しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

名残りの381系(2)福知山線で国鉄色を追う

2015-10-20 23:46:04 | 鉄道写真
2015/10/12(月)体育の日
前日は福知山に泊まりました。本日も時間が許すまで381系国鉄色を追いかけます。
福知山線を南下します。市島ー黒井の市島起点2㎞南にある<福知山街道踏切>カーブです。ここに来るまでに手間取り(カーナビを過信したため)お目当ての<こうのとり6号>通過に間に合いませんでした。何のために現地に宿泊したのかと悔みますが、あとの祭り・・・。

後続の<こうのとり8号>を撮影しますが、撮影者は私一人。さすが新型!人気が無い・・・。これからの時間帯、大阪方から381系国鉄色が下って来ますが、この時間帯は逆光になります。しばらくの間、近くの道の駅<丹波おばあちゃんの里>に入って休憩します。春日ICに隣接するこの道の駅は3連休の効果なのか駐車場は、ほぼ車で埋まり大盛況です。そんな賑やかな施設の中に、さらに長い行列が出来ている一角を発見。
丹波ぐりを焼いています。実に良い匂いです。ミキサー状のオーブンに入った大きな栗が転がりながら、強力な火力で焼かれています。視覚と嗅覚に訴えてきます。列は長いですが、次の国鉄色381系通過までは時間があります。良い時間つぶしになると思っていました、が・・・。焼き栗製造機の1回辺りの製造能力が並んだ人数に対してかなり不足気味なこともあり、予想以上に行列に並ぶ事に・・。やっとのこと焼き栗をゲットするやいなや撮影に戻ることになりました。
 もう一度、<福知山街道踏切>カーブに戻ります。戻るや否や小さい踏切に砂糖に群がる蟻のように(失礼)同業者が終結しています。どうにか彼らの間に入れてもらいスタンバイします。まずは下りこうのとりの後追い。

しばらくして上りこうのとりが来ます。

最後尾に電柱がかかり大ショックです。気を付けたつもりでしたが・・・。次の上りも381系国鉄色です。気持ちを切り替え、ここから1.5㎞南下した<多田踏切>に向かいます。こちらは開けた場所なのでゆったりと撮影出来ます。先ほどのミスを挽回すべく気合を入れて待ち構えます。実に良い天気であります。陽もさし良い画が撮れそうな予感がします。が、通過30秒前に突然雲が掛かります。列車通過15秒後に何事もなく雲は過ぎ去り、明るい日差しが辺りに降り注ぎます。


名残りの381系(1)質美川橋梁で国鉄色を追う

2015-10-15 23:43:41 | 鉄道写真
2015/10/11(日)
3連休の2日目。出発に手間取り自宅を出たのが午前11時。徳島の自宅から淡路島に渡り、山陽道、中国道、舞鶴若狭道を通り綾部JCで京都縦貫道に入り京丹波わちICで高速をおります。国道27号線を由良側に沿って南下し、一旦JR下山駅前まで出て線路に沿って北上すると、質美川橋梁を見上げるポイントに出ます。


そこから坂道を上がるとコミュニティーバスの終点に出ます。バス停を右手に折れて坂を上がって行くと集落に出ます。集落の入口で車を停め、山陰線方向に歩いて行きます。踏切の手前で左手に伸びる農道(あぜ道?)を通り、山を一直線に登って行く坂道に出ます。そこを2~30m程上がると先ほどの質美川橋梁を見下ろすお立ち台にたどり着きます。時刻は15時40分。この季節ではもう夕刻といっても過言ではありません。先客は3名。激混みを予想していましたが拍子抜けの感があります。

