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オーサーコーチの羽生選手評・ミズノスポーツメントール賞ゴールド受賞でのコメント全文と、羽生選手の通ってきた道

2019-04-24 | 羽生選手の素晴らしさ

 

ミズノスポーツメントール賞授賞式があり、オーサーコーチがゴールド賞を受賞しました。

そこで発表された、オーサーコーチのコメント全文は、以下の通りです。

以下、こちらのスポニチアネックス記事より

 

「2018年度 ミズノ スポーツメントール賞 ゴールド」を賜りましたこと、深くお礼申し上げます。
 心より感謝申し上げるとともに大変恐縮しております。
 私たち指導チームと羽生結弦選手とこれまでの道のりは7年前に始まりました。

羽生選手は、夢にあふれ、献身的な気持ちがあり、将来のビジョンそして、気迫を持った青年でした。

その道中、私たちはさまざまな困難に直面しましたが、羽生選手の成功の大きな要因は「勇気」であったことに私たちは気付きました。
 私は羽生結弦選手を誇りに思っております。選手としての成功だけでなく、フィギュアスケートというスポーツへの真摯な取り組み、日本スケート連盟に対して献身的であり、そして世界中にいる多くの結弦ファンに対して誠実だからです。

私は、チームのメンバー、具体的に名前を申しますと、トレイシー ウィルソン、ジスラン ブリアン、ジェフリー バトル、シェイリーン ボーン、デヴィッド ウィルソン、ペイジ エイストロップを代表し、謹んでこの「ミズノ スポーツメントール賞 ゴールド」をお受けいたします。
 また、日本スケート連盟は私たちに対し辛抱強く、理解を示し、そして私たちをサポートしていただきました。そのことに対してもお礼を申し上げたいと思います。
 指導者そしてコーチとして私が目指すところは、スポーツで成功するだけでなく、それぞれの社会でリーダーとなれる人材を育成することです。それはすなわち、自ら道を切り開き、次の世代のためにその道を示すアスリートを育てるということです。
 チームの皆と結弦へ。私を信じてくれてありがとう。心を込めて。 」

 

 

そしてこちらは、オーサーコーチが、ビデオメッセージで語った、その内容全文です。

(同じく、こちらのスポニチアネックス記事より)

「会場のみなさんこんにちは。本日は表彰式に出席できず申し訳ございません。このたび「2018年度ミズノスポーツメントール賞ゴールド」を受賞したことに身が引き締まるとともに大変光栄に思っています。

私のスケートに対する情熱は選手だったときもコーチとなった今も尽きることはありません。世界フィギュアスケート選手権大会、そしてオリンピックでの羽生選手の偉業は日本だけでなく世界のスケート界をさらなる高みへと引き上げました。私も少しではありますがお手伝いできたことを大変光栄に思います。

日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、ミズノスポーツ振興財団の皆さまに感謝申し上げます。そして私や私のチーム、羽生選手を信じて絶え間ないご支援をいただいた日本スケート連盟の皆さまにも感謝を申し上げます。羽生選手はまさに国の宝です。ありがとうございました」

 

 

個人的に思ったのは、今まで聞いたことのあるあらゆるオーサーコーチのコメントの中でも、

今回のものは、今までで一番、誠実で、なおかつ、適切でありがたいコメントだったと感じました。

羽生選手もきっと、とても嬉しかったことでしょう…!!

 

また、最近出た、最新のKiss&Cry では、引退されたハビエル・フェルナンデスさんのインタビューで、羽生選手への言葉、羽生選手との関係について語ったものや、羽生選手へのエールが含まれています。 羽生ファンは、読んでおくと、「勝手な想像ではなく」、とてもよくわかるかもしれません。

ハビエルさんの語ったことは、羽生選手の今までの証言や実際の言動とも、きちんと一致していて、お互いの感情や関係性がよくわかるものだと私は思いました。

TVガイド特別編集 KISS & CRY 氷上の美しき勇者たち 世界選手権2019 総力特集号~Road to GOLD!!! (表紙・巻頭特集/羽生結弦選手) (KISS & CRYシリーズVol.27) (TOKYO NEWS MOOK 793号 KISS&CRYシリーズ V)
東京ニュース通信社
東京ニュース通信社

