こんばんは、白黒茶々です。
コロナの緊急事態宣言が解除されてから、私は豊橋のほうにばかり気を奪われていました。 気付いたら、今年に入ってから地元の浜松城にはまだ1度も行っていませんでした。
そのような状況の中で、ご当地キャラの出世大名家康くんと出世法師直虎ちゃんが活動を再開したということが、私の耳に入ってきました。
これはぜひ、逢いに行かなければ
………ということで、6月14日の日曜日の昼下がりに、浜松城公園にやって来ましたよ のぼりの中の家康くんはマスクを装着しつつ、コロナに立ち向かう意志を示していますね。
しかし、その体型に合わせようとしたら、体の3分の1ほどがマスクで被われるという事態に
着ぐるみ………、いや、本物の家康くんもそうなっていたら、どおしよう………
それはまあ、こちらに置いといて、まずは芝生広場で浜松城をバックにして、ポーズを決めておきましょう。
お城に行く途中……… というか、このあたりはかつてはお城の敷地だったのですけど、可愛らしい絵ながらもやんわりとマスク着用を勧める看板が立てられていました。 はい、私はすでに装着していますよ。
さらに、天守曲輪の全景を見渡せる地点へ。 元亀元年(1570年)にこの地に入った徳川家康は、中世の頃からあった引馬城を取り込む形で、その西側の丘陵に浜松城を築きました。
なので、今年は家康の築城から450年となるのですよ。
そうしたら本丸跡から石段を上っていき、天守曲輪へ。
久しぶりに仰ぎ見る模擬天守は鉄筋コンクリート製。東京タワーと同じ築62年で、今ではすっかり浜松市のシンボル的な存在となっています。
その天守曲輪では、13時から家康くんと直虎ちゃんの定期登場(登城では?)があることになっています。 しかし、かなり長い間ゆるキャラから遠ざかっていたからなのか、なんかドキドキしてきました。
それから間もなくして………
家康くんと直虎ちゃんが姿を現しましたよ しかも、直虎ちゃんは波と狛を見つけて、こちらに向かって手を振ってくれましたし。
彼女は以前と変わらずワンコにも優しいです。
彼らは定期登場の場所となる、天守曲輪の広場で落ち着きました。 そういえば、特注のマスクのようなものはしていませんね。どこかホッとしました。
家康くんたちによるグリーティングはコロナ対策もあって、以前のようなダンスやおもてなし武将隊の出番などは省略されたのですけど、そのぶん撮影に時間を割いてくれました。 一緒に写る場合は、密や接触を避けるために、彼らにリードを預けたりはできないので、距離をとって同じフレームに収まるようにしました。
さらに向きを変え、天守台の石垣をバックにして。各々がポーズを決めることになったのですけど、家康くん、それではのぼりの文字が見えませんよ。
直虎ちゃんも、自由にポーズを取っていたのですけど、「うなぎの思いやり」がなんとゴルフクラブに 直虎ちゃん、ナイスショット
はい、文字がしかと見えました。 コロナ禍での活動休止を経てから、彼は「厭離穢土 欣求浄土(おんりえど ごんぐじょうど)」ののぼりを持ち歩くようにしたみたいです。これは徳川家康が戦の際に旗印にしていたもので、武田信玄にとっての「風林火山」みたいなものです。
永禄3年(1560年)、松平元康(のちの徳川家康)は桶狭間の戦いに今川方として参戦していました。その戦で、今川義元が織田方に討ち取られると、元康は織田軍の追撃を恐れて松平家の菩提寺の大樹寺(岡崎市)に逃げ込みました。
心身ともに追い詰められた彼は、そのお寺の先祖のお墓の前で自害しようとしたのですけど、住職の登誉上人に止められました。
その際に、彼は元康に「厭離穢土 欣求浄土」の8文字も授けたのですけど……… これは「穢れたこの世を厭い離れたいと願い、心から欣んで平和な極楽浄土を乞い願う」という意味で、登誉上人からの「戦国乱世を住みよい浄土にするのがお前の役目だ」というメッセージが含まれていたのです。
元康はこの教えを生涯の座右の銘として、のちに戦のない平和な世の中を実現させたのでした。
せっかくなので、そんな彼らをバックにして、またフレームに入り込ませてもらいました。 このあと、家康くんたちは撮影スポットを公園内でもワンコ禁止区域の日本庭園に移していったので、今回のソーシャルディスタンス下での彼らとの触れ合いはここまで。
とはいっても、そのまま帰るのもナンなので………
浜松城公園内にはスターバックスもあるのですけど、週末などに時計塔の下で営業している移動販売のタタズミCOFFEEさんを、今回初めて利用してみることにしました。
トップスペシャルティコーヒー豆をハンドドリップで1杯ずつ丁寧に淹れたものを300円から飲めるなんて、とても良心的です しかも、電子マネーのPayPayなどにも対応しているときたもんだ
………ということで、入手してきましたよ 狛ちゃたちは嗅覚だけで味わって……… って、これはワンコにとってもいいニオイなのでしょうか?
それはさておき、気になるお味のほうは、苦みの中に酸味が効いていて、とても美味しかったです。
そんな私たちの前に、クリハラリス(タイワンリス)が姿を現しました。 波ちゃらが興奮して吠えたりしないように、こちらでも一定の距離を保ちながらの触れ合いとなったのですけど、彼らは人に慣れているみたいで、大勢で迫っても逃げたりしませんでした。
しかし、クリハラリスは日本の固有種の存在を脅かし、環境も荒らすという特定外来生物に指定されているので、いずれ駆除されるかも知れません。
それならば、私たちが彼らにできることは……… 今のうちにできるだけたくさん愛でることしか思い付きません。
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