男子シングル・ショート終了後の、男子上位3人の記者会見
(羽生選手とネイサン選手、そしてジェイソン・ブラウン選手)の公式動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=iBDqd2NLuRM (←クリックどうぞ)
以下、羽生選手の答えた部分 (スポニチアネックス記事より)
――SPの感想とフリーへの意気込みは?
「ショート(SP)に関しては悔しい気持ちでいっぱいです。やっぱり、大きなミスをしてしまったので、そこはしっかり改善をしながら、フリーに向けて一生懸命、いろいろできることを、やるべきことを、一つ一つ積み重ねていきたいと思います。本当は英語でしゃべりたいんですけど、本当に自分の気持ちを伝えたいので、通訳を介して言わせていただきますが、ネーサン(チェン)選手、ジェイソン(ブラウン)選手、こういう風な記者会見の場で感謝を述べることができる素晴らしいスケーターと一緒にトップ3に入れたことが、とてもうれしく思います。やっぱり、ジェイソン選手は、今年から自分と同じクラブに入って、一緒に練習して、スケーティングのうまさ、表情の豊かさ、本当に体の柔らかさとか、いろいろインスパイアされているなと思いますし、ネーサン選手に関しては、ケガをしている時を含めて、今シーズン初めて戦ったんですけど、やっぱり彼と一緒に戦うのは非常に楽しいなと改めて感じました。これからもまた、戦える機会をもっと持ちたいなと思っていますし。ま、とにかくフリーも楽しみたいなと思っています」
――現在の体調は平昌五輪と比べてどういう状態か。4回転サルコーの失敗は、ウォームアップの転倒が影響したか。
「あの頃と比べると1カ月間長かったので、そういう意味では練習を積んで来られたかなと思っています。ま、うん、それぐらいでいいかな。サルコーに関しては、ごちゃごちゃといろんなことを考えてしまったのが本音です。うん、あのー、もちろん6分間練習でうまくいかなかったというのはありますし、うまく自分の中で跳ぶスペースを見つけきれなかったというのはもちろんあります。ただ、そこは謙虚になってはいけないと思いましたし、自信をもって、もっと、なんだろ…、もっと王者らしくいないとダメだなってきょう思いました」
――前回演技をしたのはロステレコム杯(ロシア杯)。圧力とストレスが大きかったのは、その時と本日とどちらか。
「えっとー、んーと、んー…。日本開催だからっていうことではなくて、ま、観客のみなさんからということでもなく、自分自身が今回のショートの演技に対して、すごく期待していましたし、すごく自分にプレッシャーをかけていました。ロステレコムカップよりも、今回の方がずっと緊張していたし、ずっといい演技をしたいとい気持ちが強かったなと思います」
――ネーサン・チェン選手と対戦する楽しさはどこにあるか。ネーサン選手との12・53点差について感じているところは?
「やっぱり強い選手と戦えるのは楽しいですね。ふふ。やっぱりそういうところが、スケートをやっていて、うまくなりたいという一番のモチベーションになりますし、実際、全米(選手権)の演技を見ていて、あ、この演技に勝ちたいなと思って練習してきたので、実際、彼と一緒に試合ができて楽しいです。あと、得点に関してはフリーになってみないと分からないので、大きく何かを言えることはないですけど、ただ、やっぱり、自分の構成をしっかりやりきって、一つ一つきれいなジャンプを決めていきたいなと思っています」
ネイサン選手と羽生選手は、どちらも非常に賢い受け答えで、闘志もすごく、
しかし清々しくもあり、フィギュアスケートの本当の天才二人だなと思いました。
良いライバルでもありますが、お互いへの尊敬というか、尊重の精神が素晴らしい。
アスリートとして気持ち良い、潔い、なおかつ互いへの配慮に満ちた発言で凄いですね。
ジェイソン選手は、嬉しくてちょっと浮かれている印象ですね。(笑)
もともと彼は順位と関係なく、スケートが好きで滑れる喜びを表現できる人なので、順位で一喜一憂するタイプではない印象でしたけれども、この天才2人と並んでいるのは、やはり落ち着かないほど嬉しいのかも。
彼もジャンプ以外の才能は確かに本当に凄いし、その点を「羽生選手のおかげで」自信が持てるようになったと言っているのは本当に素晴らしいことなのだけど、
まだショートだけとはいえ、3回転だけでこのスコアが出てしまい、この順位が取れるような採点制度はさすがにちょっと… としか。 かつてなら、3回転だけでは絶対に90点台など出せないはずでしたから。
プルシェンコさんが、シーズン当初に懸念していたことが起きているなと思います。
さて、フリーでどうなるか。
羽生選手は、ショートの結果に、自分にとても怒っていることや、本音はとても悔しいのもとてもよくわかりますが、
なんか、この会見で、不思議な透明感と美しさのようなものが際立ってきているのが凄いですね。
いつになく ものすごく凛々しい。
そう、「凛々しい」!のですね。
本当に蒼い炎ですね…
ただ、今回は羽生ファンの多くの方々も、
「羽生選手が思い描く演技、目指す演技」が出来ますようにと、
何よりもそういう点を願って下さる方々が、今までになく とても増えている印象があって、その現状が私は良かったなと思いますし、嬉しいですね。
昨日のショートも、最初の4回転サルコウが2回転に抜けた後、「あーっ」て、ため息は確かに会場に出たけれども、すぐに応援するような温かい拍手に包まれていたのも確かです。(羽生選手は頭真っ白だったかもしれませんが。)
羽生選手にとっては、小さい頃からの憧れだった曲なのですし、
沢山の思い出の詰まった曲でもあり、プルシェンコさんや、これまでのスケート人生への想いの込められたプログラムだと思います。
何よりも、その想いの伝わる演技になることを、
主イエス=キリストの御名によって、心からお祈りしております…!!
羽生選手、何がどうなっても大丈夫ですから、信頼して頑張れ♪
「このキリストのお陰で、今の恵みに信仰によって導き入れられ、神の栄光にあずかる希望を誇りにしています。
そればかりでなく、苦難をも誇りとします。
わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。
希望はわたしたちを欺くことがありません。
わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」
(ローマの信徒への手紙5章2~5節 新約聖書 新共同訳より)