しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

激走、1498.8㎞ 西の旅(7)雨の別府湯めぐり【後篇】

2011-12-03 23:58:18 | 温泉

2011年11月18日(金) グランドフィナーレ

冷麺で空腹を満たし、市内北部海岸より亀川地区をターゲットに、湯めぐり後半戦はスタートしました。JR亀川駅西口のJR直営駐車場に車を停め徒歩で街中温泉を巡ります。

第5湯 浜田温泉 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(塩化物泉) 100円

F1001137 F1001138 道路を挟んで双子の様に似た木造の立派な建物が対峙しています。最初入ろうとした西側の建物が旧浜田温泉だと知ったのは、中で詰F1001136 めている観光ボランティア?の方の解説で知りました。新しい施設完成時に取り壊されるはずだった、旧温泉でしたが、篤志家からの寄付もあり歴史的建造物を残そうと言う事になり当地で保存されています。ポンプの無かった時代、湧きあがった湯を溜めておくには半地下式が好都合であった事がよくわかります。また地下に蒸し風呂の設備があったこと等、昔の浴場の構造がよくわかります。旧二条駅や大社駅に通じる建物でミニ温泉博物館とも言える旧温泉を見学した後、現在の浜田温泉に入ります。平成14年4月オープンした、一見旧の建物とそっくりな和風造平屋建ですが実は鉄筋コンクリート造り。よくある復元天守閣と同じです。とは言え、使う側から見れば段差のないバリアフリーの現行建物の方が良いでしょうから、一見さんがとやかく言う事は何もありません。かけ流しの湯も高品質。とは言え、ここで本日5湯目となり、湯に入るのが少し苦痛になってきました。未だこれからと言うのに・・・・。

第6湯 亀陽泉 100円 塩化物泉

F1001134 JRの踏切を渡り少し山側の通りに入ります。温泉は、散髪屋さんなんかが入ったビルの一角を占めています。時代ががった建物です。中は広く、タイル張りの湯船に熱い湯が満々と満たされています。6湯目となり、さすがに湯疲れか・・・。

第7湯 四の湯

F1001132 この温泉を見つけるのが大変でした。雨が激しく地図は開けない。携帯電話の地図ソフトもうまく作動しない。外国人から道を尋ねられ、しどろもどろになる。こっちが聞きたいのに・・・。相当行き過ぎてから、その事に気がつき、ずぶ濡れになりながらたどり着きました。小さな公園の向こうに建っている昔の国鉄の駅舎のような温泉を見つけた時には、心の中でガッツポーズ状態でした。冷えた身体を熱いお湯で温めます。長い間、雨に打たれたので7湯目ではありましたが、今回は温泉に救われました。

温泉を出ると、もうあたりは闇が迫って来ています。雨も止みそうにありません。これ以上の徒歩での温泉探訪は困難と判断し車に戻ります。

とり天 を食べに行く<道々の輩>

別府名物<冷麺>と双璧を成すのが、とり天。どこに行こうか迷いましたが別府八湯温泉道名人のガイド本に掲載されていた店に行ってみます。市役所近くにある<道々の輩>は分りやすい場所とは言えませんがカーナビのおかげでたどり着けました。普通の民家に手を加えた民芸風の手作り感いっぱいの店です。ひとり客の私でしたがテーブル席に案内してくれます。おひとり様は、店ががらがらでもカウンター席をあてがわれるのに内心辟易していましたのF1001130で、その配慮が嬉しかった・・・・。さっそくメニューをひろげ<とり天>の名前を探します・・・。無い・・・。どうやら夜の時間帯はアルコールタイムの様でお昼のランチメニューとは違うのでしょう。仕方ないので「ごはんものは頼めますか?」と聞いたところ何種類か提案されました。そこで失意の中で<ピリカラチャーハン>を注文。その頃には<もうどうでも良いわ!>という気持ちでしたが、やがて出された<ピリカラチャーハン>が予想外F1001131の出来で、気分はがらりと変わりました。隣のテーブルに後から来たグループがアルコールーと一品料理を注文し始めます。すると<とり天の香味あげ>を注文したではないですか。メニューをよくよく見なおすと、隅に小さな文字で<とり天の香味あげ>の文字が・・・・。何故気がつかなかったのだろう・・・。遅くなりましたが追加で注文します。<ピリカラチャーハン>を食べ終わった頃それはやってきました。今年、食べたチキン料理で一番美味かった・・・・・。香味のついた野菜と揚げた柔らかいもも肉は私的には絶品です。残念なのは本日はビールを飲めないこと・・・。いずれ徒歩で来たい・・・・。その時は夜遅くまで飲み続けたいものです。

第8湯目でグランドフィナーレ 芝居の湯  260円 単純泉

F1001129 お腹も膨れ、少し気力も戻ってきました。当初、今日は温泉10湯入浴<最低でも8湯!>と今から思うと無謀な目標を立てましたが、あと一つ入って最低目標ぐらいはクリアしようと思います。やってきたのは、さきほどの<道々の輩>からほど近い<芝居の湯>。別府市コミュニティセンター内にある温泉施設です。市営温泉とは言え立派(だからか・・・)、かつ上品なつくりです。お湯は堀田温泉からの引湯ですが、泉質は良好です。身体が芯から温まります。旅の最後にふさわしい贅沢な時間を過ごさせていただきました。

9時過ぎに別府を出発。高速を南下し佐賀関に出て、フェリーで三崎まで渡ります。そこから自宅まで陸路でひたすら走り続けます。四国の道は車が少ない・・・。

結局、自宅へたどり着いたのが翌朝4時。そして今回の2泊3日?の行程での走行距離は1498.8㌔となりました。ひとりで運転することに、非常に疲れました。貴重な休暇の過ごし方としてベストであったのかは、判断に迷いますが、楽しかった・・・・。<それで、いいのだ!>とバカボンのパパの様に呟いて見ます。


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