 

 

このオーサーコーチの記事で、日本スケート連盟や他選手の関係者の悪口を書いている人たちが

多数いますけど、

羽生選手のシニアデビュー前から、日本のフィギュアスケートをきちんとしっかりと見ていた人たちなら、

多くの方が知っていると思いますけど、

問題はそんなに単純でも簡単でも、一方的でもありません。

 

羽生選手が、ネット上で必要以上のアンチ攻撃を受けてきた原因の一つに、残念ですけど、オーサーコーチの存在はとても大きく影響していたのもまた事実だったからです。

 

私が知っている限り、「チームブライアン」というシリーズの本は、残念ながら、羽生選手の、日本国内での立場を、非常に悪くすることに陰ながら貢献していました。

なぜなら、第1回目の本から、日本国内の他選手の、彼らの目線や主張からしたら、実際に起きた事実とは異なると言わざるを得ない内容が含まれていて、その人たちを批判的な形で書かれてしまってあり、当該選手たちやそのファンからしたら、憤慨するのは当たり前だったと私は思いますし、私自身、何度もがっかりさせられてきました。 

しかし、バンクーバー五輪・ソチ五輪以降にフィギュアスケートを見始めたり、あるいは、羽生選手しか見てこなかったような方々にはわからなかっただろうと思います。

 

チーム・ブライアンを書いたのはオーサーコーチという事になっていますが、日本語の文章を書いていて文責を負っているのは野口美恵氏です。 (羽生選手は、表紙の写真に使われてきただけです。コーチのお願いは、断りにくいでしょうね。)

 

その「チームブライアン」の表紙には、必ず羽生選手の写真が使われてきたのですから、

本当はそこに書かれていたことは羽生選手本人の意見でも何でもなく、むしろ、羽生選手の発言とはむしろ正反対だったとしても、

そこで書かれていた内容について、自分たちの思いと違ったことを書かれた選手のファンを中心に、結果的には羽生選手に対する怒りや不信感となって悪化していくことが、何度もありました。

 

私はたぶん、羽生ファンの中でも、間違いなく「トップレベル」で、「羽生選手の悪口」や「否定的な意見」を大量に、これでもかというほど、羽生選手が15歳の頃から、それはもう大量に色々なことを聞かされてきた人間だと思っています。

 

それは、勝手な憶測や思い込み、根も葉もないようなものから、特定の悪意を持って、あるいは妄想的に作り上げられたものもある一方で、

こういった本などで出版された内容について、羽生選手が間接的な被害者となって被害を被ってきただけのものも、多数あると強く感じてきました。

また単に、羽生選手個人の個性が好みではないとか、自分が知っている「嫌いな人」に羽生選手が似ている、などという単純なものから、羽生選手に備わっていたその並はずれた才能や、使命ゆえに、私がこのブログで何度も取り上げてきた内容のように、非常に闇の深い、非常に悪質で深刻な世界規模のものまで、実にさまざまです。

 

羽生選手は、カナダに行く高校3年頃、目標だったのは、4回転サルコウの習得でした。

4回転トウループは既にかなり得意になっていたものの、いずれ五輪金メダルをとるには、絶対にそれが不可欠だとご自分で考えていたからです。

カナダのクリケットクラブを選んだのは、その当時4回転サルコウを跳べていた、ハビエル選手の存在があること、それを最大理由に挙げていました。 

羽生選手は、目の前で視覚化されて跳ぶのを見て真似するのが非常に得意だったから、それこそをとても必要としていたわけです。(ご本人の言葉です)

だけど、オーサーコーチは羽生選手のスケーティングを一番変えたいと思ったようですし、実際、そこが一番変えられたのでは、と思ってみてきたファンは、多いことでしょう。

 

北米人に、アジアの極東の日韓の歴史や、その歴史に由来するさまざまな問題をを知っていろ、などと要求するのは、非常に酷なことではあるでしょう。

でも、その「配慮のなさ」「無知」の言動ゆえに、必要以上に、数多くの深刻な被害を羽生選手が被ってきた側面があったのも、残念ながら事実だったと私は思っています。

 

