公開中のトム・クルーズの最新作「アウトロー」は、おそらく往年のファンを喜ばせる、ハードボイルドなサスペンスアクションです。
小生は読んだことないんですが、リー・チャイルド原作のシリーズ小説の主人公名の「ジャック・リーチャー」が本当の映画名なんですが、邦題名が西部劇チックな「アウトロー」とは・・・・渋い!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8a/b0397b177c753ee4ac98469ad3c90c3b.jpg)
予告編に騙されて「ミッションインポッシブル」のようなアクション大作を期待していくと、肩すかしを食らったような気分になることでしょう。
で、肝心のストーリーなんですが・・・・
まず、舞台である真昼のピッツバーグ郊外で無差別に6発の銃弾が撃ち込まれ、5名が命を落とすという連続殺人事件が発生。
ちなみに、このシーンでは犯人であるスナイパーの顔を観客に見せちゃいます。
狙撃犯人チャーリー(ジェイ・コートニー)
しかし警察は事件発生後1時間という早さで、全く別人の元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズ(ジョセフ・シコラ)を容疑者として拘束します。ここで、観客はこれが全くの誤逮捕であることを知ってるんですね。
んで、もちろん彼は容疑を全面否認し、かつて軍の内部で一目置かれていたジャック・リーチャー(トム・クルーズ)への連絡を求める。
ジャックは突然捜査を指揮する警部と検事の前に現れ、検事の娘でありジェームズの弁護士ヘレン(ロムザンド・バイク)と共に捜査を開始します。彼は米陸軍で数々の武勲を立てた元エリート軍人であり、軍内部の犯罪捜査官でもあるんですねぇ。
ヘレン(ロムザンド・バイク)
ジャックはハイテクな機器も使うことなく、ヘレンの協力を得ながら、その明晰な頭脳と分析力(S・ホームズみたい)で真相に近づいて行きます。そしてスナイパーを操る黒幕と、味方にも裏切りの内通者がいることが解ってきます。はたしてそれは誰か・・・・?
おわかりと思いますが、ストーリー的に行っても完全な「フーダニットもの(真犯人は誰か)」なんですね。
そして、雑魚キャラに後ろから殴られれば気絶し、カーチェイス中にエンスト起しちゃったりする哀愁漂うヒーロー像は、まさにハードボイルドの探偵ものそのものなんですね。そういう意味では、アクション映画ではないかもしれません。
全く、VFXなんぞ用いずアナログ撮影の本作はみる人がみれば凄く地味に思えるかもしれませんが、冒頭でも言いましたが往年のファンが喜ぶ仕掛けが満載です。事実、自分はかなり年配の方々と鑑賞しましたが、その反応は実によくみんな楽しんでいました。
自分としては、トムの派手なアクションもいいけど、こんなミステリーサスペンスも、もっともっとあってもいいのではないかと思った次第です。
最後に、このドラマ終盤にライフル場経営者キャッシュの役で往年のロバート・デュバルが登場し、主役の味方となり活躍するんですが、彼の大ファンである小生としてはたまりません。
(右)ロバート・デュバル
彼はあまり目の良くない海兵上がりの老スナイパーで、大円団で主人公の援護を買ってでるんですが、敵が良く見えないため音でもって狙撃するんですが、まさに「座頭一スナイパー」!!
ゴルゴもビックリの狙撃方法にファンも溜飲をさげるわけ。 是非劇場で。
小生は読んだことないんですが、リー・チャイルド原作のシリーズ小説の主人公名の「ジャック・リーチャー」が本当の映画名なんですが、邦題名が西部劇チックな「アウトロー」とは・・・・渋い!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/8a/b0397b177c753ee4ac98469ad3c90c3b.jpg)
予告編に騙されて「ミッションインポッシブル」のようなアクション大作を期待していくと、肩すかしを食らったような気分になることでしょう。
で、肝心のストーリーなんですが・・・・
まず、舞台である真昼のピッツバーグ郊外で無差別に6発の銃弾が撃ち込まれ、5名が命を落とすという連続殺人事件が発生。
ちなみに、このシーンでは犯人であるスナイパーの顔を観客に見せちゃいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/4c/90a9ec145567507cf0d999ac5bf639cd.jpg)
しかし警察は事件発生後1時間という早さで、全く別人の元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズ(ジョセフ・シコラ)を容疑者として拘束します。ここで、観客はこれが全くの誤逮捕であることを知ってるんですね。
んで、もちろん彼は容疑を全面否認し、かつて軍の内部で一目置かれていたジャック・リーチャー(トム・クルーズ)への連絡を求める。
ジャックは突然捜査を指揮する警部と検事の前に現れ、検事の娘でありジェームズの弁護士ヘレン(ロムザンド・バイク)と共に捜査を開始します。彼は米陸軍で数々の武勲を立てた元エリート軍人であり、軍内部の犯罪捜査官でもあるんですねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/14/a1b0116e5449be89902b158499ce895c.jpg)
ジャックはハイテクな機器も使うことなく、ヘレンの協力を得ながら、その明晰な頭脳と分析力(S・ホームズみたい)で真相に近づいて行きます。そしてスナイパーを操る黒幕と、味方にも裏切りの内通者がいることが解ってきます。はたしてそれは誰か・・・・?
おわかりと思いますが、ストーリー的に行っても完全な「フーダニットもの(真犯人は誰か)」なんですね。
そして、雑魚キャラに後ろから殴られれば気絶し、カーチェイス中にエンスト起しちゃったりする哀愁漂うヒーロー像は、まさにハードボイルドの探偵ものそのものなんですね。そういう意味では、アクション映画ではないかもしれません。
全く、VFXなんぞ用いずアナログ撮影の本作はみる人がみれば凄く地味に思えるかもしれませんが、冒頭でも言いましたが往年のファンが喜ぶ仕掛けが満載です。事実、自分はかなり年配の方々と鑑賞しましたが、その反応は実によくみんな楽しんでいました。
自分としては、トムの派手なアクションもいいけど、こんなミステリーサスペンスも、もっともっとあってもいいのではないかと思った次第です。
最後に、このドラマ終盤にライフル場経営者キャッシュの役で往年のロバート・デュバルが登場し、主役の味方となり活躍するんですが、彼の大ファンである小生としてはたまりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/d9/5bc0c2cf09ae1de1436f4ce7e428f81a.jpg)
彼はあまり目の良くない海兵上がりの老スナイパーで、大円団で主人公の援護を買ってでるんですが、敵が良く見えないため音でもって狙撃するんですが、まさに「座頭一スナイパー」!!
ゴルゴもビックリの狙撃方法にファンも溜飲をさげるわけ。 是非劇場で。