元慰安婦を客寄せパンダにして寄付金を集めていた「正義連」と「ナヌムの家」、後者は糾弾されるのに前者はまるで腫れ物を触るように扱われる理由とは?
020年08月16日
タグ: 正義連 ユン・ミヒャン ナヌムの家 慰安婦ビジネス 挺対協
韓国ナヌムの家「後援金」問題…2.3%だけ慰安婦被害者に使用(中央日報)
日本軍慰安婦被害者が暮らす「ナムヌの家」が、後援金を被害者のために使わず、土地を買ったり建物を建てるに貯め込んでいたことが明らかになった。
京畿道(キョンギド)は11日、午前こうした内容を盛り込んだ「ナムヌの家官民合同調査結果」を発表した。先月6~22日にナヌムの家の施設と法人、日本軍慰安婦歴史館、国際平和人権センターなどの行政と、施設運営、会計、人権、歴史的価値などを京畿道と広州市(クァンジュシ)、民間専門家らがともに調査した結果だ。
調査の結果、ナムヌの家の行政のさまざまな部分で問題が発見された。官民合同調査団によると、ナムヌの家は2015年から2019年までホームページなどを通じ、被害女性の生活・福祉・証言活動に向けた後援金を募集した。さまざまな機関にも後援要請の公文書を送った。このような形で5年間に約88億ウォンの後援金を募集した。 (中略)
後援金はナムヌの家の施設ではなく運営法人の口座に入金された。後援金88億ウォンのうち被害女性が実際に生活するナムヌの家に送られた金額(施設転出金)は2.3%の2億ウォンだった。この施設転出金も被害女性のための直接経費ではなく、施設運営のための間接経費として支出したケースが大部分だった。26億ウォンは運営法人が土地取得と生活館増築工事、遺物展示館と追悼碑新築などに向けた財産造成費として使った。 (中略)
被害女性を感情的に虐待した状況もみられた。一部介護人が「おばあさん、捨てに行くよ」「ひどい目に遭わせるよ」など言葉の暴力を浴びせていたことが調査された。こうした言葉の暴力は主にコミュニケーションと挙動が不可能な重症患者に集中した。
入退所者名簿もしっかりと管理していなかった。被害女性の生活と闘争の歴史を盛り込んだ絵と記録もベランダに放置していた。放置された資料の中には国家指定記録物に指定した資料もあった。法人職員の介護人が調査団と被害女性の面談過程を違法に録音するなど調査を妨害した状況も確認された。
(引用ここまで)
「正義連」と「ナヌムの家」、どちらも元慰安婦を客寄せパンダとして使って、寄付金を集め続けてきた連中。
ですが、政権からの扱いは大きく異なっています。
ナヌムの家はこうして担当自治体の京畿道からの調査を受け、かなり細かいところまで監査や調査が行われたことが目に見えます。
5年間で約88億ウォンもの大金を集め、そのうち元慰安婦らに使ったのはわずかに2.3%。
その2.3%の2億ウォン前後も施設運営のためのもので、直接的に元慰安婦らに使われたものではなかったとされています。
元慰安婦らには「月に10万ウォンやるから寄付金には関与するな」という書類にサインさせていた、病気になっても病院には行かせない。行ったら支払いは個人持ちで施設は関与しないということまで暴露されてますね。
まあ、めちゃくちゃ。
そして正義連に対しても同じような運営費のあいまいさや、個人口座に寄付金を集めていたといった異常さは指摘されています。(参考:正義連の疑惑一覧)
正義連のほうが先に疑惑を指摘され、より悪質なやりかたをしているにも関わらず、正義連に関して表立った調査があるようには語られていないのですね。
その違いの理由は間違いなく、ふたつの団体の「政権との距離」によるもの。
正義連(旧挺対協)出身の政治家も多く、省庁のひとつである女性家族部には正義連出身の人間が少なからずいます。
以前、国会議員から資料提出要求がありましたが、女性家族部はそれを法的根拠なしに拒絶していましたね。
ウリ(我々の意。仲間意識)である以上、擁護しなければならないわけですね。
朝鮮日報はそのことについてかなり激しく政権を糾弾しています。
「ナヌムの家」と「尹美香正義記憶連帯」、あまりにも違う調査(朝鮮日報)
