昨日、郊外店で家内が買い物をしとる間、パン屋さんの
230円ドリンクバーば頼んで本を読んだ。
本を読みながら最初にアメリカンば飲んだ、次にコーンポタージュ
次にオニオンスープもう一度オニオンスープを飲み終えたら
家内が戻ってきて更に家内がオニオンスープを飲んだ。
その頃には紙コップはフニャフニャ状態になっていた。
フニャフニャのコップを潰れないように用心しながら持ちあげ
家内が買ってきた焼きたてのカレーパンを食べていたら
カレーがズボンにポタリと落ちた。
慌てて店のお絞りを水で濡らし拭いても黄色い染みは取れなかった。
その時オイが読んでいた本は
2009年ノーベル文学賞受賞作家ヘルタ・ミュラーの新刊
下記で述べた「息のブランコ」だった。
戦後ロシアの収容所に家族から引き離され強制連行された17歳の少年の
過酷な労働の実話に基づいた壮絶な物語です。
ひもじさに飢えて死ぬ人々・・・・・・・・・・・・
読みながら、こんな所でオイはスープとカレーパンを食べていることに
すまない気持ちで心が痛んだとです。
オイの気持ちば知らない家内はコーンポタージュを持ち帰ろうとしました。
そして、今朝やっと読み終えました。
「息のブランコ」 ヘルタ・ミュラー
ルーマニア生まれで母語はドイツ語現在ベルリン在住の女性作家。
山本浩司さんの翻訳が素晴らしかったです。
追記
その前によんだ本は、朝倉かすみさんの「夫婦一年生」ばってん
文字通り新婚夫婦のお話しばってん こりゃぁ
較べるとは酷ばってん、あまりにも違いすぎて作者の名前のように
かすんでしまうとです、ばってん朝倉ちゃんの「田村はまだか」は
オイはよかったと思うとるけんこれからもノーベル賞ば目指して
頑張ってくださいと衷心から願っております(笑)。