岐阜県川辺町で白扇酒造の酒蔵祭りに参加したあと、東隣りの八百津(やおつ)町にやって来ました。十数年ぶりの訪問です。
ここは木曽川の川湊があった歴史のある町、今でも古い町並みが残っています。
この先に、地元CBCテレビの「地元愛されフード」で紹介された定食屋があります。この日、そちらでランチです。
ここです、ここです、昭和8年創業の三勝(さんかつ)屋!
への次郎 「味があるなぁ~」
奥さん 「昭和の定食屋だね」
古い町並みに溶け込んだお店でした。
ちょうど昼時、店の中でも、店先の駐車場でも、名前を書いた客が順番を待っていました。
30分待って店の中に呼ばれ、丸椅子に座ってしばらく待機です。
店内狭小、満席。色紙・貼り紙多し。
お奥さん 「三勝って、何?」
検索したら、「味に勝つ、量に勝つ、値段に勝つ」という意味だそうです。期待できます!
待っている間、メニューを見て事前注文するのがここの流儀。ほとんどの客は、パーコー料理を注文します。で、我々もパーコーに決定!
注文を伝えると同時に、3人がやっと座れる唯一の座敷に着座、
福助くんとご対面。
壁には色紙、メニュー、写真、ちっちゃい提灯、だるま・・・。一つ一つ丁寧に見ていたら、見終わらないうちに出てきました。
への次郎が注文したパーコー定食(1000円)です。
への次郎 「これがパーコーか!」
地元以外では知られていない、でも、八百津町民には愛されているパーコーです。
検索したら、パーコーとは、豚ロース肉を天ぷら風にサクッと揚げ、刻みネギをたっぷりのせたもの。中国風ということで、醤油にニンニクとラー油を注いだタレを作っていいただきました。
食べてみると、肉は厚くなく、パリッパリのころもが主張していました。
奥さんは、とりパー丼(880円)を注文。
甘口のタレがかかったご飯の上に、豚ロースのパーコーと鶏肉のパーコーが半々のっていました。
食べてみると、鶏肉の方が肉の味を感じられ、こっちの方が口に合いました。
食べ終わって、お水を飲んで口の中を爽やかにしていたら、
奥さん 「ほら、杉原千畝!」
への次郎 「えっ? ほんとだ!」
壁に杉原千畝(ちうね)さんの写真が貼り付けてありました。実はこの近くに杉原さんの記念館があるので、行ってみることになりました。
つづく