おでかけ大好き

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上五島 前田旅館 五島手延うどん

2019-11-14 20:48:59 | お泊り
今日のお宿、前田旅館です。
玄関入るとすぐ目に入るのが、見覚えのあるアレ。



ジャカジャン!



お名前失念しましたが、昔のお相撲の親方さんだそうです。



その親方さんが泊まったとき書いてくれた額。この親方さんが、この五島出身の力士を弟子にとってくれたのだとかなんとか。

女将さん「なんでも鑑定団」に出演したそうで、長崎も静岡も東京放送ははいらず、ずっと先の放送になるらしい。

「キャー絶対見ます〜」
旅館入ってすぐそんな話になりました。

電話予約のときから、親切でフレンドリーだったというのは納得。

お部屋に案内されてすぐ女将にいきなり明日の予定を聞かれます。

予約のときに女将に教えて貰った、旅館まで迎えに来てくれるレンタカー屋さんに予約済み。

明日は14時台のフェリーで長崎に向かうまで、約5時間ほど、行きたかった世界遺産の頭ヶ島天主堂は、その日だけ見学不可。

女将は地図に書き込みながら、回るべき教会、オススメの五島うどん屋、食べるべきメニュー、見るべきビーチ、時間調整に入る喫茶店までバッチリ予定をたててくれました。

そして翌日はもちろん、女将の教えどおりのルートで時間もバッチリでしたので、乞うご期待。



Kさんが車窓からチェックしていた近所の五島うどん屋(売店のみ)さん。女将もオススメなので、夕飯前にでかけてみます。



五島うどんは、麺に椿油が入っているので、ツルッツルピカッピカ。箸で掴めないほど。



古い建物を内部はモダンにリノベーションしています。レジ上の三階の吹き抜けと屋根組がカッコいい。



お土産の乾麺や、製麺の際の切れ端、ふし麺、キビナゴのオリーブオイル漬けを買いました。



夕暮れの中、斜陽の商店街をぶらり。
スーパーに向かいます。
地元スーパーで、長崎在住のKさんの指南で、お土産を買います。





アゴだし(トビウオ)、キビナゴの煮干し、ちゃんぽん麺などなど。
そして夜の酒盛り用のアルコール。

日本酒党のKさんも地酒を抱えてニコニコ。

ところで、わすれんぼと噂の女将さん、私達の夕飯忘れてないよね?



お造り。これ三人前には多すぎない?
ハマチ、アジ、タイ、イカ。
そして九州といえばのアラ(ハタ)高級魚だぁ。




五島牛。普通すき焼き鍋に1枚だけど、なんとめくってもめくっても肉。立派なのが3枚くらいあった!





煮物はやっぱり甘め。




これ、うどんのフシ麺。お吸物にしてつるり。



まだ食べ切れないところへ、かっとっぽ(ハコフグの味噌詰め焼き)登場。

長崎のKさんは食べたことあるそうで、五島名物の高級料理なんだって。
いつでも食べれるわけでもないみたい。
女将は「小さくてごめんね」というけど、いやもう充分。



ビール飲んでたのですが、かっとっぽ来たら、日本酒でしょと、Kさん狂喜乱舞。

女将が持ち込みのお酒持ってきて飲んでいいよ!とのこと、Kさん部屋の冷蔵庫にダッシュ!!

酒盛りになりましたー。
食べるのに忙しくてお酒の写真忘れた〜。

日本酒通のKさんセレクトだけあって、辛口過ぎないのにすっきりまろやかな飲み口で、グイグイイケちゃって、ヤバイ奴でしたよ。

ヤバイよヤバイよ。
































若松島のキリシタン洞窟、上五島。

2019-11-14 16:50:00 | お泊り
若松島のハリノメンド(針の穴)、幼子を抱いたマリア様にみえる。

奈留島の港に戻り、ガイドさんとお別れ。ツアーの方たちの中には、ガイドさんと共に福江島に戻る方たちも。

ツアーといえども、要相談でアレンジ可能のようです。私達も終点まで行かず手前で(結局宿の前まで)送ってもらったし。五島の人たちは驚くほど、善意があるのでなんとかなります。

港で船を見送ってくれるガイドさん。出港直前に慌てて船の窓をバンバン。

このあと海上から見物する、キリシタン洞窟とハリノメンドの資料を渡し忘れていたと(汗)おかげでその資料を参考にできます。

投げキッスで送られました。アガペー。



明治元年、迫害を避けてこの十字架像の下にある洞窟にキリシタンが隠れた。



紺碧という名前の色だな。



朝食を炊く煙を漁師がみつけ、捕らわれ、拷問を受けた。



洞窟は結構広く反対側に抜けて、海に出ることもできるらしい。



昭和42年、祈念のため十字架とキリスト像が設置された。

現在年に一回11月頃、洞窟の前でミサが行われている。その写真をどこかの教会で見たけど、十字架前は20人くらいの方が立てるほどの広い平らな岩場になっていました。



他にも洞窟はたくさんあるのだとか。



天気よく波も穏やかな夕暮れ。ツアー客みんな甲板にでて身を寄せあい、しばし、ゆらゆら。

なんという贅沢な時間。


キリシタン洞窟のある岬を廻って反対側にでると。



聖母子像のカタチに見えるというハリノメンド。夕陽が差して神秘的。



ハリノメンドの右側のこのあたりに、先程のキリシタン洞窟の抜け穴があるそうです。






若松島大橋をくぐって、若松港ターミナルへ到着。ここで、まだ東京から来て半年と衝撃の告白をした船長さんともお別れです。

そして旅慣れてるイケイケなお姉さま方とも。

出会いと別れを繰り返すツアー。
この先は、港で待っていた超のんびり運転のバンのタクシーのおじさんが「11人しか乗れないぞ〜」(ぴったり11人だった、良かった)と送ってくれます。

