娘をつれて近所の公園に遊びに行くと、小さい子たちはブランコや回転遊具、すべり台などでさかんに遊んでいます。鬼ごっこやこおり鬼、だるまさんがころんだなどをやると、どんどん仲間に入ってきて一緒に遊びます。けっこう楽しいし、おじさんにとっても体力をつかいます。
小学生高学年くらいから、ちょっと遊びの質が変わるようで、ベンチや遊具に腰かけて携帯電子ゲーム機(たぶんニンテンドーのDSとか)で静かに遊んでいます。楽しいのはとても分かります。私も子供たちとゲームで勝負してかなり燃えます。あれはハマりますね。
でも、大切なかけがえのない成長期には、せっかく友達と集ったのなら、もっと身体を動かして、触れあって遊んだほうがいいんじゃないかな、とも思います。
また、現代では子供のうちから東洋医学・伝統医学に触れる機会はほとんどなくなりました。小児鍼などがさかんな地域や、お父さんお母さんが漢方や鍼灸に親しんでいる家庭の子は別にして、学校や塾でそれを教わることもまったくと言っていいほどないかもしれません。
これはちょっともったいない気がします。東洋・伝統医学には、大切な生きる哲学が豊富に含まれています。また、薬などの医療にたよらない養生法もあります。手洗いやうがいなどの予防を教わることはあっても、養生を教わることはあまりないですよね。
そんなわけで、子供が遊びながら東洋・伝統医学に親しむことができるカードゲームを作ることにしました。
今から4年前、2012年にためしに作成してみたのがこれ↓。
ツボ・経穴のデータベースをそのままカード化したものです。これを二人の子供に与えてみました。
すると、これを使ってカードバトルを始めたのですが、意外にも楽しそう。ニコニコしながらいきいきと戦い、カードが二人の間を行ったり来たりしています。
ルールも教えてなく、読めない字ばかりなのに、すぐに適応し遊ぶ子供のチカラにはおどろきです。
ただ問題が・・・。
つづく
(ムガク)
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