2021年1月10日現在、トランプの大統領任期は残り11日だけになった。
1月6日、選挙結果を覆す目的を持った暴徒達が
国会議事堂に乱入して暴動を起こした。
トランプ大統領によって、地獄のように戦えと扇動された暴徒達は
自分達がアメリカに革命をもたらすと信じて国会議事堂に突入した。
彼らの侵入を阻止しようとする警官らに暴力で対抗し、
強制的に議事堂に入られた暴徒達は
遊びのように政府の公共器物を破壊して、侵入を楽しんでいた。
彼らは自分たちの反乱を携帯のセルフィーで撮って
USA!USA!と叫びながらアメリカを救うと叫んでいた。
アメリカに政治の自由をもたらすために
自分たちは戦うと誇らしげに叫んだ。
その乱入で暴徒の3人が死亡し、
阻止しようとした警官1人が死んだ。
その日、私はバレエのレッスンがあって、
出かける支度をしなければならなかったので
暴動ニュースを詳しく観ていなかった。
レッスンが始まる前に、その議事堂暴動が話題になって、
ロシア出身の先生が1991年にロシアで経験したことを話してくれた。
リンダ先生の話によると、
武力暴動があった1991年、彼女はモスクワに住んでいたようだ。
だが突然、爆音や銃声が続いてから
外出禁止命令が出て、TV、ラジオ、電話さえも
全ての連絡手段が停止したという。
外で何が起こっているのか全く知る余地がなく、
どうしたらいいのかも全く知らないまま恐怖に怯えたようだ。
また、外に出ると射殺される危険があって、
自宅の中にいるしかなかったという。
3日もTV、ラジオ、電話無しだったが、
何故か3日目にTVだけ繋がって、
白鳥の湖のバレエだけ何日間延々と報道されたようだ。
リンダ先生の話を聞きながら、
彼女がその状況で生き残ったことが嬉しいと思った。
兎に角、私は暴動があった6日の水曜から今日の土曜9日まで、
ニュースばかり観ている。
テレビのニュースは詳細でないから、
英語版と日本語版のグーグルニュース、ヤフーニュース、
ウェブ上の各種ニュースを隅から隅まで読んでいる。
8日の金曜、突然の特報で
ツイッター、フェイスブック、インスタグラム等の
大手のソシャールメディア会社サイトが
トランプのアカウントを永久停止したとの報道があった。
また、トランプを支持する各種サイトも削除され、
トランプ関連のアカウントも次々と削除されたとのニュースが流れた。
その上に、内閣内ではトランプの辞任を要求する動きが加速し、
辞任しない場合のために
彼を強制的に弾劾させる手続きも敏速に進行している。
以下は今までトランプを観察して集めた
私個人のトランプデーター項目なのである。
①トランプはヒトラーのような独裁権力を持ちたかった。
②北朝鮮のキム一家が持った絶対的な権力も持ちたかった。
③ロシアのプチン大統領のように反対勢力を抹殺したかった。
③彼らのような独裁的な権力を持つためには
世論を支配しなければならない。
その世論を支配するためにツイッターを利用した。
④トランプにとってツイッターは都合がぴったり一致した。
何故なら、ツイッターは一方的な発信源であって
彼の投稿に賛成すると『いいね』の数によって支持度が上がり、
反対されても無視することで処理でき、
彼に賛成しても反対しても
結果的には彼の知名度を上げる仕組みだからだ。
⑤トランプは人道の道徳、美徳、倫理に基づく発言は全くしないが、
彼を支持する人達だけには特別に愛情を恵むような発言はした。
⑥彼は大統領の肩書を利用して、
世界各国相手にやりたい放題もって遊んだ。
⑦他国に武器を強制的に売って、貿易戦争も起こした。
⑧人種による優劣を勝手に決めて、公に差別発言をした。
⑨彼の好き好みで敵を作り、
敵への処分や扱いは彼のサポーター達が
率先して代行するように仕向けた。
⑩敵を作るためには理由が必要だから、
情報を操作する団体を利用し情報も支配した。
⑪情報を操作することが仕事である団体は、
情報に飢えている人達に満足できる餌を発信し続けた。
⑫それら情報の支配が簡単にでき理由は
情報操作によって、操作した側にも莫大な利益が上がり、
トランプ自身の話題性も上がり、
トランプ人気が増えていき、
お互い勝ち組になれたウィン×ウィン関係があったからだ。
⑬トランプは人や国を支配するの根源的な力は『情報』であることを証明した。
⑭その情報によって、大統領にもなれた。
⑮その情報操作によって、選挙結果さえ覆させるとトランプは信じた。
だが、9日の金曜、トランプの強力武器である情報網全てが遮断されたのある。
ツイッターのアカウント停止はトランプにとって社会的な死を意味する。
弾劾されるより強い打撃なのである。
これらの歴史的な激変の瞬間に
私達は直面していて肉眼で目撃している。
補足
トランプに関する投稿は何があっても行わないと腹を決めていたのでしたが、
彼の最終幕があまりにもドラマチックに展開しているので、
歴史の目撃、その記録の意味で書いてみました。
(今度は和文だけにして、英文はこれから訳して後で投稿します)