先程船でくぐった若松大橋を渡り、隣の中通島へ。

時間合わせのためだったのか、驚くほどののんびり運転。でも後続車もいないし、すれ違う車もないし。

誰も通らないのにとても広く新しい道路。地元の大臣のおかげだそう。

道中、海の向こうに並ぶ巨大クレーン


上五島には、国家の原油備蓄しているタンカーが5台置かれている基地があるそうで。

有事の際、3ヶ月?くらいを賄えるのだとか。そして4年?に一度、入れ替えがあり、島外から作業員が集まり、島がとても活気づくとのことでした。

そんな大事なモノがこんなところにひっそり、いやでっかり?、あること知りませんでした。

安全運転でお話好きのよいおじさんでしたが、残念ながら、とても詳しそうなパンフレットを人数分くれなった。このブログ書くのにほしかったにゃー。

中通島では中心街と思われる有川港そばの宿の前まで送って貰い、みなさんとお別れ。

他のおば様たちは、この先の超高級リゾートホテル「マルゲリータ」にお泊りだそうです。















下五島縦断クルーズ 世界遺産の旧五輪教会堂

2019-11-14 11:22:18 | お泊り
久賀島の旧五輪(ごりん)教会堂、世界遺産です。




午後は福江港から、久賀島、奈留島、若松島、中通島へ世界遺産教会巡りツアーです。



この船で出発。



後方席だったので、エンジン音で説明聞こえず、波飛沫で景色見えず。



ガイドさんも工夫してくれてますが。



久賀島の五輪教会前に到着。陸路では車で直接入れない地域だそう。



オレンジの建物が新五輪教会堂、左手の瓦屋根が世界遺産である旧の教会堂。



海がコバルトブルー。岸壁からスズメダイの幼魚(青)が見えました。



なぜ世界遺産かというと、五島に現存する最古の教会堂だった浜脇教会(明治14年建築)を昭和に移築したため。とても古い教会建築方法だそう。





外観は日本家屋なんですが。



教会の側には山があり、必ず石蕗の群生。





教会内部。ここはもう教会としては使われていないので、ここだけは内部の写真を撮れました。



コウモリ天井というらしい。ひとまず先を急ぎます。







祭壇前。いろんな教会のいたるところに見られるJHSの文字は、「救いの人イエス」よ頭文字なんだとか。因みにキリストというのは、称号名だそう。謎多し。



この柱の上が古い建築の方式だそう。説明できないけど。





後光がさしてありがたいガイドさん。



とてもチャーミング(わすれんぼ)なガイドさん。五輪真弓さんのお父様がこの集落の出身だそうです。





うす暗いためか、ピンぽけ写真ばかりでごめんなさい。



この天井板が外れたところ、世界遺産になると勝手に直すこともできず、そのままなんだとか。




窓の外に海。



これは懺悔を聞く側かな。



懺悔側では、懺悔とは無縁な無邪気なこどもがカーテンで遊んでて微笑ましい。



引き戸なんだ。









五島の教会を彩るのは常にツワブキ。



手を合わせたくなりますね。





天主堂と書かれてます。



浜は赤茶の石、右側に積まれてるのは青い石、手前は白い石。




新教会の見学は組まれていないので、慌てて写真だけ撮ってきました。







船着き場。本当に青い。

次は隣の奈留島へ移動します。











水ノ浦教会、高浜海水浴場、魚籃観音展望台。

2019-11-13 08:30:18 | お泊り
福江島で二軒目?の水ノ浦教会です。





ここも近代的ですね。





内部の写真が残せれば、記憶が蘇るのですが。うーん、記憶が…。
そうそう、Kさんが表示より手前の道に入って、駐車場がわかなくて登って降りた裏側に駐車スペースがあったところですね。

るるぶを見て確認。ふむふむ。
昭和13年完成で木造教会堂としては国内最大規模だそう。

堂崎も水ノ浦も明治、昭和の完成で、比較的近代的で装飾的な建物。2つとも世界遺産ではないのです。世界遺産の教会は、福江島以外の行きにくい島にあるのです。

正面〜側面は洋風ですが、裏手の高台から教会を下に臨むと、馴染み深い和風建築の屋根瓦が見える…ハズでした。
登ってないけど。

高台にはキリスト教風のお墓。

そういえば、五島の教会はほぼ海に向かって建てられていて、裏手に山を背負ってる地形ですね。風水?防風?水があるところ?



