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仙台凱旋公演での羽生選手と、震災復興ソングの「花は咲く」

2014-06-18 | 羽生選手の出演した「アイスショー」での演技動画とインタビュー、ニュース集

羽生選手の、仙台凱旋公演「Together on Ice」 が、先週末に終わりました。まずはそこでの、羽生選手の動画です。

 

デイリーモーションの動画。 (こちらで見て下さい。↓ gooブログには、デイリーモーションの動画は埋め込み出来ませんので。)

http://www.dailymotion.com/video/x1zfboj_%E7%BE%BD%E7%94%9F%E7%B5%90%E5%BC%A6-%E5%87%B1%E6%97%8B%E3%81%AE%E8%88%9E_sport

登場するのは、主に羽生選手と、プルシェンコ選手の一部です。 

 

まず、練習段階での羽生選手の気合がすごいです。

いつも全力投球な羽生選手ですが、さらに「僕の全てを出しきりたい」なんて言っています。(笑) 

 

「白鳥の湖 (White Legend)」と、事前の予想通り、「Change」をやってくれました。

 

「白鳥の湖」は、羽生選手にとってもう、特別なプログラムになっているようです。 

最初の表情が、怖いくらい真剣です。思いを大事に抱きつつ、自ら歩んできた道の記憶を辿りながらの、渾身の演技に見えました。

被災地・仙台でやるのは、本当にまた格別な思いなのだろうと・・・見ていて、そういうものが強く伝わってきました。

 

「Change」は、この部分だけの動画をUPしてくださった方がいたので、こちらでも見られます。↓

 

最初のハイドロブレードが長い~~!! しかも滅茶苦茶美しいです!お見事!!

以前は、「ペケペン!」というあの三味線の音と共にピタッと立ち上がっていたと記憶していますが、今回は出来る限り長く体勢を維持して、じっくりと魅せてくれています。

やはりかなり筋力が増してきたからこその安定感というか・・・。すごく力強かったですね!

生演奏ですから、羽生選手は、耳で音を捉えながら少し慎重に滑っているように見えました。

以前の、喜び爆発型の天才少年の演技ではなくて、立派な大人の男性の演技という感じでしたね。

でも、高校1年くらいの羽生選手のリズム感や軽快さも、本当に素晴らしかったですよ!私はものすごく好きでした。(→ 最高おススメ演技その5 で紹介)

 

演技の前半を見ているとき、「あれ?羽生選手、実はかなり疲れているんじゃ・・・」という印象を持ちました。

 

パワフルかつ丁寧ですごく心がこもっているけれども、なんというか、上手くいえないけれども、疲れている体に、実はかなり鞭を打ちながら滑っているかのような・・・ そう見えないように全力で心がけているのを感じるというか・・・

特に中盤から後半、ものすごい真剣さでやる気満々の精神に、身体のほうがほんの少し遅れて必死で追いつこうとしているかのような・・・そんな感じがしました。

そう思って見ていたら、最後に何でもないところでコケちゃって、足が動ききらなかったみたいなので、やはりそうなのではないかと思ったのですが・・・。私の気のせいなら、むしろ良いのですが。

大丈夫でしょうか。やはり相当なハード・スケジュールをこなしてきた影響はあるのかも・・・。

 

このあと、少しでも休めるといいですね。

 

4回転ループが完成間近で、ショーの前でも練習していたとの解説者の話ですし、ショーの前に既に体力を相当消耗していたのかもしれません。新シーズンで4回転ループを入れるつもりで頑張っているようです。 

楽しみにしています! でも、どうか無理のしすぎにはご注意を・・・。

 

 

ところで、やはり予想以上に驚きだったのは、プルシェンコ選手! (選手復帰確定なので、しばらくは「選手」をつける呼称に変えます。)

演技開始前から、表情がもう、完全に”皇帝”です。(笑) 

最初と最後を、「これぞプルシェンコ」ポーズ!で決めてくれましたが(笑)、あれほどの手術をして、普通の人間の身体ではないというのに、3月の手術からたった3ヶ月でこの滑りとステップ、ジャンプはもう、本当に凄くて、ただただ「超人」としか呼べません。

