朝日新聞も
北朝鮮にボロカスに言われるほど立派に更生した、と錯覚させる記事で、昔を知っている人間としては感無量です(笑)。
ただし韓国もかつて、北朝鮮にソウルを火の海にしてやると言われました。文在寅が大統領になってからも、しばらくは北朝鮮に非難されていましたが、そのご文在寅は北朝鮮に急接近し、同時に日米から急離反し、ベトナムでの米朝会談決裂で南北関係さえ微妙な現段階です。
文在寅が、国外の支持を失ってでも公約通り北朝鮮への接近を変えないか、まさに瀬戸際外交の腕が試される時です。南北会談で2人だけの「ひそひそ話」の光景がありましたが、あれが瀬戸際外交の頂点だったのでしょうか。
文在寅が「無批判に北朝鮮へ接近」し続けるのが、韓国内で支持されるのかどうか、私には分かりません。
文在寅は
国内問題でも難問山積、国外問題でも思い通りにならず、これがすき間産業・無責任体制の行き着く先だったのでしょう。
こうなったら、せいぜい反日で頑張るしかありませんか。
あと3年後には大統領職を辞し「韓国の伝統に従って無事逮捕」され、「まっことご愁傷様でした」ということになるのでしょうか。
北メディア、連日の朝日新聞批判 ソウル支局長を「人間のくず」呼ばわり・・・・・・
北朝鮮メディアが、朝日新聞への批判を連日のように繰り返している。ソウル支局長を「御用保守論客」などと名指しで非難しているのだ。北朝鮮メディアは「絶対に許さず、必ず高価な代償を払わせる」と脅迫まがいの批判まで展開した。独裁国家による「言論の自由」への侵害を許してはならない。:zakzak 2018.6.13
ちょうど第1回目のシンガポールでの米朝会談のころの記事です。
たった9カ月前ですが、今となっては懐かしくなり、この会談の少し前でしょうか、米朝は「口ぎたなくののしりあう」関係から「ミサイル発射や核実験という威嚇をしない蜜月」関係へと変わりました。
しかし「仲介者」の文在寅が卑怯なコウモリを演じたため元の関係に戻るのでしょうか。米国ー南北朝鮮半島という会談でしたので、「仲介」というのさえ、間違っていますね。
こうした切羽詰まった時期ですが、韓民族の文在寅・金正恩は「責任はいつも、自分ではなく他者にある」という信仰に従い、決裂の責任は「アメリカ」や「日本」にあると信じています。
あなたは
文在寅が「かわいそ~」だと思いますか?
もしそう思うならば、あなたの判断は正しいでしょう(笑)。
外交交渉の際の北朝鮮代表団は、口角泡を飛ばし、感情激して拳(こぶし)でテーブルを叩くという。ウリのためなら「ソウルが火の海になるぞ」と平気で威嚇する。
しかしその彼らがレセプションになると恬然(てんぜん)微笑んで酒をついでくれるというのである。なぜか。レセプションのときには一緒に食べるので、そのときだけウリが広がるのである。不死身のウリはかように伸縮自在なのだ。:古田博司「朝鮮民族を読み解く」ちくま学芸文庫
しかし問題は、なぜわたしだけが狂ったのか、そしてなぜわたしを狂わせたのかということである。
民族が分裂して半世紀が過ぎたが、祖国を統一すると騒ぎながらも、たがいに敵視し、北は韓国を「火の海にしてやる」と大きな口をたたいている。これをどうして正常な神経をもった人間たちだと見ることができるだろうか。また、労働者や農民たちが飢え死にしているのに、労働者や農民のための理想社会を建設したと宣伝する人たちを、まともな神経をもった人だと見ることもできないはずである。そして同じ民族の少なからぬ人口が飢えているのに、われ関せずとデモばかりくり広げている南の人たちの考えもわたしとしては理解しがたい。
わたしは悩みに悩みぬいた末に、結局わが民族を不幸から救い出すための問題をもう少し広い範囲で協議しようと考えて北を離れた。そして南側の同胞たちと協議しようと決心したのである。:黄長燁(ファン・ジャンヨプ) 萩原遼訳「金正日への宣戦布告」文春文庫
このように
金正日(今の金正恩の父親)の側近中の側近である黄長燁が1997/04に韓国へ亡命したので、秘密を暴露されることを極端に恐れた金正日は「ニセの南北宥和」を思いつき、「宥和に邪魔」だとして亡命者黄長燁を干すのに成功し、韓国大統領金大中(在位:1998-2003)から金を巻き上げたあと、黄長燁が2010/10/10に、金正日が2011/12/17に亡くなると、元の敵対的な南北関係に戻り、何も変わりがなかったのでした。南北宥和は「演技」「偽装」「ニセ」だったのです。
太永浩(テ・ヨンホ)は
2016年8月駐英公使時に朴槿恵の韓国へ亡命し、10ヶ月後に文政権が誕生しました。ただし脱北者太永浩の場合は、左翼金大中政権に干された黄長燁のことをよく知っているので、左翼文在寅政権に干されることはないとは思います。
しかし、もしも最長3年後の任期を終えた文在寅のあと引き続き左翼政権が誕生するなら、再び太永浩が干される恐れあり、と私はみています。
どちらにしても
第2回米朝会談の前には、もう制裁解除は約束されたも同然と思っていた文在寅は、会談が決裂したことで驚きます。
こうなったら文在寅は、徹底的に反日に励み、日本の対抗措置を恐れることなく、在韓日本企業の財産を没収する挙(きょ)に出るしかないでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。