淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「バスを待つ男」 西村 健

2017-05-20 06:53:39 | 棚の上の本

元捜査一課の刑事だった男は警察ば定年退職して10年毎日退屈な日々ば過ごしていた時
妻からの提案で都内の路線バス乗り放題のシルバーパスば勧められたとです。
始めは迷いよったばってん思いのほか路線バスから見る人々の暮らしと風景が男を虜にするとです。
そして男はバスを降りた街の少しばかりの謎に出会うとです・・・。

筑豊炭鉱ば題材にした「地の底のヤマ」の西村氏の本がガバイ好いとったです。
ばってん、この本は同じ西村氏の作品とは思えん都会の物語にありゃりゃでした。

都内の路線バスの複雑さと乗りこなす手法ば書かれても全然分からん。
降りた町の文化、しきたり、風土のウンチクがやたら多すぎる。

炭鉱作家ば続けてくんしゃい。