トリノ五輪のエキシビションの時の圧倒的な王者の威厳・貫禄を思い出しました。その時と同じぐらいの、ものすごい気迫で滑ってくれていると感じます。

ソチ前は毎日痛み止めを使っていたというし、想像を絶する痛みを乗り越えてきて、さらにはロシア国内での理不尽なバッシングにも耐え・・・ 

必ずしも万全ではない身体で、羽生選手の凱旋公演を、復帰後初の舞台に選んでくれたこと、羽生選手にはもう本当に、かけがえのない、一生忘れられないプレゼントになったことでしょう。感謝ですね。

最近の穏やかで愛に溢れたプルシェンコ選手の表情や姿勢等は、10代の頃や、絶対王者だった頃のプルシェンコ選手よりも、私は個人的には好きだし、人間として尊敬しますね。感動します。

すごいステップの最中なのに足下を映さないでなぜか上半身アップにしちゃったカメラさんに、「おーい!」(笑)と言いたくなりますが、きっとあの表情と威厳に圧倒されてしまって、目が上半身に釘付けになってしまったのだろうなと・・・カメラさんに、同情せざるを得ません。そうなる気持ち、わかります。(笑) 

 

そんなプルシェンコ選手に、「ユヅルのために滑れて、嬉しい」などと言ってもらえた羽生選手! うーん・・・幸せ者ですね。

羽生選手の挨拶は、本当にかなりの興奮状態で話しているのが、話し方や声をきいただけでもすごくよくわかります。

「金メダルもって、帰ってきました!」って・・・ 本当に、言葉で表し切れないくらい、嬉しそう。(笑)

 

本当に、これを言うのが、ずっとずっと夢だったんだろうなと・・・それを目指して、本当に頑張ってきたんだろうな、と・・・ 。

声の調子がいつもと違うし、息切れがすごい。(笑) 

でも、相当楽しかったようだし、幸せにみえるし、本当に良かったと思いました。

まさに念願の、夢の叶った、特別なショーになって・・・。

 

もう一つの、ニュース動画。↓ 

http://www.dailymotion.com/video/x1zl3rz_20140616-every-toi_sport

 

ここでプルシェンコ選手、「自分は4回五輪に出たので、ユヅルには5回出てもらいたい」なんて言っています!(笑) 

・・・羽生選手に、35歳まで五輪に出ろと?(笑) いや、私は別に構いませんけどね。”身体が余裕”なら、それも歓迎。

プルシェンコ・ワールドの規準では、プルシェンコさんのスケートの実力でも「ワタシハスケート、チョットダケ、デキル」のレベルになるようですから(笑)、(←注:プルシェンコ選手が日本語でよく言うギャグです) 人類の基準はやはり当てはまらないかと。

一方、羽生選手は、「記録だけでなく、記憶に残るようなスケートが出来るよう、頑張っていきたい」と・・・。

そうですね、これからも、ぜひ!! 既に私の記憶には沢山残っていますけどね。(笑)

 

さらに、別のニュース動画。

 

プルシェンコ選手が、またもや「ユヅルは天才!」「彼は別次元!」と語ってくれています。

・・・プルシェンコ選手が言うと、すごく重みがあります。

 

本当に良かったです・・・ 良かったんですけど・・・  一つだけ、羽生選手に怒っていいでしょうか。(笑)

羽生選手、「今回、この仙台に、こん~なにも(←かなり強調)、沢山の人が集まってくれるとは、本当に思いませんでした!」って、興奮しながら言いましたけど・・・

え?・・・ええ?! なんで思わなかったんでしょうか?!! 

・・・羽生ファンはそんなに少ないとでも思っていたんですか?! 