そしてまた、「何人ものスケーターをメダリストにしたい」のが本音のクリケットクラブに対して、

他の誰でもない、「自分こそが絶対に金メダルを」と、人生をかけて本気で全力投球してきた羽生選手が、

こういったさまざまな事情の あらゆることの板挟みになって、

計り知れないほどの苦悩や絶望的な思いや悲しみを抱えた時期があったことも、

(羽生選手本人が証言したことがあるわけですから)

ファンなら、きちんと想像しておいてあげたいものです。

 

今回、オーサーコーチのコメントの中で、 

「羽生選手は、夢にあふれ、献身的な気持ちがあり、将来のビジョンそして、気迫を持った青年でした。

その道中、私たちはさまざまな困難に直面しましたが、羽生選手の成功の大きな要因は「勇気」であったことに私たちは気付きました。 」

と語られた言葉は、

きっと羽生選手には、とても嬉しかったことでしょう。

私も読んでいて嬉しかったです。(笑)

 

何が「成功」になるのかは、人によって、その与えられている使命に応じて、異なることと思います。

 

でも、少なくとも、羽生選手に並はずれて備わっていたもの、すなわち、神様が羽生選手に与えてくださっていたもの、

そして、平昌五輪の試練の中で、羽生選手が最も神様から試されていて、なおかつ最も要求されていたものは、

羽生選手の「勇気」であり、「覚悟」であったと、私も強く思っています…!

 

フィギュアスケートというスポーツへの真摯な取り組み、

日本スケート連盟に対して献身的であり、

そして世界中にいる多くの結弦ファンに対して誠実」 

 

わざわざオーサーコーチがこのように言及して下さったことは、羽生選手には有難いことですね!

私もこの通りだと思っています。

羽生選手のコーチが、なぜわざわざこのように語っているのか、ファンなら考えてあげたいものですね!

 

今の具体的な目標として、羽生選手の口から語られた4回転アクセルへの挑戦・成功が、

羽生選手にとって、「喜びをもって」挑戦できること、

何よりまずそのための環境と体調が、一番良い形で整えられることを、

心より、この世のすべてをご存知で、誰よりも羽生選手を守り導いて下さってきた、主イエス=キリストの御名でお祈りしています! アーメン。

 

 

 

幸せへと続く 「平安の祈り」

 

「神様、

変えられないものを受け入れる 心の平安を

変えられるものを変える 勇気を

そして、その違いを見極める 知恵を どうか私にお与えください。

 

与えられた一日を精一杯生きることができるように

一瞬一瞬を楽しむことができるように

苦しみは平安への通り道であることを 受け入れることができるように

 

たとえ自分の願いどおりにならなくても、

主イエスがされたように

この罪深い世界をそのまま受け入れることが出来るように

 

もしあなたの御心に委ねるなら

あなたがすべてを正しく導いて下さることを 信じることができるように

 

そうすれば、私は この地上において幸いなる人生を送り

また天国においては、あなたと共にある最高の幸せに あずかることができるでしょう

 

主イエス=キリストの御名によって

アーメン」

(ラインホールド・ニーバーの祈り)

 

 


羽生選手の帰国と記者会見一問一答・仙台市新モニュメントデザイン発表式

2019-04-24 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

4月23日:羽生選手が、仙台市長に対して、会った際に開口一番で「転売されていろいろ申し訳ありません」と謝ったことを、仙台市長が定例記者会見で明らかにしました。こちらの朝日記事より 羽生選手がこう語ったくらいですから、羽生ファンは、転売で手に入れないようにしたいものですね!

能登さんが、仙台の、羽生選手ポストカードつき一日乗車券を、ツイッターで紹介して下さってます!

 羽生選手の旧ロミオ時代までのコーチだった、阿部奈々美コーチのインタビューがこちらです。

記者会見動画も追加しました! 羽生選手は明るい笑顔で、真剣に考えながら、一つ一つゆっくりと答えてくれてます。
桜色のネクタイが似合ってましたね!

やはり大震災を通して見つめなければならないものは、ポイントがずれてしまうと、恵みを失いかねないので、書かせてもらいました。羽生選手は、お疲れ様です! でも油断大敵!

 

 

19日、羽生選手が日本に、仕事のために帰国しました!