【社説】「ナヌムの家」官民調査より「尹美香」検察捜査の方がはるかに難しいのか(朝鮮日報)
正義連の不正疑惑は、既に数多くの証拠と状況が明らかになっている。国庫補助金と寄付金37億ウォン(約3億3400万円)が正義連の会計帳簿から消えた。正義連は亡くなった慰安婦被害者の口座から随時まとまった額を下ろし、資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑まで取りざたされている。集まった寄付金が慰安婦被害者のために使われず、京畿道安城市の「慰安婦憩いの家」の建物は尹美香議員個人の別荘のように利用されていた。この施設に尹美香議員の父親が就職して給料まで受け取っていた。尹美香議員の家族は所得が多くないのにローンを組むことなく自分の金で5回も家を買ったほか、同議員の娘は大金が必要な米国の大学に留学している。
こうした状況にもかかわらず、尹美香議員の検察召喚日程すら決まっていない。今年5月に告発状が受理されて以降、ソウル西部地検捜査チームは捜査するふりばかりしている。
(引用ここまで)
まあ、その社説が出た当日(韓国版も13日)にユン・ミヒャンは検察に参考人招致されて14時間半に渡る取り調べを受けているのですが。
この聴取自体もナヌムの家の調査が出たから、と見ることもできるでしょう。
「正義連疑惑」尹美香議員、14時間半の取り調べ…周辺捜査など最終段階(中央日報)
一応、捜査は最終段階にあるとはされています。ちなみに18日からは臨時国会がはじまるとのことで、そうなるとまた不逮捕特権が生じてしまう。
ウリである共に民主党が176議席を占める現在の韓国国会で逮捕を許すのかどうか……という部分も見たいものの、おそらくは在宅起訴でしょうね。
現在の検察は政権によって手足を刈られたも同然でなんの手出しもできません。
政権寄りの部長検事が検事長に馬乗りになってスマホを奪おうとするなんてことをしていましたが、これも政権の裏書きがなければとてもできないことです。
検察がユン・ミヒャンへの対処をどうするかでいろいろと見えてくるものがありそうですね?
020年08月16日
タグ: 正義連 ユン・ミヒャン ナヌムの家 慰安婦ビジネス 挺対協
韓国ナヌムの家「後援金」問題…2.3%だけ慰安婦被害者に使用(中央日報)
日本軍慰安婦被害者が暮らす「ナムヌの家」が、後援金を被害者のために使わず、土地を買ったり建物を建てるに貯め込んでいたことが明らかになった。
京畿道(キョンギド)は11日、午前こうした内容を盛り込んだ「ナムヌの家官民合同調査結果」を発表した。先月6~22日にナヌムの家の施設と法人、日本軍慰安婦歴史館、国際平和人権センターなどの行政と、施設運営、会計、人権、歴史的価値などを京畿道と広州市(クァンジュシ)、民間専門家らがともに調査した結果だ。
調査の結果、ナムヌの家の行政のさまざまな部分で問題が発見された。官民合同調査団によると、ナムヌの家は2015年から2019年までホームページなどを通じ、被害女性の生活・福祉・証言活動に向けた後援金を募集した。さまざまな機関にも後援要請の公文書を送った。このような形で5年間に約88億ウォンの後援金を募集した。 (中略)
後援金はナムヌの家の施設ではなく運営法人の口座に入金された。後援金88億ウォンのうち被害女性が実際に生活するナムヌの家に送られた金額(施設転出金)は2.3%の2億ウォンだった。この施設転出金も被害女性のための直接経費ではなく、施設運営のための間接経費として支出したケースが大部分だった。26億ウォンは運営法人が土地取得と生活館増築工事、遺物展示館と追悼碑新築などに向けた財産造成費として使った。 (中略)
被害女性を感情的に虐待した状況もみられた。一部介護人が「おばあさん、捨てに行くよ」「ひどい目に遭わせるよ」など言葉の暴力を浴びせていたことが調査された。こうした言葉の暴力は主にコミュニケーションと挙動が不可能な重症患者に集中した。
