羽生選手はただいま、怪我療養中。
滑れないのは、きっと誰よりも辛いだろうし、
今九州では大変な中を耐え忍んでいる方々も多く、
今年はファンタジー・オン・アイス幕張の出演もなくなったことで、落ち込んでいる羽生ファンも多いと思いますので、
励ましと希望を込めて、これを贈ってみたいと思います!
羽生結弦選手の 最高おススメ演技、その17は、タイトルの通り、
燃えるような情熱と力強い励まし、希望と優しさ、深い思いの込められた、羽生選手渾身の演技「Believe」です!
これは、2015年のファンタジー・オン・アイス、幕張と静岡の公演で魅せてくれた、
シェネルさんの生歌と共に滑ったもので、その渾身の表現が特に素晴らしくて思わず目を見張り、多くの人を驚かせました。
まず最もお勧めできるのは、より情熱度が高くて力強い、幕張公演の時の演技。
この演技の凄いところは、羽生選手が本来持っていたと思われる、まさに「燃えるような情熱」が、
溢れるようにして、観ている側にストレートに伝わってくるところ。
この演技の振付師は、宮本賢二さんですが、彼に特徴的な「流れるような」美しいラインが存分に活かされていて、
もともと驚異的に柔らかい羽生選手の特徴が自然に活かされて「美しさ」が際立っているだけでなく、
同時に、
羽生選手が曲と共に感情を込めて、スピードも緩急もカーブも自由自在に、そして渾身の力を込めて滑ってくれているため、
「力強さ」や「躍動感」も半端ない演技となっています。
歌詞がそもそも、とても励ましと希望に満ちているし、シェネルさんの歌声もかなり迫力がある素晴らしさなのですが、
それに沿った演技を、羽生選手が思いを込めながらしてくれたことにより、
その「歌の力」を何倍にも増幅して伝えてくれたような凄い演技で、羽生選手の長所が存分に出ています。
何より、羽生選手が心から嬉しそうに、試合とは違って、技術の失敗などを気にすることもなく、本当に気持ちよさそうに滑っているので、その喜びが見ている側にもヒシヒシと伝わってきます。
衣装は、オレンジ色と白のグラデーションに、青い石が腰元に光っていて素敵ですが、羽生選手には珍しい色のため、
見る人によって多少好みが分かれたようですが、
ひとたび演技が開始されると、羽生選手の感情の表現と共に、
このオレンジ色が「燃えるような色」に変化して見えたり、
「非常に優しく、淡い色」に変化して見えたりするところが、今までになく凄い点だと私は感じ、感動しました。
歌詞と共に、荘厳で希望に満ちた「夜明け」「朝焼け」の空の色を感じさせるこの衣装は、
緩急自在でスムーズに流れるスケーティングと、羽生選手の内から溢れるような躍動感が、
衣装の柔らかさ、ふんわり感と共に相乗効果を上げていて、
「情熱」「力強さ」だけでなく、「優しさ」をも伝えてくれる役目を果たしていて、総合的に見て、とても素晴らしい出来になっていると思います。
この回は、照明もいいですね!
こちらは、上の幕張公演の時のものよりも、どちらかというと優しさと穏やかさが光る印象だった、静岡公演の時の演技。
この映像は、せっかくの演技が切れてしまっていたり、カメラワークがちょっと残念なところがありますが、それでも、伝わってくるものはしっかりとあります。
この動画の解説でも語られている通り、
「歌詞の意味をかみしめて、自分の思いを届けたい」と、羽生選手は話したそうです。
しっかり届いている演技になっています。
またどこかでやって下さる時があったら、その時はここへ追加したいと思います!
1年前に 羽生選手が贈ってくれた、力強い希望と励ましの思いが、広がっていきますように…!
そしてカナダにも、届きますように。