こちらが、20日の昼に行われた仙台市でのモニュメントデザイン発表式の中継動画です。

 

新モニュメントは「SEIMEI」の冒頭ポーズ。 

…昨年出た記念Tシャツ2種類のうちの、一つのデザインと完全に同じですね。

もう一つのハイドロブレーディングの姿のほうが、「フィギュアスケートの技そのもの」だし、

Tシャツの時からファンにもずっと人気もあって先に売り切れていました。

 

イナバウアーは荒川さんに既に使われているから、仕方がないとしても、

これでモニュメントが、2つの五輪とも、フィギュアスケート特有の「技」ではなくて、最初と最後の「ただのポーズ」というのが、個人的には残念ですね…!

ソチにはなくて平昌五輪で成し遂げた、金メダルの勝因となっている、4回転サルコウの回転真っ最中の写真とか、びしっと決まった着氷のポーズなどのほうが迫力があっただろうと私は思いました。

 

今後の目標や夢、「本当の使命」を達成するためには、羽生選手は今後はもう、相当気をつけていかないとね…!と強く感じました。

 

4回転アクセルを跳びたければ、

まずは足をしっかりと治して…チャンスを逃さずに! 

 

 

こちらは、その後の、記者会見での羽生選手の一問一答。(毎日新聞より)

その時の会見動画はこちらです

――仙台に戻ってきて。

     実は昨日、帰ってきて、あんまりまだ「仙台だな」という実感がなかったんですけど、こうやって地元局の方とか、地元紙の方とかに会うと、「あー、なんか帰ってきたな」って。すごく地元だな、っていう温かい気持ちになりました。

     ――モニュメントを見ての率直な感想は?

     自分が2連覇したということで、自分にとって、すごく誇らしいことだなと思いましたし、それが残ることに関しても、自分の演技っていうのはあの場所でしかなかったかもしれないですが、それがちゃんと何か形としてずっと残るっていうのは、自分がやってきて良かったなというか、うん。オリンピックの金メダルっていうのはやっぱり特別なものなんだなって改めて感じました。

     ――観光客も増えるのではないか。

     そうですね。ちょっと違う話になっちゃうかもしれないんですけど、先日、ノートルダム大聖堂が燃えてしまって、その募金の話とか、たくさんのお金が集まっていて、すぐに再建、修理への気持ちというか、機運というか、そういうものが動いてるというのと、あとは、台湾も先日地震があって被害があったみたいで、いろんな地域でもそうなんですけど。

     一人一人のすごい小さな力かもしれないですけど、人間っていう一人一人の力が集まってやっと復興とか、新しくなっていくことにつながっていくと思うので。その一人ずつがつながるきっかけになるのであれば、自分という媒体を通してつながってくださるのはとてもうれしいことですし、またこの仙台だからこそ、仙台にこのモニュメントがあるからこそできることじゃないかなと思うので、自分が仙台市民で良かったなと思うのと同時に、これがまたきっかけになって、どんどん復興、もちろん仙台だけじゃなくて、宮城県、東北、東日本、大きな目で復興が進んでいったらいいなと思っています。

     ――平成で伝説をつくった。令和ではどういう伝説を?

     えー、やはり4回転半に挑戦したいなという気持ちはすごく強いです。実際に、まだ跳んだわけじゃないので、そんな強いことは言えないかもしれないですけれども、ただ、これから戦っていくに向けてやはり自分の武器となる何かをさらに付け加えなくてはいけないなという義務感がすごくあるので、何か武器を改めてつくって、これから令和に向けて頑張っていきたいなと思います。

     ――今日のイベントの定員600人に応募2万113件。高倍率となった。

     自分が入った時に歓声だとか、拍手の大きさとかでたくさんの方がここにきてくださったんだなという気持ちもすごくありましたし、逆にその方々が代表で、というのもちょっと変なんですけど、その2万を超える応募があったことは、自分が(今日)滑るわけではないので、フィギュアスケートのファンではない方もいらっしゃったかもしれないですけれども、そういった方々が自分のことをすごく応援してくださってるというか、すごくこのモニュメントを楽しみにしてくださってるというのが伝わったなと思います。また、残念ながら足を運べなかった方々に対しても、先ほども言ったように、一人一人ちっぽけかもしれないですけれども、僕も含めてすごいちっぽけかもしれないですけど、1人から2万とか、3万近くとかそういうふうに数が大きくなっていくにつれて、すごく大きな力になると思うんですよね。そういった大きな力を改めてその数字ということから感じさせていただいたなと思うので、改めて感謝したいなと思います。

     ――モニュメントのデザイン。感想は?

