波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

伊良湖の戦争遺跡とイボ神社

2022-03-05 00:34:46 | お出かけ

こんばんは、白黒茶々です。

前回からの続きで、私・の白黒茶々家の1人と2頭は伊良湖岬をあとにして、新たな目的地に向かっています。 ほぼ真っ直ぐの道を車で15分ほど走っていったら………

田原市内にある、小中山児童公園というところにたどり着きました。 しかし、下調べで見たのとは様子が変わっていて、入ってすぐのところにあった花壇は撤去され、公園の名前が記されたプレーは外されていました。 それらの代わりに設けられた津波避難施設が敷地の大部分を占めていたのですけど、下部の駐車スペース以外は普段は入れないようになっていました。 一見、こちらは何の変哲もないような公園なのですけど………

入口の脇に古い哨舎(しょうしゃ)があるのですよ 豊橋公園にも、同じようなものが見られますよね。 哨舎とは、歩哨が詰めていた小屋や小さな監視小屋のことで、主に軍隊の施設として使われていました。

このあたりには明治34年(1901年)に、陸軍伊良湖射場(正式名は陸軍技術研究所 伊良湖試験場)という軍の施設が造られました。日本陸軍の大砲の実射の試験場だったところで、大砲・弾薬の実験や効力実験、弾道の研究、採用検査などが太平洋戦争が終結するまでおこなわれていました。 陸軍が使用する大砲や弾薬の多くがこの施設での検査を経て、戦場に送られたのです。

それらの施設はこのあたりに点在していて………

哨舎がある小中山児童公園から北のほうに歩いていくと、コンクリート製の塔が見えてきます。

こちらは気象塔兼展望塔だったところで、地元では「六階建」と呼ばれているそうです。昭和5年(1930年)に建てられ、高さは19m。 大砲の弾道や風速、風向きなどを観測するのに使われていました。

その1階は、前日の雨で水浸しとなっていました。 壁はコンクリートや鉄骨がむき出しで、歴史の重みというか、こちらが戦争遺跡だということをより感じさせられました。 その内部に侵入して最上階から景色を眺めたいのですけど、現在は個人の所有となっているみたいなので、無断で立ち入ることはできません。 さらにその向かい側には………

無線電信所だった建物が残っていました。 2階建てで高さは7m。 こちらの施設では、点在する観測所や監的所との連絡をおこなっていました。 この時季はコンクリートの壁があらわになっているのですけど、夏場には蔦で覆われると思われます。 やはり勝手に入ることは……… というよりは、中は物が散乱していて怪しい雰囲気なので、入りたくありません。

それはさておき、小中山児童公園の向かい側の田戸神社の正面入口には、伊良湖試験場の正門のものと思われるコンクリート製の門柱が残っています。 せっかくなので………

いや、最初から田戸神社は、この日の散策コースに入れてありましたよ ということで、最初の鳥居を潜っていったら………

寄進された木の鳥居が続いていました。 しかし、その中には朽ちて倒れそうなものも含まれていたので、 違う緊迫感がありました。

そして、それらの先にある拝殿に行き着きました。

こちらは、引戸を開けて参拝するようになっていました。

気になるその内部はこんな感じで、賽銭箱も屋内にありました。
田戸神社は、疣(いぼ)取りの神社として知られていて、地元では「イボ神様」と呼ばれているそうです。 祭神は「面足命(おもだるのみこと)」で、拝殿でイボ取りを祈願し、境内に敷き詰められた丸い石を家に持ち帰って患部をこすると、イボが取れると云われています。

「お田戸さん、どうぞこのイボを落としてください」と唱えながら何度も優しくこするうちに、ポロッとイボが落ちるのだとか。 それはイボ以外の、うおの目にも効果があるそうです。 それらの願いが叶ったら、石を100倍にして返さなければならないとのこと。 とはいっても、実際には10倍程度でもいいそうです。

せっかくなので、久しぶりに「狛(犬)と狛」をやっておきました
こちらの神社はイボの悩みを抱えている人だけが対象というワケではなく、応用が利いて、あらゆる病気や身体の悩みにもご利益があるとされています。 私は伊良湖方面にこのようなパワースポットがあることを、つい最近まで知りませんでした。 なので、今後もできるだけ多く訪れるようにしたいです。

あと今回の話の最後に、そのあとに立ち寄ったところを紹介しておきます。 田戸神社から豊橋市の神野ふ頭までは車で1時間ほどかかり、渥美半島の長さを実感させられました。 そのようにして向かったのは、ポートインフォメーションセンター(カモメリア)という施設でした。

こちらは三河湾の魅力を、見て触れて学べる体験型の展示施設で、入場無料。 その中には、ジミー大西さんがペイントしたフォルクスワーゲンも飾られています。

さらに最上階の展望台からは、豊橋港などを眺めることができます。 これで渥美半島を1周したことになるのですけど、ここはまだゴールではありません。 ということで、次回が今回の企画の締めとなるので、ここまで来たら最後までお付き合いくださいませ


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