雨が止んで蒸し暑くなったこの日、友達に連れられて、愛知県岡崎市にやって来ました。
市街地から北に向ってどんどん進むと、やがて竹林が広がった山間部に入って行き、
着いたところは、聖徳太子が建立した「東海最古の古刹」真福寺です。
駐車場に車を止め、お寺に向かって坂道を上って行くと、
竹のトンネル!
ひんやりとした竹林を通り抜けて境内に入ると、
日陰にしっとりとアジサイの花。
見上げると朱色の空中回廊。
起伏が激しい境内を回りやすくするために、張り巡らされていました。
右手に回ると、
高い石段があって、左右には無数の白い旗。「ん?」
たもとに・・・、
一休さん!
看板の文字を読んで、作法に従いました。
結構きつい石段を上りきると、本堂に先客。ちょっと待って、
鐘を鳴らしてお参りしました。それから、回廊を左に進むと、
「あらっ!」 風景をじっと見て、微動だにしない外国人観光客。
こちらのルートを回避し、反対側に回ると、
「招福の鐘」。打とうとしたら、鐘の下に注意書き。
への次郎 「ひと打ち200円かぁ・・・」
友達 「オレは、心の中で打った」
友人に従いました。
回廊をさらに進み、
裏手に回ると、
左に大師堂、右には真新しい朱色に塗られた八柱神社本殿がありました。
大師堂をのぞくと、神々しく光る鎌倉中期の慈恵大師像。思わず合掌。
境内をひと回りし、少し離れたところにやって来ました。
ここでお昼です。中に入ると、
100人以上収容できる大広間。あの外国の人たちも、ひと足早く来ていました。
いただけるのは竹膳料理のみ。
出てきました、1600円のお料理です。これが基本形で、これにオプションが付きます。
酢の物、漬物、厚焼き玉子以外はタケノコが使われていて、食器も竹製。
ゆっくり、たっぷりいただいて、二人ともすぐには動けなくなりました。
友人 「一年分食べたなぁ、タケノコ」
への次郎 「そうだなぁ」
友人の大袈裟な言い方が、大袈裟とは思えず、即、同意してしまいました。