谷根千 桜と気まぐれ!

1日1回は感動しよー!をモットーに本音と建前を織り交ぜながら書くぞー!

八日目の蝉

2010年05月08日 12時01分20秒 | 活字から広がる
テレビの最終回を見終わって。
原作がとてもよかったので毎回欠かさず見ていたのですが、映像作品もとても素晴らしかったです。

原作にはない文治との絡み、大人になった薫の事情など原作を損なうことなく作品に厚みを加えていると思います。
表情と仕草で心情を表す事の出来る役者さんが配役されていたのもよかったです。
台詞やストーリーより登場人物の心の絡みがこの作品の素晴らしさなのですから。

最後、感動の出会いでチャンチャンという終わり方になりはしないかと少し懸念していました。
もしそうだったら作品ぶち壊しですからね。
テレビでは薫と希和子にお互いの存在を気づかせてあげるのだけど、薫はそのまま去って行く。
水戸黄門が好きな人には消化不良と感じるかも知れませんが、
私はこれだけでも希和子はかなり救われたと思いました。

NHKの番組掲示板を少し読んで思ったこと。
経験や環境、倫理観や普段どんな価値基準を持っている人なのかが感想から読み取れるのが面白いです。
こんな色々な感想が生まれるのも作品の力でしょうね。
もう一度原作を読み返そうと思います。


お気に入り作品の映像化ということで、
武士道シックスティーンの映画も見に行きました。
こちらは、ま、こんなもんでしょう。
原作どおりすべてを再現する必要はないけど変え過ぎ。
予算の関係でキャスティングを絞った結果か?
一番だめだったのは、要である早苗の足さばきを省略したこと。
これ無くしたら単なる学園ギャグマンガでしょう?
そんなもの映画化しても面白くないと思うけど。

唯一よかったのは、早苗役の役者が剣道を結構勉強していた事。
スローモーションの面打ち動作が美しかった。

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2 コメント

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一番よかったのに~ (ももさんさんへ)
2010-05-10 21:56:02
残念でしたね~
きっと再放送すると思いますよ。
主題歌ドラマに合って、とてもよい曲ですよね?
私も気になっていました。
今は最終回を見逃したももさんさんさんのせつなさにピッタリ。
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ぬわ (ももさん)
2010-05-09 20:55:14
八蝉、あまりドラマを見ない主婦が珍しく見てたのに、最終回を見逃した…。
悔しい、うー。
主題歌がまたシミてきます。
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