     まず写真からそのまま使われている点に関して、すごく自分では気に入っていて。自分は滑っている時の瞬間が一番、羽生結弦になれてるなと思うので、そのなんだろう……。その滑っている瞬間を切り取ったものとして、デザインが残されるのはすごくうれしいなと思っています。また本当に細かいんですけれども、ソチオリンピックから平昌オリンピックに向けてブレードの色が変わったりだとか、そういった細かいところまで非常に繊細につくられてるものだなと改めて感じたので、そういった細かいところとかも見ていただけたらなと。せっかくソチオリンピックと平昌オリンピックと並んでモニュメントが建てられるということなので、そういった細かいところもちょっと気にして見ていただけたら楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

     ――デザイン発表式で、(仙台市地下鉄東西線・国際センター駅前に)自らのモニュメントがソチに続いて平昌分の2枚並ぶのは恐縮と話したが、少年のころの自分に何と声をかけたいか。スケートを頑張っている子へメッセージを。

     僕も実際に小さい頃に(NHK仙台放送局の番組に)特集していただいて、ほんとに小さかったな、って思うことも、すごく今フラッシュバックして、いろいろ思い出しました。(2017年に建てられた06年トリノ五輪女子金メダルの)荒川(静香)さんの(パネルの)隣に二つ並ぶのは、自分がやってこられたことに対して胸を張っていられるなと改めて思いますし、逆に小さい頃から仙台から頑張ってきて、荒川さんの隣に立てるのは、仙台のそういうお力を感じるなと思います。

     今フィギュアスケートを頑張っている子たちに対して、そうですね。うん。もしかしたら僕の演技を見て始める選手とかもこれからいるのかなとか思ったりもしてて、その子たちがこういうふうになりたいなと思えるような人間で常にありたいと思いますし、またそういった僕が感じた仙台の力とかそういったものに関しても、ちょっとでも感じられるような貢献を僕もこれから、荒川さんに助けられたように、これから僕も仙台に対していろんな力を使っていけたらなと思っているので、頑張る環境をつくっていきたいなと思います。ありがとうございます。

     ――羽生選手の今の夢は?

     実は1年前までは自分の夢は4回転半のジャンプだったなと思ってます。それをやることによって自分の夢が達成されるって思ってました。ただ今の自分の気持ちとしては4回転半は夢じゃなくて、しっかり習得してマスターしたいものだなと、本当にすごい近い、具体的な、何というかな……、挑戦すべきもの、みたいなものに思えてるので、夢ではないかなと思っています。だから、自分の夢は……、4回転半を初めて公式試合で、きれいに決める人になりたいっていうのが今の夢かなと思います。

     ――ファンはどういう存在か。

     つらいことも、うれしいことも、もしかしたら自分よりもつらくなってたり、自分よりも喜んでくれてたりする存在なんじゃないかなと思ってます。なんか、やはり直近のこの2シーズンの間、2回も大きなケガをしてしまって、その時に、うん。自分よりもすごくつらいような方もいらっしゃったりとか、そのなかで苦しい状況のなかですごく前に向かってというか、上に向かって立ち向かってる方、そういうメッセージとか、手紙とかたくさんいただいたので、そういう方々の思いが自分に還元されて、最終的に自分の演技になってるんじゃないかなと強く思うので、一言で言うと自分のスケートの源みたいな感じがしています。

