Tajiri Historic House, Tajiri Town, Osaka Pref.
さてさて、泉佐野漁港を出発したワタクシは、泉佐野市の隣にある大阪府田尻町という町にやって来ました。
この町にやって来た目的は、ここ田尻町に田尻歴史館という素敵な建造物があることを
椿ひめさんのブログやちぱさんのブログで教えていただき、足を運ぶことにしたのです。
泉佐野市を含む大阪名部の泉州地方は、古くは室町時代から綿花の栽培が始まり、江戸時代には日本最大の綿織物産地になりました。
明治時代以降、綿花の栽培は廃れましたが、機械化が進み輸入綿花を原料とした綿織物産業は最盛期を迎えます。
そのような時代背景の中、大阪合同紡績を創立し「綿の王」と呼ばれた谷口房蔵は贅の限りを尽くした別邸を故郷である現田尻町に建設したのです。
(別邸を故郷に建設することで故郷の職人に仕事を与え、自らの所得税を故郷に収めようという気持ちがあったようですね)
大正時代に作られたその別邸を田尻町が譲り受け、管理しているのが田尻歴史館なんですよ。
ワタクシ、椿ひめさんやちぱさんのブログを見るまで、こんなに立派な洋館が田尻町にあることを知りませんでした。
我ながら無知さに驚くばかりです。
ワタクシ、いわゆる文明開化の時代に作られた洋館が好きなんですよねぇ。
「欧米諸国に追いつき追い越せ」という、当時の気概というものを感じることが出来たり
また、この谷口房蔵のように「故郷への恩返し」という心意気を垣間見ることが出来たり…
ここ田尻歴史館も、ワタクシにはとても魅力を感じる建造物でありました。
嬉しいことに、ここ田尻歴史館は入場料が無料なんですよねぇ。
(「無料」「タダ」という言葉に弱い大阪人のワタクシです)
この田尻歴史館を建てた谷口房蔵は「綿の王」と呼ばれていたと書きました。
しかし、残念ながら今の泉州では綿織物工業は衰退の一途を辿ってきました。
その理由は言うまでもなく安価な外国製品(とりわけ中国製品)に席巻されてしまったからなんですよね。
今、綿織物業界はいかにしてこの苦境を乗り切ろうか、創意工夫をなされています。
ワタクシ達はついつい値段に惹かれて、安価な外交性商品に手を出してしまいますが
国内産業を衰退させないという意味でも、国産品にもっと目を向けないといけないかなぁと思うんですよね。
窓の外に見える松の木が、かつてはこの建物のすぐ目の前が海岸だった名残りなのでしょう。
大阪府南部の海岸線は、かつては「白砂青松」という言葉がふさわしい海岸だったとよく聞きます。
和洋折衷のこの建物は、海岸の松並木もうまく借景にしていたのかもしれないですね。
実は実は、ここの歴史館に来たのにはもう一つ目的があるんですよ。
ではでは、そちらに向かうとしましょうかねぇ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
大阪府に生まれ、大阪府で育ち、今も大阪府に暮らしているのに、私はずっとこの建物の存在を知りませんでした。
まだまだ知らない場所ってあるものですねぇ。これはまさに「灯台下暗し」です。
私のブログって、案外大阪のページが少ないのですが、ちょっと大阪とじっくり向き合うのもいいかなぁと思ったのでありました。
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さてさて、泉佐野漁港を出発したワタクシは、泉佐野市の隣にある大阪府田尻町という町にやって来ました。
この町にやって来た目的は、ここ田尻町に田尻歴史館という素敵な建造物があることを
椿ひめさんのブログやちぱさんのブログで教えていただき、足を運ぶことにしたのです。
泉佐野市を含む大阪名部の泉州地方は、古くは室町時代から綿花の栽培が始まり、江戸時代には日本最大の綿織物産地になりました。
明治時代以降、綿花の栽培は廃れましたが、機械化が進み輸入綿花を原料とした綿織物産業は最盛期を迎えます。
そのような時代背景の中、大阪合同紡績を創立し「綿の王」と呼ばれた谷口房蔵は贅の限りを尽くした別邸を故郷である現田尻町に建設したのです。
