読み筋でしょうが、トランプが大混乱中です
国内では
大統領就任2年を過ぎ、2年後の再選をひかえておりますが、様々な異常事態が続き、まだ大統領弾劾手続きに入っていないことが不思議です。
- 国家非常事態宣言(2019/02/15)
トランプが公約として掲げていたメキシコ国境沿いの壁建設予算が議会を通過しなかったので、議会承認が不要な国家非常事態宣言をして建設しようとしました。しかしこの宣言に対して訴訟が多くあり、しかも「国家非常事態宣言が終了したという法案が下院を通過(2019/02/26)、次は3月の上院審議。もし仮に上院を通過しても大統領は拒否権を発動するとしており、この場合、再び2/3以上で両院を通過しなければならないので、宣言終了の実現は不可能(つまり非常事態宣言は有効になり壁建設が実現するの)でしょうか。
- 様々なトランプ訴訟
不倫疑惑や偽証罪などで、元側近らが有罪。
- トランプ弾劾の動き
司法妨害の疑惑に関して特別検察官モラーがどう判断するかです。近々報告書が出る予定。
- 2年後の大統領選挙を目指して
野党民主党から15人ほど、身内共和党からも数は少ないけれどもトランプを含め4人ほどの立候補声明がありました。立候補者数はもっと増えるかも知れません。
国外では
共和党が目指す「小さな政府」は影をひそめ、世界の警察官をやめることで不利益が生じています。
アメリカ第一の「鎖国」はいずこへ・・・・・・
- 朝鮮半島
国連制裁中の北朝鮮と2回の会談をもったけれども、進展なく決裂。制裁を強化するでしょう。
もちろんこの会談失敗の件で、資格がない「仲裁」者を自認する韓国は、アメリカではなく「日本が悪い」と言っております。はい、お疲れさん、次のかたどうぞ・・・・・・。
中止していた在韓米軍と韓国軍の合同演習の規模を縮小しながら再開する方針に北朝鮮は反発。これでミサイル発射実験や核実験が「威嚇」だったことがはっきりしました。つまり「威嚇」を中断して相手にも演習させない1年が経過しましたが、決裂したので相手が制裁を続け演習を再開するのだから、自分も「威嚇」を再開してもいいと判断したのです。
つまり米韓の演習を「威嚇」と受け取っているので、自分もミサイル発射実験や核実験という「威嚇」を再開できる、と考えているのです。
北朝鮮は、いま国連制裁されている最中であることを忘れているようです。
朝鮮半島は、中国の属国期間が長すぎた「反動」で
- 自分のことしか考えない
- 無条件で反日を続ける
- 改善ができない
ような人生観を醸成してきたと思われます。これは少なくともあと500年は、変わることがないし、変えられないのでしょう。
- 中国貿易
膨大な貿易赤字、知的財産権無視、強制的技術移転実態、通貨操作で貿易均衡を保つ疑い、など無数の問題があります。
中国が各国を威嚇してきましたが、今や同じ手法を使ってアメリカが中国を威嚇しております。ニセ法治国家の中国がどう対応するか。
- 中東イラン問題
アメリカは従来からイスラエルに偏りすぎていていましたが何とか核合意にこぎつけました。しかし、せっかく築き上げてきた合意から、トランプが離脱(2018/05)したのです。イランの宿敵サウジアラビアがアメリカから兵器をたくさん購入していることをお忘れなく。
何でもかんでも「反ユダヤ主義者」と決めつけて議論を停止させるのがアメリカの「限界灘」でしょうか。
- ロシア対策
米ソの冷戦では、ソ連が経済的に破綻し、ソ連崩壊に至りましたが、トランプが米露INF条約から離脱したのがロシア経済崩壊につながるのかどうか。
- ベネズエラ軍事介入
暫定大統領グアイドを支持し、軍事介入しようとしています。ベネズエラでは無数の難民が発生し、周辺国へ脱出していると言います。それでも法的に正当な大統領マドゥロは辞任せず、そんなベネズエラを擬似法治国家である中国・ロシアが支持しています。
- シリアからの「不完全撤退」
アフガニスタン、イラク、シリア、朝鮮半島などアメリカが介入した地域のほとんどで大混乱が続いています。それとも、もともと大混乱の中へアメリカが介入したのでしょうか。
米政権、駐留米軍経費の全額負担プラス5割上乗せ検討:iza 2019.3.9
まだ「検討中」らしいのですが
- 世界の警察を演じないと覚悟して撤退を覚悟しているのか
- それとも軍事予算を削減したいだけなのか
とにかく米軍が駐留している国は、反発しております、
韓国に関する上記ニュースは、「米軍が駐留しているのに大統領が無批判に北朝鮮へ接近」していることへの威嚇なんでしょうが、米軍が韓国から撤退すれば、間違いなく中国がのさばってくるに違いありません。
その時、日本がどう出るか、難しい問題です。
さてさて、皆様はどう思われますか。