(私は会場が小さすぎて、収容人数少なすぎで、行けない人が続出するじゃない・・・!って思ってたんですけどね。)

 

羽生選手が、喜んで感動しながら言ったって、もちろん、わかっています。(笑)

 

でも、羽生選手、そんな風に思っていたのか・・・と・・・  そう思うと、ちょっとだけ、胸が痛くなりました。

「本当に滑りやすい」「本当に楽しい」「お客さんが温かい」を連発していたという羽生選手。 

自分の味方だらけと言っても良いほどの場所で、きっと、心からホッとしたのではないでしょうか。

 

そもそも私が、このブログを書こうと決意するきっかけになったのは、特に2012年と、2013年の、全日本選手権を見ていて・・・

そこでの羽生選手を見ていて、言葉には出来ないくらい、ものすごーーく、胸が痛く、切なくなってしまったからです。

特に、2013年の時は・・・ ああ、今年もか・・・と。

 

どうにかしてあげたいけど、どうにもできない、やるせなさ。

 

私は羽生選手を応援していますけど、私自身は、むしろ羽生選手の姿勢や演技に、ものすごく励まされてきたので、むしろ羽生選手に、演技という形ですごい応援をもらっていたような感覚でした。それなのに、何も返せない。

どうしたら本当に、意味のある「応援」を羽生選手のためにできるのか・・・ 

 

そんなときに、羽生選手が言ってくれた名言、「出来ることを出し惜しみするなんて、つまらないじゃないですか・・・」

を思い出し、 自分に出来ることを考え・・・

私から見た 「最高おススメ演技」や、私の知っている「羽生選手の素晴らしさ」を少しずつ紹介していくぐらいは、できるんじゃないかと。

 

しかし、羽生選手は桁違いの才能を持つ天才・・・ これはもう、恐ろしくエンドレスな作業だと改めて痛感。(苦笑)

まるで、ゴールのない長距離走・・・ 

何もやらなかったよりもは、ある程度の役割は、ちょっとは果たせたのかな・・・?とも思うのですが。

ペース配分を考えつつ、できる範囲で、マイペースにやりたいと思います。(笑)

 

 

さて、多忙を極めているはずの羽生選手は、またもや「とても素晴らしいこと」を、進んで引き受けていたことが判明。

(これはもう、疲労が蓄積していないほうが、むしろおかしいとさえ思えてきます。)

NHKで来週以降放送される、「花は咲く」の番組で、震災からの復興ソングで有名な「花は咲く」の曲を、指田さんが熱唱するのに合わせて、羽生選手が演技してくれるそうです。 その振り付けは、仙台時代の元コーチ、阿部奈々美さん。

NHKのHPはこちら → http://www.nhk.or.jp/sendai/hanasakuhanyu/

この収録の様子を報道した仙台のニュース番組が、こちら。

(これはもう必見!!見なきゃ損です!!) 動画はこちら。→ http://www.dailymotion.com/video/x1zokaj_%E3%81%A6%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%95-%E7%BE%BD%E7%94%9F%E7%B5%90%E5%BC%A6%E9%81%B8%E6%89%8B-%E8%8A%B1%E3%81%AF%E5%92%B2%E3%81%8F-%E3%82%92%E8%88%9E%E3%81%86_sport

私はこの一部を見ただけで、思わず身震いしました。 羽生選手はここでも明らかに全力を出しております!!しかも半端なく!!

この演技は、素晴らしすぎることになっている予感・・・!!

まず、指田さんの歌唱力が素晴らしいです。そして、羽生選手の出だしのポージング見ただけで、ため息と涙が出そうです。 

「傷ついた花」をそっと持つ手の持ち方と、その花に注ぐ眼差しが、あまりにもすごく優しくて、思いやりに満ちていて、素晴らしすぎます!(笑)

息を呑む空間! 魂に訴える演技! 胸が震えてくるような・・・!

しかも羽生選手、一応まだ10代の男性だというのに、あまりにも花が自然に似合いすぎて・・・ 見ていて本当に困るほどです!!(笑)

 

阿部コーチの振り付け指導を見て、直ちにそれを「振り付け」レベルを超えて美しく、魂をもって表現してしまう羽生選手!

プルシェンコ選手の言う、「別次元」の「天才」っぷりが発揮されております。

 

もう、この演技中の羽生選手には、「世界一花の似合う男」 の称号を差し上げたい。 

きっと、これを見て、「花になりたい・・・」と思う女性が、日本中で続出していくことでしょう。(笑)

遠慮せずに、ぜひ、なりましょう!(笑) 

あなたが、小学生でも80代でも、傷ついたボロボロの花の状態でも、枯れかかっていても、あるいはまだ芽さえ出ていない状態でも、全然関係ありません!(笑) 羽生選手は、きっと「花になれ」って言ってくれると思いますよ・・・!!(ほ、本当か?)

