むふう、カールおじさん重苦しいぜ。
4/6(金)腹痛と息苦しさで目覚める。画太郎先生の世界だけに留めて欲しかった事象は己の身において現実と成り、ハングオーバーによる上から下からの受難節を乗り越え、私事都合全開の安息日を過ごすことになってしまった。その日の締めはいっそのことヘアーオブザドッグといきたいところだったが、受難は受難で迎えるべく2度目のBCJ公演はマタイ受難曲を拝聴してきた。
まあ、何しろのっけからこの調子だから、こんな罰当たりがアホ面下げて聴いてよいものか悔い改めねばなるまいて。3時間弱の壮大な演奏に圧倒されっぱなしで目から変な汁が出そうになるわ、前日までの愚行、否、これまでの人生そのものまで懺悔して水をかぶりたくなるわでどうしようもない。
それにしてもこの度の人生初マタイ受難曲生演奏、購入した歌詞対訳付きプログラムが大いに役立った。エヴァンゲリストの言葉やコーラスの繋がりなど意味は分からなくても何となく追いかけられるから、こんな時は改めて1ミクロン程度でもドイツ語をかじっておいて良かったと思う。これまでなんとなく垂れ流して聴いていたものであったが、集中力を研ぎ澄ませ生演奏と合わせてプログラムをなぞりながら各曲の意味を追いかけることにより、またしても深き大バッハワールドに取り込まれてしまった。
そういえば当該プログラムは1月に亡くなったグスタフ・レオンハルト氏の追悼特集が組まれていた。ド素人の私にとっちゃあ古楽器演奏の権威だった程度しか分からないが、今回の演奏の礎にもなっているわけだけだからまさに偉人というべきなのだろう。そしてこちとら今まさに昨日の余韻に浸りながらレオンハルト氏のマタイを聴きつつこれを書いていたりする。
神演奏で体内が満たされてから久しぶりに艶やかなるジーザスのお尻を拝みたくなったので帰り道にパッションを借りて帰った。リッグス刑事は監督業では立派なサディストでモニカ・ベルッチ姐さんは何をやってもエロいことを再確認。そして私は罰当たり、と。
ナザレの何某は復活しても私の腸内は未だに復活せず。菊門に象られるは立派なスティグマータ……。
酷いな。久々の更新だというのに。誰だ私が気絶している時にこんなこと書いたやつは。知らない。知らない。知らない。
あ、鶏が鳴いた。
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