カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

カンムリワシ動画

2015年03月16日 08時33分56秒 | 野鳥(カンムリワシ)

撮影月日:2015/03/14 14:25
撮影場所:石垣島林道嵩田線の一つ北側の道

 

YouTubeへ動画をアップロードしましたので御覧下さい。

YouTube規格に合致するよう画質を落として FLV 変換しましたが、「短いながらも楽しいできばえ」なのかも知れません(笑)。ただし音声は削除しました。

YouTubeのカンムリワシ


バチカンと中国

2015年03月16日 08時25分22秒 | アジア

中国には、もう無数の問題がありますね。

  • 私の昔からの考えに、「共産主義は宗教」というのがあります。
  • 哲学と宗教の、どちらがいいかは別として、両者は似て非なるもの。宗教では「ある一線を越えて疑うことを許さない」し、哲学では「限りない疑い」を推奨しています。
  • それに対して共産党は一党独裁、つまり自分以外の政党を認めないこと、言い替えると「ある一線を越えて疑うことを許さないことから、立派な宗教だ、というわけです。教祖様の言葉を信じないのか、最高指導者の判断に逆らうのか、と声を荒げます。〔あららぐ(古語下二段活用)→あららげる→あらげる→荒げる(現代下一段活用)〕

最近のバチカンと中国共産党の関係について歴史をひもとくと、次のようになります。

  • 1921年 中国共産党結党
  • 1949年 中国共産が中華人民共和国を建国
  • 1951年 中華人民共和国がバチカンと断交
中国共産党には「宗教をも支配しなければ中国統一ができない」という呪縛があり、「信教の自由を否定」「宗教を禁止」したのはもちろんのこと、「言論の自由」さえ否定しました。いまどきこんな国は、アフリカの奥地にのみしか存在しないと思いきや、すぐ隣の中国に現存しているのですね。いわば中国共産党は、暴力に明け暮れる中国国民を統治するには武力しかないと判断したわけです。

従来の西欧の手法として、
まず宣教師が入りヨイショしながら布教をすすめ、やがて信教の自由から迫害を主張し、「信者を守る」と称して軍隊を派遣して侵略を開始し、いかがわしい不平等条約で占領を完了させる
という陰謀の伝統がありましたが、いくらなんでも江戸時代のキリシタン迫害のような中国共産党による「共産教」で中国支配をするとは、時代錯誤も甚だしい、と言わざるを得ません。

韓国でも「韓国風味の偽キリスト教」が爆発的に広まったようですが、信仰の自由を認めている日本では、江戸時代は別として、現在、別に禁止しなくてもそれほど広まっておらず、日中韓の宗教感覚のずれがあるようです。
  • 2006年05月 中国政府がバチカンの承認なしに劉新紅司教へ叙階
断交した結果、「まとも」なカトリック系は非合法となり地下へもぐらざるを得なくなり、中国共産党にヨイショする「偽カトリック」が公認されます。
断交後55年後のできごととはいえ「偽カトリック」がバチカンの承認なしに司教を認定したことになり、ますます共産党支配色を強めています。 
  • 2014年04月 中国浙江省温州市で完成目前の教会堂を取り壊し。
中国共産党が、カトリックの布教を断固拒否したもので、違法建築を根拠としていますが、いかにもとってつけたという法治主義ではない人治主義との印象が残ります。

中国共産党の手法としては、あいまいな法律で柔軟そうに見せ、その後いきなり「違法」を持ち出し強硬に打って出るもので、破壊間近の中国共産党が教会を破壊した、というところ。

交渉すると見せかけて、こぜりあいを起こして裏交渉を有利にしたいという未熟な言動が、北朝鮮を思い出させます。
  • 2015年02月 劉新紅が台湾を訪問
1ヶ月前のことですが、中国の「偽カトリック」司教が台湾で何をするのかが問題。

バチカンは中国と断交後に台湾と国交をもってきましたが、中国はバチカンに対して「台湾と断交せよ」と言い続けています。

私は宗教には何の関係もがないのですが、アメリカや日本が経済的利益とひき替えに中国大陸を承認し台湾と断交したのがどうやらそもそもの判断間違いで、近年その間違いが徐々に明らかになりつつあるように思えます。
元々台湾が中国の領土だと認めたようなものだから、それは歴史的にはまちがった見方だと思います。
 
  • 2015年03月バチカンが断交中の中国と接触していると表明 

もう何年も水面下でバチカンと中国とが交渉していたとするならば、北朝鮮がよくやるように、進展しない局面の打開をはかり、交渉を有利に導こうとして、中国が意図的にイザコザを起こしたものかも知れません。

こちらで「もともと中国がバチカンを尊重している」旨述べていますが、これは例の真っ赤な偽りですね。バチカンに忠誠をもちながら断交を続けるはずがないのですが、こんなことを平気で言えるのが中国人なのでしょうか。まぁ、説明が不十分、ということにしておきましょうか。二枚舌か三枚舌だとしても(笑)。

もう少しすれば中国共産党が崩壊するはずなので、それからでも遅くはないとは思いますが(笑)。

だいたい以上の流れだと思います。

中国共産党の「バチカンが台湾と断交するなら国交を回復してやってもいい」(中華の独善)という姿勢は、韓国の「韓国政府が主張する歴史認識を日本政府が認めるなら首脳会談に応じてやってもいい」(韓国の独善)という姿勢を連想させます。誰もが小馬鹿にしている「自己の善」を信じて疑わない独善そのもので、両者そっくりですね!

  • The People's Republic of China(PRC) claims that if the Vatican severs diplomatic relations with Taiwan, then PRC would establish diplomatic relations with the Vatican.(Chinese self-righteous)

  • If the Japanese government accepts the historical recognition that the Korean government is claiming, then the South Korean government also depends to Japan-South Korea summit.(Korean self-righteous)

いまでもしばしば「歴史認識」を持ち出す中国と韓国ですが、

  • 文化大革命〔1966-1967〕や天安門事件〔1989〕すら否定し関連発言を暴力で禁止している中国がまず歴史認識を改めること
現在でも、中国は文化大革命 (bunka-dai-kakumei 1966-1977)と天安門事件 (ten-an-mon jiken 1989)に関して発言することを禁止しています。
Even now, Chinese government has prohibited to speak in relation to the Cultural Revolution and the Tiananmen Square incident (1989).
  • 現存する国内の売春婦たちの社会問題を放置しながら70年前の慰安婦問題のみを強調したり、ベトナム戦争時の韓国兵士の残虐さを報道する韓国マスメディアへ退役軍人が殴り込む、という「言論の自由がない社会をつくってきた」韓国政府が、まず歴史認識を改めること

が先決であり、言う資格のないことを平気で言っていては、世界中から馬鹿にされ続けますよ、と忠告申し上げたいのでした。

これに拍車をかけるのが、事情を知らずにリベラリストを装う日本人たちで、中国政府・韓国政府の言い分のみを浮き上がらせているのが、国際関係を誤らせているようです。

かつて「悪魔の詩」発刊に際して各国で関係者が「イスラム教を冒涜する」として暗殺されたり襲撃されましたが、いま日本人は中国人や韓国人による暗殺や襲撃を恐れて、結局暴力の威嚇におののき、何も言えなくなっているようです。言わせておけばいいのだ、としているととんでもないことになるかも知れないと言うのに・・・・・・。

キリスト教絶対主義で私としては認められないフランスでの事故後の「言論の自由を」というデモでしたが、その勇気には敬意を払っております。

私は、バチカンが台湾の信者を裏切ってまで中国共産党と仲良くなるとは思いませんが、どうなることか見守るしかないようです。