への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

多治見修道院と桜 ②

2022年04月08日 | 

修道院の東に花桃が植えてあります。その東には、ブドウ畑が広がっていました。ブドウ畑を取り囲んでいる生け垣は、お茶の木です。自家用でしょうか。

 

ブドウ畑の前の遊歩道を東(右)に進み、ブドウ畑をぐるっと一周して駐車場にもどることにしました。

 

遊歩道を歩いて、ブドウ畑の東端に来ました。右奥に見える桜の木々の奥に、ログハウスが建っています。遊歩道を右に迂回し、そこをめざしました。

 

修道院の対面、ブドウ畑の一番奥です。花桃が植わっていたのは、左奥です。

 

ここで、ブドウ畑の反対側を見たら、白い花をつけた大きな木がありました。

この木、何だろう?

木の下にいた人たちに聞いたら、ナシの木だそうです、それも実をつけない。ちょっと前までは、葉がついていなかったので、木全体が雪をかぶったように真っ白だったそうです。

 

ナシの木を通り過ぎると、ブドウ畑の北端に沿って真っすぐに西に伸びた道がありました。

この光景も、ヨーロッパの農村そのものだ

ログハウスは桜の右奥、そこに入って行くと、

 

満開の桜の向こうにありました。

 

ログハウスは、一般の人も利用できるそうですよ。

 

ログハウスの向こうに、修道院の風見の塔が見えました。

 

駐車場までやって来ました。ログハウスの裏に止めていた愛車が見えてきました。

 

多治見修道院岐阜県東農地方の桜の名所です。しかし平日の朝だったからでしょうか、満開にもかかわらず花見客は少なく、ゆっくりと桜を鑑賞できました。

 

修道院の東に広がっふたブドウ畑、ちょっと気になって、帰って調べました。広さは、3千坪をこえるとか。ここで収穫したブドウを使って修道院ワインを造り、儀式で使ったり、修道院の売店で販売しているそうです。

そうかぁ、ここはワイナリーなんだ

                                              


多治見修道院と桜 ①

2022年04月06日 | 

4月になり、各地から桜の満開情報が届くようになりました。

晴天になったこの日、岐阜県東農地方の桜の名所にやって来ました(2022/4/4)。来たのは全国的にも珍しいカトリックの修道院、多治見修道院です。場所は虎渓山(こけいざん)永保寺の南のふもと、多治見北高校の隣りです。

 

修道院の裏の北駐車場に車を止めると、満開のの向こうに修道院の塔が見えました。

 

突き当りを右折して表に回り、南から桜と修道院を見て行きました(オレンジ色の線)。

 

正門付近にやって来ました。

この建物は、昭和5年(1930年)に建設された地上3階、地下1階の木造建築です。

 

修道院の屋根の真ん中に見えるのは、風見の塔でしょうか。

 

正門からちょっと後退して見あげると、桜が垂れ下がっていました。

 

さらに表の南駐車場のあたりまで後退して見ると、

中世のヨーロッパを偲ばせる雰囲気を持つ光景です。

 

遊歩道に沿って修道院に近づくと、満開の桜の下にたんぽぽ

 

ちょっと前に寄って、塔をアップで見ました。

 

そこから右手を見ると、ブドウ畑の向こうに修道院の東側半分が見えました。

ヨーロッパの農村と見まがう風景です。

 

この後、修道院に沿って東に移動すると、花桃がきれいに咲いていました。

 

                               つづく

                                      


昔の名前で出ています

2022年04月04日 | 雑記

 ♬  中国にいるときゃ 中国産と言われたの

    日本じゃ熊本産と 名乗ったの…  かぁ

 

熊本県産偽装アサリの件が全国に知られて、ふた月になります。地元CBCテレビは3年前からこの件を独自に取材し、放送してきました。その集大成として3月30日に「偽りのアサリ~追跡1000日産地偽装の闇~」が放送されました。ただ東海3県でのみ放送されたので、知らない人も多いでしょう。

 

への次郎、観ての感想は、これまでにCBCで放送されたものの再編集が中心で、新味はありませんでした。ただ改めて感じたのは、熊本の漁業関係者の職業倫理観の完璧な欠落と、熊本県当局の水産行政にかかわる意識の欠如と業務の怠慢です。偽装は地元では、地域住民も以前から知っていたといいます。本来なら、マスコミを含め地元で取り上げて、正すべきことでした。

 

番組を観て一つ救いだったのは、かつて偽装にかかわった関係者が偽装せずに販売する取り組みを始めたということです。成功してほしいものです。ただ取材によると、この取り組みに参加する熊本のアサリ関係者は、ごく少数だそうです。熊本県産偽装アサリの闇の深さ、改めて感じました。その熊本、まもなくアサリの出停止を解除します。

 

スーパーに行きました。ついでに鮮魚コーナーをのぞくと、隅にひっそりといました。目を凝らして見ると、中国産。昔の名前で出ていました。

お前も悪者にされたな。がんばれよ

                                       


違います 人間国宝の作品

2022年04月02日 | 鑑賞

岐阜県多治見市シデコブシを鑑賞した日、帰り道に近くの美術館に寄りました。それは、ここ。とうしん美濃陶芸美術館

ここは地元の東農信用金庫が所蔵するコレクションなど現代美濃陶芸の作品を多数展示しています、しかも入場無料で。

 

建物の中に入ると、

受付に人はいませんでした。コロナ対策でしょうか?

 

赤矢印の先に進むと、

展示場への入口がありました。ここも無人。

 

そこにポスターか貼ってありました。見ると、

東農信用金庫創業100周年記念事業として、美濃焼人間国宝6人の作品を今年一年かけて順番に展示します、と書いてありました。

   への次郎 「こりゃ、すごい顔ぶれだ!

   奥さん  「知ってるの?

   への次郎 「そりゃ、知ってるよ

   奥さん  「で、今回は誰?

   への次郎 「加藤。うん??

 

あとで分かりました、加藤土師萌はじめ)さんと読みます。

         

展示会場に入り、最初の作品を見て、

あっ!!

無人の展示会場に、声が響きました。

 

その後、一つ一つ鑑賞して行きましたが、声の連発です。さすが人間国宝の作品、全然違います、出来栄えが。素人目にもわかる違いです。

   

この人は、釉薬をかけて焼いた陶磁器に、赤・緑・青・黄・紫などの上絵具で彩色して、低温で焼いて発色させる技法を使っているそうです。とにかく、いろんな色を上品に出していて、「色の魔術師」という感じでした。

 

47作品をじっくり鑑賞しました。その中で一番感銘を受けたのが、この作品です。

           色絵釉裏金彩食籠(いろえゆうりきんさいじきろう)

    

        

これは、多治見市美濃焼ミュージアムのHPからとった映像ですが、実際に見た通りには写し出されてはいません。初見の印象は、ガラスケースの中で玉虫色に輝く上品な丸い陶磁器、という感じでした。

 

いいものを拝見できました。

感動の余韻にひたって出てきたら、玄関の向こうに咲き始めた桜。

 「庭もいい!