本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
中国共産党が崩壊の危機を何度も経験して学んだことは
- 共産党が存続するためには、「批判を許さない言論統制」というムチ(鞭)が必要なこと〔歴史をねつ造しますが、これを絶対に批判させない厳罰主義〕
- 国民に革命を起こさせない(改善をさせない)代償として、腐敗を黙認した「金儲け」というアメ(飴)が必要なこと
こういう視点があれば、次のようなニュースも、よく理解できるはずです。
<リオ五輪>中国選手が開会式で赤っ恥!?地べたに座り込む=中国ネットは「どこが恥なんだ?」「長時間待たされていることを知らないのか?」と擁護
6日、リオデジャネイロ五輪の開会式がマラカナンスタジアムで行われたが、中国選手のマナーの悪い行動がカメラに収められ、ネットユーザーの間で物議を醸している。:Record china 2016年8月6日
私はこれだけで
「中国人のマナーが悪い」
とは考えません。ただし今までの中国共産党による
数え切れないほどの無頼さ、不作法、国際法無視
があったことを知っている場合には
「中国人のマナーが悪い」
と言わざるを得ません。
オーストラリア選手団長が中国の謝罪要求を拒否、全面対決の構え 中国国営メディアはIOCの態度を拡大解釈 競泳/リオ五輪:産経新聞 2016年8月9日
いつものように「絶対に謝罪しない中国が、相手に謝罪を要求する」のは、落語のようにおもしろいですね。
謝罪する人が謝罪を要求するのには品位が感じられますが、謝罪しない人が謝罪を要求するのには落語が感じられるのです(笑)。
オーストラリアのホートンの発言が「品位を欠く」のは分りますが、中国共産党がこれまで無数の「品位を欠く」言動を積み重ねてきたことを知っていると事情が異なります。
品位を欠き続けてきた人が、品位を欠く人に謝罪を要求するなんて、中国人でなければできないことですね(笑)。
私が総合的に判断するなら、「謝罪しない中国に謝罪する必要は、ない」となります。
中国をつけあがらせ有頂天にさせるのは、もうやめませんか(笑)。
上のもとになったニュースは以下の通りです。
ドーピングめぐり険悪〔競泳〕
ロシアの国ぐるみのドーピング問題が、リオ五輪に暗い影を投げ掛けるさなか、競泳男子400メートル自由形のレース後に行われたメダリスト記者会見で、優勝したホートン(オーストラリア)が2位の孫楊(中国)を「薬物違反者」とやゆする一幕があった。:時事2016/08/07
これが元となって、中国が謝罪要求に走ったというわけです。
さらにさかのぼると次のようになります。
水泳界で、薬物汚染で知られる韓国の朴泰桓(パク・テファン)に競り勝った中国の孫楊(ソン・ヨウ)でしたが、なんのことはない孫が薬物汚染されていたことが発覚。つまり薬物汚染同士の闘いでして、オーストラリアのホートンはこの孫楊をやゆしたのでした。
さらに大切なのは、こう主張する中国のネットユーザーが
- 発言が中国共産党の方針に反すると即座に削除されるだけではなく、厳しい罰を受けるという言論統制下にあること。
- よって日常的に、①積極的に中国共産党には非がないとヨイショするか、②いくら非があっても沈黙を保つしかない、ということ。
この反動でしょうか
外国人が中国共産党の弾圧を批判すると「異常に反発」
します。
- しかし、ご安心下さい。中国人のこの反発が「中国共産党の逆鱗に触れる」という恐れはなく、むしろ中国共産党推奨の行為なので、安心できる「ガス抜き」ですね(笑)。
- 中国のネットユーザーには、「相手をボロクソに言う」のには慣れているものの「自分が同じようなことを言われるのには我慢できない」という未熟さがみられます。ここに中国の一党独裁・言論弾圧・報道規制などをからめて考えると、分りやすいかと思います。
- こういった言論統制に守られた見せかけの「愛国心」を、私たちは十分に理解したいものです。
- 残念なことに「愛国」は、不適切な方向で使われることが多く、批判を許さない全体主義的な国や地域で見られるので、利用されないよう注意したいものです。「愛国」は中国・韓国では常用の単語ですが、アメリカでもブッシュや今回のトランプなど、危ない場合にも見られる単語です。
こういう傾向を知っていると、より忠実に物事を理解できるはずだと思います。
「異様」な締め付けをする中国共産党。
- 中国以外の外国が中国人に伝えたいことは、中国共産党による報道遮断で伝わることがなく
- 中国人は、外国から遮断された状態で、中国共産党に都合のいいことしか知らないまま、それぞれのことを判断するしかないこと
- 歴史を見ていると、中国人が情報を遮断されることなく全てを知った上で何かを判断することにも大いに疑問があります。しかし情報を遮断されて中国共産党に都合のいいことだけしか知ることができないとすると、二重に危ない問題があることになります。
- でもこう主張するかたがいるかもしれません。中国には、テレビや新聞やインターネットがあるではないか。だからそれは考えすぎだ、と。私はその純朴さを尊重しますが、こと中国に限っては、それは間違っていると断定できます。中国にはまともな意味での「マスメディア」が存在しないのです。すべてが中国共産党の宣伝機関に過ぎず、すべての通信手段が中国共産党の支配下にあるため、不都合なことがあれば即座に遮断する用意がなされています。日本の常識で中国を考えないことです(笑)。
日本では、中国に関して
- まったく関心がない人・・・・・・自分のことで精一杯か
- 実態を知らない人・・・・・・まだ真実を知る可能性あり
- 意図的に無視する人・・・・・・下心がありそうで危険
- 妙に美化する人・・・・・・中国共産党日本支部所属か
これらの日本人のおかげで、かろうじて日本での中国共産党認識が続いています。
ロシアの次は、順番とすれば
中国の「国家ぐるみの薬物汚染」
が暴露されることでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。