世界のニュース トトメス5世
2018年12月12日17:00
文大統領がG20で孤立 盟友の中ロからも相手にされず
韓国大統領機の燃料補給騒動
文大統領はアルゼンチンで開催されたG20首脳会議に出席したが、冴えないものだった。
2010年にソウルで開催されたG20では、李明博大統領が主役として各国首脳に対応した。
2016年の杭州では中国の「同盟国」として扱われ、厚遇を受けていました。
今回のアルゼンチンG20では文大統領が各国首脳と意思疎通ができず、孤立していると報道された。
騒動はアルゼンチン到着前に起きていて、11月27日にソウルを離陸した大統領機はチェコを訪問した。
通常はハワイやロサンゼルスなど米国で着陸し給油するべきだが、アメリカに着陸を拒否されたと見られている。
韓国野党の指摘では大統領機は米国から着陸と給油を拒否されて、やむを得ずチェコで給油した。
ただ給油だけでは米国から拒否されたのが露見するので、チェコ訪問を日程に加えた。
チェコのミロシュ・ゼマン大統領は外国を訪問中だったので、文大統領は首脳会談せずアルゼンチンに向かった。
野党の追及では文大統領機が米国に着陸拒否された理由は、北朝鮮制裁に違反したためと指摘されている。
2018年9月18日に文大統領の大統領機は平壌を訪問し2日後にソウルへ戻ったが、米国や国連の許可を得ていなかった。
アメリカは北朝鮮との「民間取引」を禁止しており、韓国大統領機は「民間機」だった。
G20で村八分の文大統領
実は韓国には大統領専用機がなく大韓航空チャーター機で、民間機として管制を受ける。
米大統領専用機は米空軍機Air Force 1、日本の政府専用機は「日本空軍機」Japanese Air Force 001/002となっている。
韓国大統領機はKorean Air Code oneで、民間機が国連制裁決議に違反して北朝鮮に運行したことになる。
韓国政府は制裁に違反していないと(勝手に)宣言していたが、アメリカはそう思っていなかった。
アメリカは大韓航空やアシアナ航空の米国路線を制限していないが、違反した韓国大統領機の着陸は認めなかったと思われる。
チェコで燃料補給した文大統領機は帰りもアメリカやハワイには寄らず、反対側のニュージーランドを訪問している。
ニュージーランドでは首相と会談しているが、目的はやはり燃料補給ではないかと推測されている。
韓国では朴大統領の空白の7時間と同様に野党が批判を強めていて、朝鮮日報などのメディアも追及している。
すったもんだの末アルゼンチンに到着した文大統領だが、各国首脳は暖かく迎えてくれなかった。
韓国に不快感募らせる周辺国
ネットでは記念撮影の時、誰からも話しかけられず、立ち尽くしている姿が繰り返し転載されていた。
アジア地域なので安倍首相や習近平の近くだったが、盟友の近からも無視されていた。
文大統領はオランダ、南アフリカと首脳会談したがこの2国は韓国の北朝鮮政策に賛成していた。
アルゼンチンと首脳会談したが、これは主催国なので「義理」であり、日本や中国との首脳会談は拒否された。
米トランプ大統領と会談したが、韓国は首脳会談と発表したのに米側から「略式だった」と反論される始末だった。
G20に出席していたロシアのプーチンにも会えず、この事は周辺国すべてが韓国の北朝鮮政策を不快に思っているのを示している。
むしろトルコ人記者への粛清疑惑があるサウジアラビアの皇太子の方が、各国首脳から人気だった。
アメリカは北朝鮮の非核化を重視していて、中国やロシアも北の「核武装」を警戒している筈だが、ひとり韓国だけが北の核武装に協力している。
この調子では韓国と周辺国の関係は今後も険悪なものになるでしょう。
.