時間を気にしながら、高浜海水浴場へ。
天気がよければ、エメラルド色の海と白い砂浜、「日本の渚100選」なんだって。



海の家はもちろんやってない。





ちょうど引き潮で水際が遠い。



曇り空から日が差したり、雨がボツボツ。天気がよければさらにキレイなんだろうなぁ。







駐車場で地元のおじさんに、あの高台の魚籃観音展望所からのビーチの全景を見ていくように勧められて、寄ることに。

ついでにお昼に道の駅を教えてくれました。五島の方みんな親切。

魚籃観音展望台は行ってよかった!
晴れさん、写真をありがとう!



さかなクン風に言うと、鯛の入った籠を提げた観音様がギョランになる湾の外。


そして離れるとエメラルドグリーンに輝く入り江。







おじさんに教えてもらった、道の駅「遣唐使ふるさと館」食べる気満々だったのに、なんと本日、団体様貸し切り。ではお弁当をと探しても、物産はあれど売ってない。とほほ。



そして周囲に飲食店も店もなにもなし。お昼抜きを覚悟した頃、通りがかりのお店に、Kさんの直感でIn!



地元のバラモン凧。

五島の男の子の初節句に、兜を加えた鬼の凧(バラカモン(元気者)→バラモン)を揚げるんだって。

新築や開店祝いや魔除けなどに飾ることもあるんだって。



ちゃんぽん一択。
長崎のちゃんぽんは甘いそうですが、ここは甘くない、具沢山、美味しい。



+ラー油そして、お酢も入れて味を変えて楽しみました。

あー美味しかった。感謝。

さて、このあとはまた福江港に戻って、レンタカーを返却。午後からは世界遺産ツアーに参加です。






長崎五島、堂崎天主堂。

2019-11-13 00:18:00 | お泊り


博多港から福江島方面へ向かう野母商船の「太古」です。大きい船です。



お忘れかもですが、3つほど前の記事の続きです。

この太古は、朝8時に福江島に着くまで五島列島のいくつかの島に寄港するため、その度にアナウンスと共に灯りがつき、乗客の乗り降りがあり、全く眠れず。というのが前回の記事。

その後船内も空いてきたので、毛布を持って空いてる暗がりに移動。一時間ほどうつらうつら。



目が覚めるとすっかり夜が明けていて、途中通学のために乗船した女子高生がいっぱい(女性専用なので)

毎日お船通学なのね。楽しそう。



五島列島って、五つどころか、複数の湾のある複数の島々が連なっていてくっついていたり、橋で繋がっていたり、無人だったり。



まさかこんなに高い山々があるたくさんの島々があるとは知りませんでしたよ。



どの島も個性的なカタチで見飽きない。




今回は世界遺産の教会を見る目的です。



上陸後、福江港の乗船場で朝ごはんのお弁当。マツキヨはあるが、コンビニはない。

長崎の友人Kさんは、激安お得な貨物船(客室もあった)で到着。

レンタカー屋さんでまちあわせ。6月に静岡で会っているので、お久しぶりな感じもなく。

午前中だけレンタカーで福江島の教会を巡ります。しっかりものの晴れさんが、ばっちり下調べして予定を組み、行動派のKさんが運転してくれるので、バッチリ。申し訳ないので、ワタシは旅の共通財布の管理人をします。



五島の中では一番大きい福江島。



車窓から、福江港近くのなにか?


島影が映る海を眺めてドライビング!


堂崎教会の駐車場に到着。



駐車場のトイレも教会形。
今思えば、周りにお店がある観光地っぽい教会はここだけでした。





時間があればここで海を眺めながら、マドレーヌを食べたいところ。








アクセサリーなども売ってるマドレーヌ屋さん。Kさんは朝ごはんにするつもりでマドレーヌを購入。





映えポイント。



お隣のオシャレ可愛いおばあちゃんが営むちっちゃいカフェでコーヒーを注文。



インテリアとか売ってる椿油のラベルのデザインなどは孫がやってるそうで、センス良い。

テレビの取材もくるのも納得の、素敵なスカーフを巻いたキュートな店番ばーちゃんでした。



いよいよファースト教会、堂崎教会です。



そういえば、入場料を払ったのは、五島ではこの教会だけでした。



もちろん、ステンドグラスは椿のモチーフ。





260年もの禁教弾圧の時代が終わり、五島で最初の洋風建造物だそう。





すべての教会は、内部の写真撮影不可です。ここは資料館なので、隠れキリシタンの象徴ともいえるマリア観音や教会に集う信者たちの写真などたくさんあります。



外の光が差し込む内部のほうがステンドグラスはキレイなんですが、撮影は外だけ。それでも素敵。



高台にあるマリア様のルルド(泉)から教会を見下ろす。今回の旅で気付いたのですが、教会を上から見下ろすと、屋根や鐘楼などが美しく見えますね。神様目線で。



引き潮のようで遠浅が続く汀。
ここに船でやってくる信者の写真もありました。



岩の色で潮の満ち引きがわかる。

時間がないので、マドレーヌを食べる間もなく出発。



移動しても移動しても、車窓はインスタ映えな海です。