下り<はしだて7号>16:13通過

上り<はしだて6号>16:23通過
この2本の国鉄色381系を見送り本日の撮影は終了。

本日は、これまで。

北陸ドライブ、一人ぼっち(3)今日は一日、福井ローカル私鉄三昧

2015-10-13 23:43:07 | 鉄道写真
2015年9月22日(火)国民の休日
 ビジネスホテルの朝食を速攻で頂き、速攻でチェックアウトします。思えば、ここに1年前来ていたら、<トワイライトエクスプレス>さらに2年前まで遡れば<日本海>上り列車を撮影するために迷わず森田鉄橋に出張るところですが、これらの列車はもうありません。現在でも貨物は走っていますが、かつては石を投げれば当たる程、いっぱいいたEF81はほとんどいません。さらにシルバーウィークまっただ中で貨物列車列車は相当数ウヤの様です。特急電車もサンダーバードタイプばかりで、もはやJR北陸本線に魅力を感じなくなりました。
 とは言え、ここ福井は富山に並ぶ私鉄王国!まだまだ撮影対象として大いなる魅力があります。午前中私鉄を撮影して京都か福知山を経由して午後は10月30日に引退の決まった381系国鉄色特急電車の写真を撮影して本日中に徳島へ帰ります。
 まずは、えちぜん鉄道三国芦原線から。福井市を北上し下兵庫-大関のちょうど中間にある踏切脇で撮影開始。福井市の近郊路線という位置づけなのでしょうか、長閑な景色の割に多くの本数があります。周辺は白い花が満開。スマホで調べてみると<そば>の花です。その清楚(少々地味)な花から、少しばかり田舎の便所の様な匂が漂ってきます。この微妙な匂いが虫たちを惹きつけ、受粉が可能となり<そばの実>がなります。程度の差はありますがラフレシアと同じです。蕎麦は福井県の名物です。その白い花を入れて福井の電車を撮り続けます。




ここでの撮影を切り上げ、車を南へ走らせます。途中、福井鉄道で少々撮影をして、昼前には武生ICから高速に上がり帰途につく予定です。カーナビの指示に従って走っていると、一旦混雑する福井市中心部に入り武生線が通る併用軌道に沿って走る事になりました。しばらくして前方を走る200形電車を発見。道路上を路面電車タイプの小型車両でなく、通常の大きさの電車(といっても15Mクラス)が2両で走る姿は迫力があります。その大型窓2枚正面の湘南顔は、古い鉄道好きには堪らない魅力を放っています。この列車を追い抜き、出来るだけ先回りして撮影する事にします。
 やって来たのは三十八社駅南の浅水川鉄橋付近。そこに車を停めいつ来るかわからない200型を待ち受けます。
撮影場所を探して線路際を歩いていると、やって来たのはさっきと違う200型。203編成(福鉄急行色)です。これで2編成しか残っていない全ての200型が運用についている事が判明。でもとっさのことで写真はいまいち。

元ドイツシュツットガルト市電で2014年まで高知の土佐電鉄にいた735号車の元気な姿を目撃!

福井駅近くで追い抜いた202編成(新福鉄塗色)がようやく姿を現しました。ここでも、そばの花が満開です。


当初は福井鉄道を数カット撮影して帰途に着くつもりでしたが、車両のバラエティーの多さとクラッシックな200型の雄姿が中途半端だった私の気持ちに火を点けました。福井鉄道の撮影を続けます。

車でさらに南下します。サンドーム西-家久の中間点付近でこの線最長の日野川を渡ります。その鉄橋と並行して架かる歩行者専用橋から電車を撮影します。この細い橋は、まるで福井鉄道を撮影するために架っているかのようなロケーションです。そんな一等地をしばし独占させていただきます。青い空に澄んだ川の水・・・。そして等間隔にやってくる電車。充実した時間を過ごせました。






レトロ[ポンコツ]な200形も魅力的ですが、かつて名鉄岐阜市内600V区間で活躍した車両達が新天地で活躍しているのを見て、嬉しい気持ちになります。車両を人間のように見てしまう事は良いことではないのかもしれませんが、懐かしい友人と再会したような気持ちになります。

思いがけず、福井鉄道に入れ込んでしまい、帰途につく時間が大幅に遅れてしまいました。京都や福知山に寄るなど、絵に描いた餅になってしまいました。が、後悔はしていません。温泉にでも浸かってゆっくりと帰る事にします。



関東欲張り旅行(5)三度目のヒガハス

2012-04-23 00:04:07 | 鉄道写真

F1001312 2012年4月8日(日)

