羽生選手が初戦のオータムクラシックを優勝しました!おめでとう!!
だけど、内容は羽生選手の予定よりボロボロでしたね。
そして、課題だらけ。
でも、ハッキリ書くけど、あの衣装じゃ無理もないです。
たとえいくら羽生選手が天才でも、どう考えても高難度ジャンプが跳べるようなデザインじゃないもの。まして、史上最高難度の4回転アクセルなんてあれでは今後も跳べるわけがないです。
首の後ろの付け根や首周りの立ち上がった過剰な複数に重なったフリフリ、昨シーズンもそうだったけど、今シーズンはもっとひどくなりましたね。
羽生選手のきれいな体と動きのラインを完全につぶしているし、姿勢がかえって悪く見えるだけじゃなくて、ジャンプの回転を狂わせ、回転速度をも確実に妨害して失敗させていると思います。フリーの衣装までそうなっていたのを見て、ビックリしました。
それがわからないような羽生選手じゃないよね、さすがに。
あれはどう見ても本気で、前人未踏の史上最高難度に挑む人のための試合衣装じゃないです。ショートもフリーも。ハッキリ言って、論外。
本気だったら、トルソワ選手が昨年着ていたみたいに、女子でも全身ピッタリした何もないパンツスタイルで臨むくらいの気迫と覚悟と意欲がいるでしょう。
彼女のあの衣装は、本気だと私には見えたし、だからこそ、本当に史上初の4回転ジャンパーの記録を複数、獲得しています。
他にも書きたいことは沢山ある。
いつもの黒の練習着で滑れば、結果はもっと違ったでしょう。フリーの衣装は、遠目でみたら黒っぽく見えたけど、拡大されてみて、写真を見て ビックリ。
あれでOriginだなんて、見た瞬間に、私がジャッジだったら、あれだけで-10点していると思いました。羽生選手の良さをわかっていない、才能も個性もつぶす衣装。どこの倒錯ホストかと思いました。前回以上の魔王と騒ぎだす人も多数。あり得ません。魔王って、悪魔のことですから。
でも、私も見た瞬間、「闇の帝王」かと思いました。
特に胸のあたり、腰のあたり、あれにそっくりな悪魔の絵などを見たことがありますよ、私。 よくある西洋の悪魔イメージのものがいくつも使われている。
どこが羽生選手の、プルシェンコリスペクトのOriginなの? あれをOriginと表現するのは、正真正銘のサタニストたちですよ。
またもや、プルシェンコさんへの究極の侮辱になってしまっている衣装でした。
羽生選手の本当の想いを、これ以上なくバカにしている衣装ですね。
さらに、
最高難度の技やスピードを競うアスリートで、空気抵抗を作るような、特に回転軸に関係してくる首周りと肩回りに、軽く風を切る「ヒラヒラ」1枚ならまだしも、動きにくい「フリフリ」で何重にもなって、首から肩のラインを崩すような「モコモコ」感で、世界初の記録や技に臨む競技があるでしょうか。
あり得ません。
色々知っている人なら、誰がどう見ても、「勝たせないため」「超高難度ジャンプを跳ばせないため」の衣装です。
私がジャッジだったら、タイトルと、羽生選手の演技を見て、「羽生選手のために」可能な限り、最低得点をつけるでしょう。
GOEを増やしたいと羽生選手は言っていたけど、非常に簡単です。
あの悪魔衣装をやめる。それだけです。
お金がもったいないなら、普段の黒の練習着で十分。
それか、バラード第一番のような、ある程度どんなプログラムにでも適用できる「過去の衣装」のほうが、はるかに得点が伸びるでしょうし、高難度ジャンプも本番で失敗しなくなることでしょう。
羽生選手の才能も、可能な限り守られるでしょう。
プログラム「Origin」は、とことん闇を暴くみたい。
だけど、羽生選手の、演技中の時の気迫と動きは、とても良かったです。
羽生選手本人がものすごく本気なのは見ていてわかったし、衣装とは全く違うものをやろうとしていること、それだけはしっかりと伝わってきました。
演技そのものは、確かに良くなっていると思うだけに、「練習の時は跳べているのに本番では…」と羽生選手が口ごもりながら心配になるのは、当然。
見抜けない人ばかりじゃないよ。
特に、羽生選手を「本当に守ってくれている」人たちは、みんな 一発で見抜いていますよ。
世界中で、本当にわかっている人たちは、みんな今、沈黙しているでしょう。
以上。
羽生選手は、練習着で試合に臨めばいい。
それがベストと思います。
今の羽生選手は、それが一番芸術的になるくらい。
羽生選手が本物なら、必ずそうできるはず。