入退所者名簿もしっかりと管理していなかった。被害女性の生活と闘争の歴史を盛り込んだ絵と記録もベランダに放置していた。放置された資料の中には国家指定記録物に指定した資料もあった。法人職員の介護人が調査団と被害女性の面談過程を違法に録音するなど調査を妨害した状況も確認された。
(引用ここまで)
「正義連」と「ナヌムの家」、どちらも元慰安婦を客寄せパンダとして使って、寄付金を集め続けてきた連中。
ですが、政権からの扱いは大きく異なっています。
ナヌムの家はこうして担当自治体の京畿道からの調査を受け、かなり細かいところまで監査や調査が行われたことが目に見えます。
5年間で約88億ウォンもの大金を集め、そのうち元慰安婦らに使ったのはわずかに2.3%。
その2.3%の2億ウォン前後も施設運営のためのもので、直接的に元慰安婦らに使われたものではなかったとされています。
元慰安婦らには「月に10万ウォンやるから寄付金には関与するな」という書類にサインさせていた、病気になっても病院には行かせない。行ったら支払いは個人持ちで施設は関与しないということまで暴露されてますね。
まあ、めちゃくちゃ。
そして正義連に対しても同じような運営費のあいまいさや、個人口座に寄付金を集めていたといった異常さは指摘されています。(参考:正義連の疑惑一覧)
正義連のほうが先に疑惑を指摘され、より悪質なやりかたをしているにも関わらず、正義連に関して表立った調査があるようには語られていないのですね。
その違いの理由は間違いなく、ふたつの団体の「政権との距離」によるもの。
正義連(旧挺対協)出身の政治家も多く、省庁のひとつである女性家族部には正義連出身の人間が少なからずいます。
以前、国会議員から資料提出要求がありましたが、女性家族部はそれを法的根拠なしに拒絶していましたね。
ウリ(我々の意。仲間意識)である以上、擁護しなければならないわけですね。
朝鮮日報はそのことについてかなり激しく政権を糾弾しています。
「ナヌムの家」と「尹美香正義記憶連帯」、あまりにも違う調査(朝鮮日報)
【社説】「ナヌムの家」官民調査より「尹美香」検察捜査の方がはるかに難しいのか(朝鮮日報)
正義連の不正疑惑は、既に数多くの証拠と状況が明らかになっている。国庫補助金と寄付金37億ウォン(約3億3400万円)が正義連の会計帳簿から消えた。正義連は亡くなった慰安婦被害者の口座から随時まとまった額を下ろし、資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑まで取りざたされている。集まった寄付金が慰安婦被害者のために使われず、京畿道安城市の「慰安婦憩いの家」の建物は尹美香議員個人の別荘のように利用されていた。この施設に尹美香議員の父親が就職して給料まで受け取っていた。尹美香議員の家族は所得が多くないのにローンを組むことなく自分の金で5回も家を買ったほか、同議員の娘は大金が必要な米国の大学に留学している。
こうした状況にもかかわらず、尹美香議員の検察召喚日程すら決まっていない。今年5月に告発状が受理されて以降、ソウル西部地検捜査チームは捜査するふりばかりしている。
(引用ここまで)
まあ、その社説が出た当日(韓国版も13日)にユン・ミヒャンは検察に参考人招致されて14時間半に渡る取り調べを受けているのですが。
この聴取自体もナヌムの家の調査が出たから、と見ることもできるでしょう。
「正義連疑惑」尹美香議員、14時間半の取り調べ…周辺捜査など最終段階(中央日報)
一応、捜査は最終段階にあるとはされています。ちなみに18日からは臨時国会がはじまるとのことで、そうなるとまた不逮捕特権が生じてしまう。
ウリである共に民主党が176議席を占める現在の韓国国会で逮捕を許すのかどうか……という部分も見たいものの、おそらくは在宅起訴でしょうね。
現在の検察は政権によって手足を刈られたも同然でなんの手出しもできません。
政権寄りの部長検事が検事長に馬乗りになってスマホを奪おうとするなんてことをしていましたが、これも政権の裏書きがなければとてもできないことです。
検察がユン・ミヒャンへの対処をどうするかでいろいろと見えてくるものがありそうですね?