への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

寅さんのロケ地 ( 第29作あじさいの恋 )① 木崎湖の北岸

2021年06月06日 | 寅さん

寅さんのロケ地に行ってきました(2021/6/1)。

場所は長野県大町市木崎湖周辺、第29作『あじさいの恋』の冒頭部分のロケ地です。この部分の撮影は、三つに分かれます。木崎湖の北岸での撮影、南岸での撮影、それにアルプスの風景です。これらすべてのカットについて、撮影場所を回ってきました。

映画が始まると、博一家と寅さんによる「すずめのお宿」の劇が流れます。劇が終わると、大糸線の電車が走り去る映像が映し出され、歌が始まり、キャストとスタッフの紹介に入ります。

 

電車が走り去る場面

この場面の撮影は、木崎湖の北岸にある海ノ口駅の北側の踏切付近で行われました。

    

踏切は撤去されていて、もうありません。ただ左前方にある松と杉の木は、ロケ当時のままです。このあと、電車の通過とともにカメラが振られ、木崎湖の北岸が映し出されます。

 

木崎湖の北岸

この映像は、踏切の近くから撮っています。よく見ると、桟橋の上に人が立っています。ベージュぽい色の服を着ています。寅さんでしょうか。

    

桟橋があったのは、湖岸の真ん中にある小さな木の左あたりです。しかし見あたりません。なくなったのでしょうか。

映画ではこのあと、北アルプスの風景が映し出されますが、あとで説明します。

 

寅さんがたたずむ桟橋

この場面は、木崎湖の北岸から撮影されました。両手をポケットに突っ込んだ寅さんポーズです。

    

桟橋はやはり、ありませんでした。ただ桟橋を支えていた杭が何本か水中に残っていて、水面上にわずかに出ていました。

 

もう一つの桟橋

この場面は、寅さんが立っていた桟橋から撮影されました。

   

こちらも桟橋はなくなっていて、枯れた葦の向こうに、桟橋を支えていた杭が水面上にわずかに見えました。

 

木崎湖の北の水田

この場面は、桟橋のあたりから撮影されました。

   

右上に見える電柱に沿って、大糸線と国道148号が走っています。左下にあった物置は、なくなっていました。

このあと、寅さんはカバンをもって、この場を離れて行きました。どこへ行ったのでしょうか。

                                   つづく