「文大統領の仲裁論に米国務長官が不快感、韓米外相会談はないと…」:2019年03月25日[中央日報日本語版]
文在寅が
米朝間の仲裁者・仲介者たらんと欲するのですが、ことごとく失敗し、促進者と名前を変えざるを得なくなり、やがて傍観者に至り、何もできなくなります(もともと何もしてこなかった?)が、それでもなおかつ「韓国が主導権を握っている」と豪語し、なぜか無批判に北朝鮮へ接近します。
米朝問題では
韓国が主導権 ≠ 韓国が北朝鮮一辺倒
であり、同時に存在するはずがありません(笑)。
前者は単なるアドバルーン、後者が実態なんでしょう。
私は、文在寅が
正しい「卑怯なコウモリ」演者だと思いません。
まともな「瀬戸際外交」演者でもないでしょう。
もっとうまくやらねばなりません。今でも無批判に北朝鮮へ接近する姿勢を続けていますが、「間違いなく双方から不審の目で見られる」ことでしょう。
えっ既にそうなってるって? そだねー(笑)。
文在寅は、かつての反共政策に対して、漠然と違和感をもっていただけだったので、いざ自分がやることになったら、「ぶざまな姿」を見せてしまったようです。「ぶざま」とは言っても、石垣島の「ぶざま岳(322m)」とは何の関連もありません(笑)。
しかも「継続は力なり」と醜態をさらしています。
文在寅の姿勢
- かつては、人権派を自任(自認)していて
- 今では、人権派を差別する立場に変身した
これは
信念で「人権派」を演じていたのではないことを意味し、すでに「人権派」を放棄して数年以上経過しています。
トランプ政権で
文在寅への不満が最高潮に達しているらしいことは、十分理解できますが、対中国、対北朝鮮のこともあり、また韓国内で反米感情がこれ以上強くなるのを望まないようで、じっと我慢の子を「3年間」維持し続けています。
もうちょっとで賞味期限に達することでしょう。それ以上になると、麺が水分を吸い過ぎてぶよぶよになるに違いありません。
ベトナムでの会談後にトランプが文在寅へ電話したようですが、その内容がどんなものだったかについて私は知る立場にありません。
文在寅の発表では「トランプが、韓国に北朝鮮との仲裁役を求めた」となっていますが、これがトランプの対文在寅不信感につながっているようで、「アメリカの立場を北朝鮮に伝えるべきなのに、単なるメッセージを伝えるだけに終わった」のが許せなかったのでしょう。
誤訳の可能性があり、ハングルの語彙不足もあり得るでしょうし、トランプのいつもの癇癪にすぎないとも言えます。
あくまでも私の考えですが、これに関しては「韓国側に非がある」とみなしています。
文在寅政権側とすれば
いつも無責任なまま、外交長官康京和(カン・ギョンファ)をアメリカへ派遣したいようですが、トランプ側はいま受け付ける雰囲気ではありません。それは康京和を嫌っているからではなく、文在寅に対するもやもやした不信感がそうさせているのでしょう。
そもそも米韓では、北朝鮮に対する方針が違っていました。
- トランプの方針は、北朝鮮の核放棄
- 文在寅の方針は、南北統一(ついでに朝鮮半島の非核化)
文在寅が「仲裁・仲介・促進」できると思っていただけで、そもそもボタンをかけ違えていたのです。
第3国の研究者の説では
2017年11月トランプの「インド太平洋構想」に中国の意向を気にした韓国が参画しなかった
ことに原因があるとします。
反中国のいかなる試みにも文在寅が参加できないのは目に見えていました。
米製THAADミサイル韓国配備の問題で、いかに中国が韓国を経済制裁しても、文在寅は甘んじて受け入れざるを得なかったのです。
何も中国に言えない文在寅の反動が、徹底的な反日となって表れています。
こういった米韓の亀裂を目の当たりにしている日本。
普通ならば、これこそ日本の出る番としたいのでしょうが、韓国為政者の対日政策が最悪レベルに達している昨今、そんな動きは見られず、ただ韓国の対日方針に対抗するだけです。
「韓国外交官は米国を教化しようとし、日本は自分たちにできることはないかと聞く」・・・・・・
「韓国の外交官は会うとすぐにわれわれを教化しようとする。それから何々してほしいとお願いする。要請を聞き入れるとその後しばらく連絡が途切れる。少しするとまた連絡が来るが、会うとまた要請だ。日本の外交官は会うと先に『私はあなたのために何ができるか』と聞く。助けようとしてくれる。だからこちらも『われわれのほうでは何を助られるだろうか』ということになる」:2019年03月25日[中央日報日本語版]
さてさて、皆様はどう思われますか。