北京調査から教えられたこと
私は、2007年6月に北京を訪問した。:樋田大二郎
著者によれば
中国では、「応試教育(おうし:受験勉強)→ゆとり教育」へと代わりつつあるようで、応試の弊害は大きすぎたのです。
かつて人口抑制の目的で「一人っ子政策」がありました。
- いびつな人口構成になり、少ない人が多くの高齢者を養う必要性が生まれた(あまりにも多すぎる人口を減らす目的に目がくらみ、事前に分からなかったのでしょうか)
- いくら監視社会とは言え、中国の伝統に従い、袖の下でもって「目こぼし」を求め規制を逃れる人が続出し、戸籍がない人(隠れ人口)が増えた
- 一人っ子だとどうしても甘やかして育てるため叱れない親が増え、そういう人がまたまた子供を叱らなくなり、それでなくても問題が多すぎる中国人が、いっそう海外でマナー違反するようになってきた。
- いじめや閉じこもりや暴力など日本でも問題になっていることが続出した。
しかし
中国共産党が中華人民共和国を建国した経緯があり、「中国の国民よりも、中国共産党の存続のほうが大切」ですから、同じようなことを繰り返すでしょう。もちろん韓国もその例にもれません。
もしも「改善」が許される時代が来るとしたら、その時すでに中国共産党は存在しないことでしょう。
日本では、ゆとり教育が問題になっているのですね。
さてさて、皆様はどう思われますか。