はたやすのお米日記

お米のことや食育のことなど、体験したことや情報をお届けしたいとおもいます!

関西テレビのANCHOR(アンカー)が取材に来ました!

2008-05-30 22:58:46 | 環境&食育

昨日、関西テレビのANCHOR(アンカー)っていう夕方5時くらいからやってる
ニュース番組の方が取材に来られました。
テーマは、「地球温暖化と米」ということで、
「地球温暖化の影響をお米を販売している現場でも感じることはありますか?」
みたいなことから話ははじまりました。

実際、僕も温暖化を感じることは多々あります。
お米も九州、四国、中国、近畿、北陸、関東、東北、北海道と
全ての地方のお米を品揃えしていますが、やはりここ2、3年は
四国、九州のお米の出来の悪さを感じることが多いです。

一応誤解のないように言っておきますが
四国、九州全てのお米が悪いわけじゃありません。
僕も商売をやっていますから、出来の悪いお米を店に並べるわけには
いかないので、そこはちゃんと吟味しています。
ただ、高温障害http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/index.php?%B9%E2%B2%B9%BE%E3%B3%B2
や虫の大量発生で斑点米http://tohoku.naro.affrc.go.jp/reigai/zusetu/kouon/kame.html
になっている地域が多かったのは確かです。

逆に青森の農家さんからは35度以上の日が一週間以上も続いた。とか
りんご農家さんからは寒くならないから収穫時期がずれる。
などの声をやはり3年ほど前から聞くようになりました。

コシヒカリなどは顕著な例だと思います。
福井でできたコシヒカリは、新潟県産でブレークしたんですが
たしか10年ほど前は、山形がこしひかり最北端と呼ばれていた
ような思うのですが、この前、秋田の農家さんがコシヒカリを
作ったと聞いたので、秋田が最北端になるのかな、なんて思って
たんですが、そのうち北海道でもコシヒカリができるかもしれません。

稲作環境としてはだんだん北のほうへ適地が移っているのかなと思わせます。

しかし四国、九州でも対策をどんどん打ち立てています。
田植え時期をずらしたり、新しい品種を作ったり、
その情報は逐一、産地から入るので、またご紹介したいと思います。

そんな話を一時間ほどお話していたんですが、放送に使われるのは
5分から10分くらいとのこと。
でも、お米の生産現場、販売現場のことが少しでも伝わればいいなと
思います。

6月12日(木)の放送予定です。
関西テレビのANCHOR(アンカー)、山本浩之キャスターが出ている番組です。
よかったら見てくださいね