このブログのタイトルは、改めて見ると、あらまビックリ! 「花になろうよ!」ですからね~。(笑)

 

気がついたら、日本のそこら中に「花は咲く」 の状態になっていくといいですね。 

(羽生選手が今後、活躍すればするほど、影響は世界規模にまでなっていくでしょう・・・。)

 

この歌の歌詞にあるとおり、「何を残せるのか」ーーーーを、真剣に考えている羽生選手。  その真摯な姿にも、胸を打たれます。

 

さて、羽生選手のこの「花は咲く」についての思いを答えてくれたインタビュー記事が、こちら。 → http://mdpr.jp/news/detail/1377519

その中の、羽生選手の言葉を、以下に抜粋しました。

「オリンピックが終わった後の記者会見でも言いましたが、これまで自分は被災地に対して何ができたのだろうと、ずっと思っていました。こうやって少しでも被災地のためになる活動ができるのであればどんどんしていきたいと思っていたので、すごくいいきっかけになると思い引き受けました」

「滑っていて一番感じたのは、震災はあったんだということをしっかり実感してほしいということです」

「これを見た方々が、少しでも震災があったこと、たくさんの犠牲があったことを思い出して、ここからまた何ができるのかを考えるきっかけにしてほしいです。過去と今と、最終的には未来、震災をからめてだけではなく、自分自身の人生観の中で考えるきっかけになってくれればいいなと思います。僕の中では、ずっと被災地について考えていくことが大きな使命だと思っています」

「この曲に一人のスケーター、アーティストとして参加させていただいて、指田郁也さんという、僕にとって一番心の近い方とコラボレーションさせていただいて、すごく嬉しかったです。この曲の歌詞は、とても深い意味を持っているので、その意味と自分の演技との調和も楽しんでもらいたいです」

 

指田さんを、僕にとって一番心の近い方と表現していますね・・・ やっぱり、そうなんですね。(笑)

指田さんの歌で滑っている羽生選手は、見ていると本当に自然で、最高の美しさが出ているように見えますから・・・。

指田さん、英語でも歌ってくださるといいのにね。そうすれば、羽生選手のそういう素晴らしい演技を、国際舞台のエキシビションや外国のショーでも披露しやすくなるのに。

言語が変わると、歌のリズムが変わってしまってイマイチになっちゃう場合は、翻訳つけて原語のままで・・・。

 

NHKでの、 【「花は咲く~羽生結弦Ver.~」放送予定】 
6月25日(水)BS プレミアム 午後 2:55~3:00
6月25日(水)総合テレビ 午後 4:50~4:55
6月26日(木)総合テレビ 午前 10:45~10:50
6月26日(木)Eテレ 午後 0:50~0:55

(以降、随時放送)

■被災地への羽生選手の思いや制作過程を紹介する番組も全国放送予定
7月12日 総合テレビ 午後4:30~4:53

 

・・・とにかく、この演技のすべてを見られるのを楽しみにしています!

 

先週の「ファンタジー・オン・アイス」も、「Together On Ice 」もそうでしたが、「花は咲く」の予告映像でも、体力の限界まで、あるいはその”思いの限界”まで、「全てを出し尽くす」かのように演技しようとする羽生選手を見ていて、

改めて、私も自分のやるべきこと・・・自分の使命を、「出来ることを出し惜しみせず」「全力を尽くしたい」と、本当に強く、そう思えました。

羽生選手やプルシェンコ選手にとってのフィギュアスケートっていうのは、本当に”自らの命を懸けるに値する”ほどのものなんだな・・・と、見ていて痛いほど伝わってきます。凄いです。 その思いを感じとると、本当に、時に泣けてくるほど・・・。

 

それほどまでの演技を見せてくれる羽生選手に、感謝します。

 

羽生選手に負けずに、私も頑張ります!! 

 

 

羽生選手にも、プルシェンコ選手にも、他の選手やスケーターの皆様にも、そして羽生ファンの皆様にも、これからも明るい笑顔が、沢山沢山、見られますように・・・!!