暴力で言論を封じようとする事件が続いています。
- フランスで、イスラム過激派が銃乱射
- ロシアで、裏ヤクザ?が野党指導者ネムツォフを暗殺
- 韓国で、北朝鮮心酔者?が駐韓米大使を襲撃
興味深いのは、この事件の直後にでた各政府のコメントです。
ネムツォフの暗殺
ロシアの大統領府は、犯行を非難するのではなく「政敵の挑発行為」というやや分りにくい表明をしました。政敵を非難するだけで犯行を非難していないところから、プーチン支配下で甘い汁を吸えている裏社会の犯行ではないか、という匂いがします。
ロシアでは、国家中枢に絡(から)む暗殺事件については、当然ですが捜索は進まず迷宮入りとなります。恐怖の秘密結社国家ソ連そのものですね。詳しく言えばプーチンの所属していたKGB〔旧ソ連の秘密警察〕が、為政者と異なる意見をもつ人間に「国家転覆罪」をなすりつけて小さな芽のうちにつみ取ろうとして、裏で暗殺を幇助しているに違いないと思わせる不穏国家。
この国では、為政者と異なる意見をもつ無数の人が拘束・逮捕・暗殺され「恐怖の弾圧」が続いております。
国家と異なる意見を許さないところが、共産主義の考えが行き渡っているロシア・中国・北朝鮮の共通点でした。もちろん韓国もその一つでしょう。
韓国での駐韓米大使襲撃
- 韓国政府
容認できない
- アメリカ政府
暴力を強く非難
政府の対応として、ロシアと韓米の違いがわかります。
そして犯行そのものを詳細に見ると
ロシアでは、国内での対立
- 政権に批判的な人が同国人によって多数暗殺される。
- 「黒い社会」であり、言論の自由はまったくない
韓国では外国人を襲撃
- 韓国政府の「絶対的な善」に賛同しない外国人を、韓国人が襲撃する
- 「黒い社会」であり、言論の自由はまったくない
共通点と相違点
- 暴力という弾圧で言論の自由を否定する意味では、ロシアも韓国も共通
- ただし同国人を襲撃するロシアと、外国人を襲撃する韓国
という違いが見られます。
韓国の場合、アメリカは常に日本を否定し韓国を支持しなければならない、と思い込ませる世論誘導が盛んで
韓国人の日本蔑視
が基本になっています。これは中国儒教の序列意識からきていて、もう永遠に変りそうにない思考形態でした。
ヘイトスピーチ以上の国家による「蔑視」「軽蔑」「暴力」であり、この方針に従わないアメリカが韓国に「自制」を求めただけで、日本びいきだ、韓国を侮辱した、と考え襲撃したのです。
韓国の場合
韓国の主張に賛同しないと、「無礼だ」「許せない」と考える国民感情が多くの国民にあり、内陸の奥に閉ざされたどこかの未開民族を連想させます。これはもうどうしようもないほど未熟な思考ですね。
なぜ「自分だけが最高」なのか、いや他の人たちもそう思っているのではないか
と考える心の余裕など、まったく見られません。また為政者がそういう風に世論を誘導した結果でもあります。
この件で私が不思議に思うことは、ヘイトスピーチよりもよほど悪質な破壊行為なのに、日本では「日本のヘイトスピーチのほうが重大に扱われている」ことです。
日本でのヘイトスピーチ ≪ 中国や韓国での反日破壊行為
のはずなのに
日本でのヘイトスピーチ > 中国や韓国での反日破壊行為
と考える日本人が多い、ということです。
もちろんヘイトスピーチは危険であり避けなければなりませんが、
- 中韓の破壊行為はヘイトスピーチと比較できないほど悪質
- 中韓の破壊行為はヘイトスピーチ以上の暴力行為
は中国・韓国以外なら、誰でも賛同できるでしょう。
なのに日本人の中には、日本でのヘイトスピーチのほうが重大な問題だ、と考える人が多いらしいが、これはなぜか。
①日本でのヘイトスピーチは「日本国内」で行なわれる。
まぁそれもあるでしょうね。だから大きく取り上げるので大問題だと考える人が多いのか。
②反日破壊行為は「日本国外」で行なわれる
直接被害が及ばないので傍観している、という一面もあるでしょう。いわば対等に比較できる情報も人も、いない。
③中国や韓国での報道の自由
反日破壊行為が頻発する中国・韓国には幾多の取材制限と国に不都合なことを無視する傾向があり、発生した国にとって都合の悪い情報は入らず、日本としては深刻には思えない、のかも。日本人が同地で取材できないのが最悪。
④民度が低い中国・韓国への同情心
後進国である両国がどんなにひどいことをしても、何も言わず「暖かく見守る」のが立派なよくできた人間である、と勘違いし自惚れている日本人が多いのかも知れません。あまりそういう用語を使いたくありませんが、「無知な人がリベラルぶる時に見せる弱点」と言えるかも。
みなさま、どうぞ、おしあわせに(笑)。