(別邸を故郷に建設することで故郷の職人に仕事を与え、自らの所得税を故郷に収めようという気持ちがあったようですね)
大正時代に作られたその別邸を田尻町が譲り受け、管理しているのが田尻歴史館なんですよ。
ワタクシ、椿ひめさんやちぱさんのブログを見るまで、こんなに立派な洋館が田尻町にあることを知りませんでした。
我ながら無知さに驚くばかりです。
ワタクシ、いわゆる文明開化の時代に作られた洋館が好きなんですよねぇ。
「欧米諸国に追いつき追い越せ」という、当時の気概というものを感じることが出来たり
また、この谷口房蔵のように「故郷への恩返し」という心意気を垣間見ることが出来たり…
ここ田尻歴史館も、ワタクシにはとても魅力を感じる建造物でありました。
嬉しいことに、ここ田尻歴史館は入場料が無料なんですよねぇ。
(「無料」「タダ」という言葉に弱い大阪人のワタクシです)
この田尻歴史館を建てた谷口房蔵は「綿の王」と呼ばれていたと書きました。
しかし、残念ながら今の泉州では綿織物工業は衰退の一途を辿ってきました。
その理由は言うまでもなく安価な外国製品(とりわけ中国製品)に席巻されてしまったからなんですよね。
今、綿織物業界はいかにしてこの苦境を乗り切ろうか、創意工夫をなされています。
ワタクシ達はついつい値段に惹かれて、安価な外交性商品に手を出してしまいますが
国内産業を衰退させないという意味でも、国産品にもっと目を向けないといけないかなぁと思うんですよね。
窓の外に見える松の木が、かつてはこの建物のすぐ目の前が海岸だった名残りなのでしょう。
大阪府南部の海岸線は、かつては「白砂青松」という言葉がふさわしい海岸だったとよく聞きます。
和洋折衷のこの建物は、海岸の松並木もうまく借景にしていたのかもしれないですね。
実は実は、ここの歴史館に来たのにはもう一つ目的があるんですよ。
ではでは、そちらに向かうとしましょうかねぇ。
使用したカメラ:FUJIFILM X-E1
大阪府に生まれ、大阪府で育ち、今も大阪府に暮らしているのに、私はずっとこの建物の存在を知りませんでした。
まだまだ知らない場所ってあるものですねぇ。これはまさに「灯台下暗し」です。
私のブログって、案外大阪のページが少ないのですが、ちょっと大阪とじっくり向き合うのもいいかなぁと思ったのでありました。
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最初は泉州の友人に連れられて、そのあとは母や別の友人を連れてと5回くらい来ています。
来るたびにこの建物の素晴らしさに感動しています。
しかし、よっちんさんの写真は素晴らしい!
同じ建物でも私のとは全然違うし、何度も来てるから写真だけで文章もない私のブログが恥ずかしいです(>_<)
素敵なショットと解説から、様子、雰囲気、伝わってきました。
楽しめました。
心和みました。
ありがとうございました。
昨日も、とてもあたたかいコメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝、深謝です。
応援ポチ♪♪
ステンドグラスとてもきれいですね。
和洋折衷。。もいいものだと思いました
今日から夢と魔法の王国へ行ってきますね♪。
混んでいるんでしょうけど。。息抜きしてきます♪。
応援ぽち。
横浜も開港当時の資料館とかも多いです。
明治の息吹に触れに行こうかな。
この歴史館が無料ですか~
良い雰囲気です
電話機も歴史物ですよね
廊下の黒光り・・良いなぁ~
ポチ(*^^*)
しかし、案外と探すと良いところが多いですよね。
昔のお金持ちは、ちゃんと地元に貢献されているのがいいですね。
これだけの建物を無料で公開しているのもありがたいです。
でも、維持費はどうしているのか気になります。
こんなにいい建物を見てみたい気持ちです。
今日はこれから報恩講で岡崎まで行ってきます。
応援です
こうして見るとアンティーク調のものが何故か新鮮に見えます。
ステンドグラスもあってオシャレですね~(^^♪
おはようございます♪
ステキな洋館ですね。
ステンドグラスもキレイです。
歴史を感じる空間ですね(*^_^*)
応援です☆~
豪華なんですよね。
いつもため息ついてます。