホームページの「損益」の部分をみると・・・・・ちゃんと通貨発行は負債の部にあるんですね。
http://www.boj.or.jp/about/account/zai1211a.htm/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/e9/1c99a5eee3d60c679b9b960d4b2b4a06.jpg)
見づらいですが、赤の四角で囲んだ部分には「負債の部」とありその下の科目に「発行銀行券」78兆8829億円とあります。上半期この分札を刷って市場に流したということ。
・・・・なので、 「日本円」って我々国民にとっては「資産」でも、日本銀行にとっては「借金」なんですね。そう、「円の発行」って「国債の発行」と考え方は同じなんです(利息があるかないかの違いだけ)。
なので、簡単ににいえば「赤字国債」も「日本円札」と同じで、国民にとっては資産なんだけど、政府にとっては負債になるワケ。
「日本円札(日本銀行券)」=「日本銀行発行借用証明書」:国民の資産で日本銀行の負債
「日本国債(赤字国債)券」=「日本政府発行借用証明書」:国民の債権で日本政府の負債
コレって大事なポイントです。
メディアは「赤字国債」を国民一人当たりの借金とかって表現するんですが、全く逆で資産なんですね、国民の。
「赤字国債」は全部円だてでしかも95%以上が国内で運用されているため、この事実上の債権者は「国民」なんです。海外から資金調達する国々とは根本的に違うんですね。
例えば、ギリシャやスペインはEU内にあって、通貨の発行権が無いので、お金を外国の銀行から借りなくちゃいけないし、返せないとデフォルトするでしょう。でも、日本は通貨発行権があるため、税収+日銀の円供給&国債発行で国家経営ができるわけ。
なので、良くメディアで日本の国債発行をギリシャやスペインなどと比較したり、年度の日本国の予算を普通の家庭と比較したりして論じたりしてるのをみると、バカでないべかって思うワケ。
普通の家庭に「日本円」発行する輪転機でもあるとでもいうのでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/22/4140c49fb28ecda219a6f792c4d89957.jpg)
ちなみに、FRBのバーナンキ議長は「日本は日銀に円を印刷させて、赤字国債返却に回すべきだ」と語ったと、嘉悦大学の高橋洋一教授は証言していますが本当でしょうか?
それと「アベノミクス」の経済政策の実行で国債の金利が上昇し経済が破綻すると言ってたエコノミストたちは、今やスイスの金利さえ追い抜いて世界で一番安くなっちゃった(世界一安定している)この日本国債の現状をどう説明するのでしょうか。
何れにせよ、財政規律を正常化させるためにも、今は景気を良くして名目GDPをアップさせる(税収を増やす)しかないわけですから、政府は景気回復に全力をあげるべきなのは自明の理。