     これまで平昌オリンピック前の前のシーズンあたりまでですかね。勝たなきゃいけないとか、強くならなきゃいけないとかいろいろ考えてる時にすごく自分主体だった時があって、でもそういう時でもすごく応援してくださってる方々の力っていうのは感じていたんですけれども、平昌が終わってあらためてこういうモニュメントとかを設けてもらって、改めてみなさまの力が、思いの力がすごい自分のスケートに役に立っているというか、うん。すごく直接的にみなさまの思いというのが伝わっているんだなというのを改めて感じてるので、そういう方々に逆に僕から感謝したいなと思いますし、せっかくスケートではない機会なので、しっかりと発表式か。発表式の時もみなさんの一人一人の顔をみてありがとうと思ってましたし、また、たくさんテレビだとかインターネットだとか、そういうところでみてくださってる方もいると思うので、この場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございます。ありがとうございます。

     ――このモニュメントのこのシーンにどんな思いがあるか。

     このモニュメントのデザインのなかに写真っていうのが強く印象に残っていて、自分が滑ってる瞬間を切り取ったものだと思ってるので、このモニュメントを見ることによって、自分の演技だとか……。演技全体でもなくてもいいんですけれども、この瞬間が少しでも思い出されるようなものになったらうれしいなと思います。

     ――モニュメントのポーズについては?

     (フリーの曲「SEIMEI」の)冒頭の「ジャン」、って(音楽が)鳴ってから、縦笛が流れているとこのシーンなんですけど、最初のポーズで、天と地と人とすべてつかさどってると感じていて、それを野村萬斎さんと話をさせていただいた時に、それを改めて意義づけしてもらって、それをすごく大切にしてこの演技をしてました。で、これはそれから、そこのポーズから動き出してるシーンなんですね。そのつかさどってるところから、それを支配しながら、まわりの環境というのかな。うーん、この時はリンクなんですけど、そのリンクすべてをその自分の支配権に置くみたいな。そういう強い気持ちで、意味をもって滑ってました。ありがとうございます。(退場時に)ありがとうございました。これからもお願いします。

 

 

仙台への観光の集客ばかりが言われますけど、本当の復興というのは、

もちろん、経済的、物質的な再建も必要なんですけど、

「一人一人が本当に立ち上がる力」、「生きる力を根本から得ること」 が本当の目標であり、

そこが何より大事だと私は思っています。

 

ちびっこスケーターには、金メダルは憧れになることでしょう。

 

ただし、いつか朽ち果てる地上のモニュメントなんかより、羽生選手が、

天国に、神様によって、神様に認められたモニュメントを建てていただけることのほうが、はるかにずっと尊いことです。

 

 

 

モノに依存して生まれる希望よりもは、モノにさえ依存しない希望。

 

本当に消えないもの。

 

大震災から何を教訓とするのか。

 

やはり財産的な「モノ」は、どんなに高額でも、どんなに長い期間をかけて頑張って得たものであっても、

決して永遠ではないし、いつか必ずなくなるし、天国にも絶対にもっていけない。

命も、ある日突然、いつ終わるかわからない。 

だからこそ、残されている人生、生かされている命で、何ができるのか、なぜ生かされているのかーーー 

やはり一人一人が、

そこが一番、本当に問われているかな、と、

そんなことを改めて強く考えました。

 

 

 

 

今も大震災と、福島の原発事故の深い爪痕で苦しむ方々は大勢いらっしゃいます。

 

声をあげられない、本当に辛い思いをしていらっしゃる方々にこそ、特に神様の真の恵みと守りがありますように、

主イエス=キリストの御名で心から祈ります。

 

有名な「平安の祈り」を、参考までに、最後に載せておきます。

 

(幸せへと続く) 「平安の祈り」

 

神様、

変えられないものを受け入れる 心の平安を

変えられるものを変える 勇気を

そして、その違いを見極める 知恵を どうか私にお与えください。

 

与えられた一日を精一杯生きることができるように

一瞬一瞬を楽しむことができるように

苦しみは平安への通り道であることを 受け入れることができるように

 

たとえ自分の願いどおりにならなくても、

主イエスがされたように

この罪深い世界をそのまま受け入れることが出来るように

 

もしあなたの御心に委ねるなら

あなたがすべてを正しく導いて下さることを 信じることができるように

 

そうすれば、私は この地上において幸いなる人生を送り

また天国においては、あなたと共にある最高の幸せに あずかることができるでしょう

 

主イエス=キリストの御名によって

アーメン

(ラインホールド・ニーバーの祈り)