「三州足助 見どころあれど よき食事処見えず」 への次郎
●おか山
足助の古い町並みを散策したあと、お食事処を探しましたが、見つかりませんでした。で、事前に調べていたところに電話予約。ちょっと距離はありますが、そこに向かうことにしました。
足助から豊田市中心部に向かう国道153号線沿いの割烹・小料理のおか山です。
店内に入ると、テーブルにも、壁にも、メニューらしきものがありませんでした。
店員さん 「お料理は、電話予約されましたよね」
への次郎 「はい」
こちら、昼のランチは2種類だけのようです。しばらく待って、
奥さんの季節膳・花、出てきました。
「うわ~っ!」
右上は、新鮮なマグロとタイの刺身。よく出会う、ダメな刺身とは全く違います。左上は八寸。ショウガがきいたマグロ?のフレーク、卵焼きにモミジを形どった生麩、野菜の胡麻和え。その下は、自家製の一夜干しのカマスとカブの甘酢漬け。右下は、青じそ・しその穂・キュウリ・キャベツ・人参などが入った自家製の浅漬け。味噌汁は、煮干しだしのきいた赤だしでした。
つづいて、季節の煮物と揚げ物が出てきました。
煮物は、里芋・栗・エビにモミジを形どった生麩。揚げ物は、オクラを何か魚で巻いて、さらに湯葉のようなもので巻いて揚げてありました。そこにシメジをのせ、餡をかけ、シシトウを添えてありました。
への次郎の丼彩彩、出てきました。
「うぉっ! 天丼とアジのづけ丼の、W丼だ!」
天ぷらもアジも、たくさんのっていました。丼物以外は、奥さんのと同じ。
つづいて、季節の煮物が出てきました。これも同じ。
最後はデザートです。
梨、シャインマスカット、マロングラッセの3種盛りでした。
季節の食材を使った手の込んだお料理で、おいしくいただきました。ボリュームがあり、老兵のお腹は、パンパンに。
しかもお値段、この手間このお味このボリュームで、税込みで一人1500円ですよ!
驚き連発の「おか山」でした。
●浦野酒造
美味しい料理に、すきっ腹も満たされ、気持ちよく運転していたら、酒蔵の看板を発見。
「う~ん…、ちょっと寄ってみるか」
「きれいな建物」
そこは、創業150年、手造りにこだわっている小さな酒蔵浦野酒造でした。
お店に入ってみると、品揃えは多くはありませんでした。で、秋限定の菊石しぼりたて本醸造を購入。
冷か燗で、という助言にしたがい、夕飯のときに冷で。
「どれどれ」
なるほど。やや辛口で、コクのある味わいでした。
「けっこう!」