翌朝、K池氏のマンションから東京方向を眺めるとスカイツリーがはっきりと見えます。今日も快晴。撮影日和です。K池氏に見送られて、浦安駅へ。そこから地下鉄を乗り継いで上野へ。そこからJR宇都宮線で蓮田に向かいます。

2日目の第一ミッションはヒガハスでのカシオペア・北斗星撮影。この場所での撮影は3度目になります。機関車がEF81からEF510に代わってからは初めてになります。さすがに3度目ともなると勝手知ったると言う訳で、現地まですいすいと行けてしまいます。お立ち台の林の脇には、すでに20人程の同業者がスタンバイしています。私を除く全員が三脚を立てています。私は今回も旅行時の機動性を優先してしまい今回も手持ち撮影です。8:50定刻にカシオペア通過。気合を入れてシャッターを切ったつもりでしたが、編成が切れてしまいました。列車を待つうちにカメラを向ける方向がずれてしまっていたのに気がつきませんでした。ショック、でかい・・・。こんなことがない様に皆さん三脚を使っているのに、私ときたら・・・。同じ過ちを何度も繰り返す自分が情けない・・・・。

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9:03<北斗星>通過 「今度は外さんゾ!」と心の中で念じながら気合を入れてシャッターを切りました。今回は許せます。

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お目当ての列車が通過したので撤収にかかりましたが、多くのギャラリーはカメラを大宮方向に向けてスタンバイを続けます。<ははーん!珍しい機関車が来るンだ>と気がつき、そのまま私も待機します。間もなくやってきたのがEF65-1086更新機が牽くコンテナ貨物。一昔前なら更新機など見向きもされなかったものが、今ではファンの熱い視線を浴びる存在になっています。それだけEF65の数が減ってしまったということでしょうが・・・。

三度目のヒガハスは課題は残りましたが、久しぶりの編成写真を楽しむ事が出来ました。

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初撮りは、<日本海>!

2012-01-23 23:57:47 | 鉄道写真

正月三箇日も今日でおしまい。せっかくの休みです。海を渡り少し足を伸ばします。早朝の高速バスで三宮へ。そこからJRで山科に向かいます。まずは3月のダイヤ改正で定期列車廃止が決まった<日本海>を撮影する事にします。駅を出て、京阪京津線に沿って四宮駅まで歩きます。

201201kiss_005 201201kiss_006そこから北進し、JRのガードをくぐりさらに東進し、20分以上歩くとJRを跨ぐ歩道橋にたどり着きました。東海道、湖西線の6本のレールを見下ろす絶好のお立ち台ポイントです。すでに10名以上のカメラマンが、狭い橋の上でスタンバイしています。早速期待に胸ふくらませて、橋上に駆け上がりましたが、そこに立って見て、気持ちが一気に萎えてしまいます・・・・。橋上の柵の上にはさらに1M程高いフェンスが張られていました。撮影者に対する悪意が感じられれる程に隙間なく、頑丈に設置さ201201kiss_012れています。網の目は、通常の一眼レフのレンズよ口径より小さく、撮れるものなら撮ってみなさいという意図を感じてしまいました(単に危険防止のためなのでしょうが・・・・)。それでも先客の皆さんは、先にやって来る国鉄色117系などを撮影しながら、網が写らない工夫をされて<日本海>の通過に備えています。やがて定刻どうりに湖西線のトンネルを抜け、ゆっくりと<日本海>がやってきます。釜はトワイライト専用機で、ローズピンクの国鉄色を期待した私にとっては少々残念ではありました。何とか撮影は出来ましたが、トワイライト色のダークグリーンの車体色に紺碧の<日本海>ヘッドマークは埋没してしまっています。・・・。廃止までのわずかな間に、あと何回撮影に来れるのでしょうか・・・。そしてローズピンクのEF81牽引機での姿を見る事が出来るのでしょうか?

201201kiss_020 袴線橋を下り、来た道を戻っていきます。行きは気がつきませんでしたが、道路の北側は琵琶湖疏水となっています。明治の頃は盛んに小舟が行き来したのでしょうが、今は清らかな水が静かに流れていきます。穏やかな日和です。